月曜にムンバイ予定

来週月曜日にまたムンバイに行くことになった。パートナー会社と一緒にお客様を招いてワークショップのようなものを開催するのである。それはそれで良いのだが、問題はよりによって会場がムンバイという点だ。なにしろ超豪雨と洪水で大騒ぎになっている場所なので、そんな状況で本当に決行するのかと。

天気予報を確認すると、ムンバイはあと数日はずっと雨降り状態となっている。主催するパートナー会社の人に「本当にやんの?」と確認すると「客がやると行っているんだから、やるしかないだろう」という。「客がそう言ってるにしても、こちらから積極的に客の安全を考慮して判断するとか、本来そうすべきではないか?」と返したら「まあ、客もこちら(=ムンバイ)の状況は当然知った上でやると言っているのだから、向こうに従おう」という。「それは分かったが、こういう緊急事態が予測される場合には、そちらは普段どういう対応をするのか。何らかの段取りというかプロトコルみたいなものは無いのか」と念押しで訊いてみたら「日曜の夜に判断して、月曜日がどうしても危険そうであれば関係者全員に連絡することにする」と言われた。日曜の夜か、日曜の夜ね。遅ぇよという気がしないでもないのだが、とりあえずキャンセル可能な航空券を手配した。「まあ、保険に入っておいたほうがいいな、HAHAHA」とアホなジョークを言われたが、とりあえずこちらも大人な態度で笑って返した。

Paytmウォレット復活・会社カフェテリアのドーサ・新聞記事

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PaytmのKYCをやらずにUPIモードでひたすら使っていたのだが、ふとアプリの過去の通知を眺めているとAadhaar情報とPANカード(納税者カード)だけでKYCができるという状況になっていた。Paytmのアプリからあれこれ申請すると、Paytmのエージェントが指定した場所までやってきて、Aadhaarを使った指紋認証を行ってKYCを済ませてくれるのだ。そういうわけでさっそく申請して、今日エージェントが職場の受付まで来てくれた。簡易指紋読み取り機みたいなものを持って訪れてきたのだが、装置の感度が悪いのか僕の指紋が薄すぎるのか、何度も読み取りエラーになった。ちょっと焦ったが、指を代えて試しているうちに読み取り成功し、わりとあっさりKYCが終わった。すると、もう3ヶ月近く前に凍結されていたウォレット内の金額が復活した。素晴らしい。UPI連携も悪くなかったのだが、暗証番号を入力するひと手間を少しずつ煩わしく感じるようになりつつあったので、指紋読み取り(iPhoneの場合)で完結するウォレットモードのほうがやっぱり便利である。

今回のKYCはいわば簡易KYCで、ウォレットにお金をチャージして使うことしかできない。他人のウォレットにお金を転送したり、逆に他人からお金をもらう場合には、Full KYCという手順を踏む必要がある。これもAadhaar情報とPANカードだけで済むらしいので、いずれやってみよう。というか、改めて思い返すと実は今日一気にFull KYCまで出来たはずで、確かにエージェントのおっさんがそんなようなことを言っていたような気がするのだが、カンナダ語混じりだったので良く分からなかった。

 

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まったくの偶然だが、定時後夕方のカフェテリアに行ったら、ドーサを食べている人たちを発見した。ここでドーサ食えるのか!近くを見ると、確かにドーサを焼く鉄板とシェフがいるカウンターがあった。値段を訊いたら59ルピーだという。安。Paytmも使えるというので、さっそく簡易KYCを済ませたウォレットに活躍してもらうことにした。涙が出るほどあっさり支払い完了し、ドーサにありつく。表部分のパリパリのクリスピーさと裏側のふっくらした食感が絶妙で、あのシェフは何気に結構な使い手だった。今後もたまに食べてみよう。

 

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友人にハグしようとしたら口が臭いと言われて拒絶されたので激高してナイフで刺し、助けてコールを受けて駆けつけた弟のほうも同じように刺したという、ろくでもない話。いまいち状況を頭に描きにくいのだが、刺したほうは刺されたほうが弟を呼ぶのを黙って見ていたのだろうか。

 

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もう2年以上も前にブラックマネーや偽札の根絶を狙って高額紙幣の廃止(Demonetization)が行われたのだが、やはりというかなんというか、偽札は絶えませんねという話。

午後半休で日本領事館・スタバで空耳

午後半休を取得してメトロでCubbon Parkまで行き、日本領事館でちょっとした手続きを済ませる。午後2時ぐらいに職場を出発したのだが、一通り済ませてBrigade Gatewayまで戻るとまだ午後4時だった。一瞬職場に戻ろうかとも考えたが、どうせあと1時間で定時だし、そもそも半休を取得しているのだから、まあいいかと思ってひさびさにオリオンモールのスタバに入り、メールをチェックしたり書き物を済ませたりした。スタバはこの非日常感が良い。

 

書き物に没頭していたら、ふいに「お客さまどうぞー」と生々しい日本語が聞こえてきて、反射的に「はい」と言って振り返ってしまった。その先には普通にインド人の店員がいて、突然反応した僕を怪訝そうに見ていた。たぶん客の名前を呼びながら商品名を叫んでいたのを僕が空耳したのだと思うが、超恥ずかしくなって居たたまれなくなり、そこそこ長居もしたしなと自分に言い訳しながらノートやラップトップをカバンにしまってそそくさと退散した。

 

夜、またオリオンモール前の広場からひゃーひゃーと歓声が聞こえてくる。今日はインド対バングラディッシュらしい。こちらもパキスタンほどじゃないがインドとは仲が宜しくない国なので、確かに盛り上がるだろう。28点差でインドが勝ったらしい。なかなかの接戦である。

水の話

バンガロールは最近雨が降っていないということをちょっと前に書いたが、会社のとある会議の直前、人が全員揃うまでの間にローカルスタッフと少し雑談していたら、「いまムンバイはヤバイぞ」という話が出た。なんでも先週僕らがムンバイ出張に行って帰ってきた直後の日から猛烈な雨が続いているらしく、在宅勤務指示を出す会社も多いのだという。そして、これから行う会議はまさにムンバイの会社の人との電話会議なのであった。会議が始まった直後に「ムンバイはすごいらしいですね」と言うと「いま自宅だよ。会社からの指示で在宅勤務中だ。窓の外の風景は水びだしだな」とのコメントがあった。

その一方でチェンナイは記録的な渇水により都市の水瓶が干上がっている状況で、なかなか危機的な状況なようだ。こちらはこちらで在宅勤務になるケースが出てきたそうである。要するに会社でも従業員用に水を確保したりトイレやパントリーの水を節約する必要があるということで「各自、自分の水は自力で確保するように」とのアドバイスとともに在宅勤務命令…ということらしい。ムンバイとチェンナイとで、まるで両極端な状況に陥っているわけだが、結果的にどちらでも在宅勤務が多発しているというのが面白い。面白がっている場合ではないのだが。

 

バンガロールは今のところチェンナイほど危機的な状況ではないと思っているのだが、同席していたローカルスタッフの間でも「まあ、まだ大丈夫だろ」という人と「いや、あと2週間ぐらいこの調子が続けばチェンナイみたいになってもおかしくないぞ」という人もいる。僕もどちらかといえば後者のほうだろうと思っている。水は備蓄しておくに越したことはない。

インド対イギリス

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またも外からピャーピャーと大歓声が聞こえる。

 

見学することにした。

 

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どうやら今日はイギリス対インドらしい。写真を撮ったのはちょうど7:00ごろだが、今この瞬間(21:10)にライブ中継サイトを見ると337 vs 143でイギリス優勢となっている。しかし、さっきからワーワー騒いでることからすると、きっとインドが追い上げているんだろう。これでもし負けたら、明日の職場ではインド人たちは機能しなくなる気がするので、勝ってくれることを祈る。

 

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数日前に新聞の集金がやってきて相棒が日中に対応してくれたのだが、領収書を見ると2ヶ月(MayとJune)で300ルピー、すなわち1日5ルピー程度という恐るべき安さ。おそらくこちらの新聞は広告料でほとんどを賄っているんだろうな。

 

<7/1 00:39追記>

どうにも結末が気になったので結局夜更かししてしまった。

すべて終わった。

〜〜糸冬〜〜

まあ、僅差だからむしろ闘志を燃やして仕事に邁進してもらえるかもしれない。

ペペロンチーノもどきを作る

以前お昼を頂いたDさん宅で頂いた、チリをヨーグルトでマリネしたやつでペペロンチーノもどきを作ってみた。もどきというのは、たとえばアンチョビが入っていないとか(入ってなくても良いらしいけど)、ニンニクが本物を薄切りにしたやつではなくておろしニンニクのチューブのやつだからとか、そういう理由である。

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レシピもなにも見ずに本能だけで作ったわりには我ながら上手く仕上がった気がするのだが、チリを入れすぎたせいで猛烈に辛くなり、食べているそばから顔中に汗が吹き出してきて顎と鼻の先から滴った。チリ3本ぐらい入れたのだが、一本のそのまた半分ぐらいでも良かった。

 

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最近また雨が降らなくなり、そのせいで沼の水位が徐々に下がり始めた。そのうちアラル海のように干上がりきってしまうんだろうか。さすがにないか。