Gowri festival・鳩

下痢に悩まされることなく朝まで寝ることができて、うんちょすもちゃんと出ました。やっと枕を高くして寝られる。とりあえずリンゴとヨーグルトを食べて出勤した。

 

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明日はガネーシャ祭(Ganesh Chaturthi)で祝日なので、さっそくマンションの入口の前に恒例の絵図が描かれていた。

で、会社に行ったら、チームの一人から「今日はGowri Festivalなので会社には遅参する」というメールが来ていた。Gowriってなんじゃろうと思ったら、ガネーシャの母親であるパールヴァティ女神の別名らしい。つまりガネーシャ祭の前日はパールヴァティ祭ということなのだ。ほんと祭だらけだな。

 

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下痢が治ったとはいえまだ昨日の今日なので昼食は抜くつもりでお昼休みも黙々と仕事していたのだが、どうやら胃腸がすっかり回復したらしく猛烈な空腹が襲ってきた。そこで仕方なくやや遅めの時間にカフェテリアに行ってひとりで食べていたら、テーブルの目の前に鳩がやってきた。もはやまったく人間を恐れていない。とりあえず手を振って追い払ったが、そのせいで手に雑菌が付着してまた腹壊したら最悪だなとちょっと嫌な気分になった。その後インド人のお姉さんが「ここ空いてたら座って良いかしら」と訊いてきたのでどうぞどうぞということで斜め前に座ったら、また鳩がやってきてお姉さんのサンドイッチのパンくずを狙い始めた。そのお姉さんも露骨に嫌そうな顔をしながらグーで追い払っていた。

それにしてもこの鳩というやつ、昔のトラウマを抜きにしても、至近距離で見るとまるで可愛くないどころか汚らしくて不気味ですらある。特に目がキモい。感情がまるで感じられないからだろうか。鷹か何かを飼いならして3〜4羽ぐらい放し飼いにしたらこいつらを根こそぎ駆逐してくれないかな、なんて妄想した。

Columbia Asia Hospital(日本人のヘルプ付き)

あんなに絶好調に思えた月曜日だったのに、深夜からまた腹くだしが激しくなってしまってトイレに張り付く羽目になった。District 6の店じまいのショックだろうか。腹痛もなにもなく、ただひたすらシャーシャー出続ける状況で、まあ年に1〜2回こういうババを引くこともあると覚悟はしているのだが、それにしても今回は長引いているので気になる。なにしろオシッコと同じような勢いでシャーシャー出ていくのだ。けっきょく深夜から明け方までほとんどずっと便座に座っているような状況だったのだが、トイレにこもってスマホで検索していると(便利な世の中ですね、ホント)、次のページに書かれていた内容が自分の状況と良く一致する。

 

インド2 - MIZUTANIKEITA ILLUSTRATIONS

起きてから1時間で7、8回の下痢。

一日のトータルで20回近い下痢。

しかも毎回勢いが衰えず体内の水分がひらすら出て行く感じ。

 

日本でする下痢とは違い、ほとんど水のような下痢。濁流。

下痢下痢書きたくないのに…インドのせい!ムキー

 

いやほんとムキーですよムキー。発熱しないのがせめてもの救いだろうか。

 

この方は低予算旅行でずいぶん苦労されたようだが、海外赴任者にはもう少し安全な道がある。ジャパニーズヘルプデスクというものがあって、バンガロールであれば今まではBrigade Gatewayから車で1時間ほどの場所にあるSakra World Hospitalだけがヘルプデスクの対象だったのだが、最近になって範囲が拡大され、9月からBrigade Gateway内のColumbia Asia Hospitalも対象になったのだ。上記リンクを見るとまだこれらの情報は反映されていないようであるが、いずれ載るだろう。基本的にはヘルスケアプログラムや海外旅行保険に加入している人向けのサービスであるが、困っている人を見捨てたりはしないはずなので、体調が苦しくてにっちもさっちも行かなければ、とりあえず電話して相談すれば良いと思う。以下、あとでパンフレットを頂いたので読者のご参考までに載せておきます。バンガロール在住の人であれば、まずここに掛ければあとは対話していけばなんとかなるだろう。

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そういうわけで初めてジャパニーズヘルプデスクに電話してみたら、日本人の方が出てきてとても丁寧に対応してくれ、無事に12:30で診療予約を取り、時間になったら病院の入り口で待ち合わせましょうということになった。 この時の安心感といったら。

 

家族はそれぞれ用事で外出したので、とりあえず経口補水液を自作(レモンが無かったので塩と砂糖だけで作ったらすこぶるマズかった)して水分補給しながら会社のメールを見たり書いたりして過ごした。週末もそうだったのだが、日中は下痢が止まり、深夜に突如激しくなるのだ。11:00ごろにまたトイレに座ってみたが何も出てこない。一体何なんだろう。こんな状態で診察を受けて「全然問題なし」とか言われたら困ってしまう。せめて強力な下痢止めぐらいは処方してもらおう。

どうでもいいが、「経口補水液」で検索するとクックパッドが上位に引っかかってきた。ほんと皆さん何でも作りますね。

 

そして12:30に病院前に着くと、電話で対応してくださったYさんが待っておられた。挨拶をしつつすぐに所定の手続きに向かう。向かうと行っても基本的にYさんがエスコートしてくれて、自分はそれに従っていればすべて滞りなく進んでいくのだ。これは本当に助かる。今日はたまたま腹くだし以外の問題はないけれど、高熱に浮かされているような時だったら本当に涙目になるほどありがたいことだろう。最後に頼りになるのはやっぱり日本人だ。

 

対応してくれた医者の先生はキリっとしたエリート風の女医さんで、テキパキと診断をこなし、僕の拙い説明にも辛抱強く耳を傾けてくれ、最後に「まあ、この国では色んな原因で悪い菌もらうから、とりあえず抗生物質をあげましょう」ということになった。あ、やっぱり自分たちでもそう考えてるんだなと思った。相棒の友人情報によると「単なる風邪とか腹くだしでも説明の仕方によっては即入院とか言われるよ」ということだったのでビクビクしていたが、とりあえず先生にはコイツは大丈夫と判断されたようだ。最後にYさんが先生との間でピシッと事務手続きを終え、先生に御礼を述べて退室。合間合間に多少の待ち時間があったとはいえ、初めて訪れた時の始末に負えない混乱っぷりを思うと、信じられないほどスムースに進んだ。待ち時間に関しては、そもそも患者が待合室にひしめいている状況だったので致し方ないだろう。とにかく、ジャパニーズヘルプデスクの威力を思い知った。

 

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そうして抗生物質とその他もろもろが処方された。日本語の説明書きもYさんに書いてもらっていて本当に助かる。家に帰ってきたら15:00ごろだったのでさっそく飲んだが、そのおかげかどうか、夜になったけど今のところシャーシャー出る気配は無し。

 

「今日はジュース・果物・お粥なら食べていい。薬を飲んでも今日一日は下痢が出るかもしれないが、それは大丈夫だ」と言われたので、とりあえずリンゴを買ってきてすりおろして食べたり、お粥を作って食べた。今晩はどうなるだろうか。とりあえずタオルでも腰に巻いて寝るつもりです。垂れ流しみたいになったら嫌だから。

 

豆知識だが、下痢のことをLoose Motionと言うのだと初めて知った。Diarrhea(ダイアリア)が正当な英語で、Loose Motionのほうはインド製英語らしいのだが、日本で一般的に「腹壊した」とか「ゲリピー」とか言うように、こっちのほうがインド的には通じるんだろう。またひとつ賢くなってしまった。

District 6 終了のお知らせ

会社で昼食を終えた後、パントリーでささやかな楽しみのアイスを食べていたところ、奥さんから指定されたうがい薬でうがいにきたYMさんが「そういえばYSRさんから聞きました?」と言ってきた。「え?何ですか?」と訊き返したら「District 6潰れちゃったんですよ」というまさかの衝撃的な情報が返ってきた。率直にいってかなり動揺した。後でYSRさんに確かめにいったら、本当に潰れたらしい。土曜日に行ったら閉まっていて、日曜日にまた訪れたら看板から何から全て無くなっていたという。「Brigadeにいる理由の30%ぐらいが消えた」と二人して残念がったのだが、いまだに信じられず退社後に自分の目で確認しに行ってみた。

 

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完全に廃墟状態であった。衝撃のあまり激写。

 

それでも諦めきれず、Zomatoに載っている連絡先に電話を入れてみたら、一つは「電波が通らないか電源が切れている」というメッセージが出てきて、もう一つはいつまでも応答がなかった。いやマジで30%どころか50%ぐらいBrigadeに住む理由がなくなったんで、誰かなんとかしてください。

二日酔いの日曜日

さすがにラム酒を頂きすぎてちょっと頭が痛い状態で目が覚めた。相棒も似たような状態であり、当然酒を呑んでいない子供だけが元気なのに反して、大人はまったく機能しない状態だった。まあ、日曜日だしこういうぐうたらな時間の過ごし方も悪くない。

 

夜、日本総領事館から「最近のガソリン高騰に伴い、当地自動車運送業協会が「揮発油税」の減税を求めるためのストライキをカルナタカ州内で実施するとしています」とのお知らせが入った。いわゆるバンドというやつだ。職場のチームメンバーからも「明日はどうする?」という連絡が入った。新聞で読む限り、正式に休日を宣言しているのは今のところ学校や大学といった教育機関のみなので「明日の朝、交通機関が正常に動いているようだったら出社、交通機関がクローズするか、自己判断で危険と思ったなら、出社は控えるように」と伝えた。

 

僕は歩いて1分だから出社します。

GERI

とかなんとか言っているうちに、深夜から猛烈な下痢に見舞われた。あぁ人体にはこんなに水分が入っているんだという勢いでシャーシャーと下痢ピーになり、ついでにゲロも吐いて、明け方に電車のプォーンという汽笛が聞こえてくるまでまんじりともできずにずっとトイレとベッドを往復していた。途中から実とか具らしいものも出なくなってひたすら透明な黄色い液体がドバドバ出るような状態になったのだが、そんな状態でググって分かったのは、その黄色い液体は腸液で、体内の不純物とか害毒を必死に体外に排出しようとしいているらしい。そのうちに肛門がヒリヒリしてきて水で洗うのも辛いぐらい痛くなってきたのだが、それも「腸液はアルカリ性で、本来は消化物と一緒にやってくる酸性の胃液を中和するためのものなのだが、下痢のときはアルカリ性のまま直に出てくるので、それが肛門の粘膜を痛める」ということだと知った。少なくともググって出てきたページにはそう書いてあった。

そうかーそうなんかと思いつつ、07:00ごろにやっと少し落ち着いてきて、そのままたまにトイレに行ってシャーっとしながらウトウトと寝るというサイクルを繰り返し、昼過ぎにはやっと便座に座ってもブホッという屁しか出ないという状況になって落ち着き、食欲も戻ってきた。そこで体重計に乗ったら、普段は66kgの体重が64kgにまで落ちていた。何が問題だったのか未だに分からない。プーケットに行ったときに何か拾ったのか、インドに戻ってから拾ったのか。相棒が「胃が重い」と言いつつ同じ症状には見舞われていないのも解せぬ。あるいは、相棒も数日後に同じ状況に見舞われるのだろうか。

 

なんだかんだで15:00過ぎには体調は完璧に戻ったので、かねてから招かれていたMさんのご自宅に予定通り伺って奥様手作りの和食に舌鼓を打ちつつビールとラム酒を堪能した。ついでにワンコとニャンコにも癒やされてきた。ワンコとニャンコはいい。人間社会の潤いだ。いつになるか分からないが、俺も日本に帰ったらワンコかニャンコを飼うんだと心の底から誓った。

胃の不調

最近雨が降ってないことに気が付いた。季節的には雨季のはずなのだが。まあ、傘持っていないから降られると困るし道も混むので、降らないほうが嬉しいんだけど。

 

昨日の夜から胃の調子が悪く、なんだか重くて張った感じがして食欲も湧かないし気持ち悪い。なんと相棒まで同じ症状で、色んな面で症状が一致している。最近なんかヤバイもの食べたっけ…と二人して振り返るのだがあまり心当たりがない。食中毒だったらもっと猛烈に下痢と嘔吐をする(経験上)ので、単に変なものを食って当たったということでもなさそうである。とすると、胃に来る類の風邪だろうか。困った。

北海道の地震

今朝の記事作成時に書こうと思っていてうっかり漏らしてしまったが、日本時間9月6日の午前3時ごろに北海道で地震発生。最初は震度6と報道されていたような気がするが、いつの間にか7になっていた。しかし気象庁地震情報のページを見ると震度6強とある。いずれにせよ強烈な揺れだったことは間違いない。

会社に言ったら若手のローカルスタッフに「日本で地震だってな」と言われた。そこからしばらく自然災害の話になり、「インドでもケララで大洪水だし、日本は洪水・猛暑・地震の三重苦だし、ヨーロッパでも広域で猛暑の熱波だし、今年は世界的にヤバイな」という話になった。「なんとかあと4ヶ月をサバイブして今年を生き抜こうぜ」というアホなジョークで会話は終了した。

 

インドに来る前から思っていたことだが、日本って決して住みやすい場所ではないんだよなぁと改めて思った。社会インフラ的には世界でも上位の快適さだと思うが、一方で地震・火山・台風・大雨・洪水・津波と、ホームラン級の自然災害のオンパレードなところに加えて、黄砂・スギ花粉・猛暑・多湿・厳寒・大雪…とQOLを下げまくる現象だらけで始末に負えない。

 

バンガロールが日本並みに清潔になって、メトロがJR並にバンガロール市中に張り巡らされて、ラーメン屋と牛丼屋とコンビニが進出してきて、日本米と日本の調味料が自由に買えるようになったら世界最強だな、と思った。