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外の世界

6:00ごろに起きる。時差ボケは早くも解消できたっぽい。パッと顔を洗ってホテルのビュッフェで朝食。昨日と同じものしか食べなかったので詳しいことは省略。

 

部屋に戻ってひとっ風呂浴びてニュースを見る。目に止まったローカルニュースが幾つかあった。

  • 地下鉄が開通。3段階(フェーズ)分けでプロジェクトを進めており、第1フェーズの東西線(18km)が開通して、今日からオープン。このあと第2フェーズの南北線開通を2020年目標で進めていくらしい。最後の第3フェーズは東西南北をそれぞれ延長するとのこと。これだけならふ〜んで終わるんだけど、最期まで聞いているとJICAが協力しているそうで、意外なところで日本が絡んでいた。明日にでも行ってみるべ。
  • 父が運転手、母が家政婦という家庭の14歳の少女が、父と同じく運転手をしている青年との交際を親に止められ、「彼といっしょでないと生きていけない」という遺書を残して自殺。
  • 28歳の警備員の青年が、親に結婚を反対されて憤慨し自殺。いままで2回ほど縁談があったけれど職業がネックで破談になっており、焦っていたところだった。親は経済状況を理由に「まだ結婚は早い」と引き止めていたという。

インドで恋愛するのは大変だ。

 

さて、今日はオリオンモールの中をじっくり覗いてみたかったので10:00ごろに突撃してみる。例によってセキュリティゲートをくぐって中に入ると、昨晩と違って閑散としており、店はまだほとんど閉まっていて、客の人影もまばら。近くにいた警備員に店が開く時間を訊ねると「10:30だ」という。…が、10:30になっても開く気配がほとんどない。たまにシャッターが開いていて明るい店もあるけれど、店員は普通に商品の近くに椅子を持って来て座りながらスマホをいじっており、商売する気ゼロ。そういえばIさんが「オリオンモールは開くの遅いですよ。11時ぐらい」と言っていたなぁと不意に思いだした。ご忠言を無視してスミマセン…。

 

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寂しいうえに薄暗い。でも少ないながらも人はいるんだよな〜。何やってるんだろう。自分と同じでただフラフラさまよっているだけか?

 

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バイカー御用達みたいな店。あとで分かったのだけれど、インドはバイクやスクーターに乗っている人がとても多い。

 

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世界的な有名ブランドの店もいっぱいある。面倒だから撮らなかったけど、ラコステとかTOMMY HILFIGERとかZARAとか、日本で見かける店はだいたい見つかる。

 

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2階はレストランとフードコート専用フロアになっていて、そのなかでは一番シャレオツな雰囲気の店。でもメニューが外に掲示されていないので値段が分からない。

 

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スイーツ。奇抜なものは無いけれど、やはり値段が記載されていないので水準が分からない。みんな気にせずとりあえず買っちゃうんだろうか。

 

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シネコンも入っている。これはインドローカル映画の看板。ターミネーターみたいな悪いやつに挑む5人組ということだろうか。

 

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やたらと男臭い映画3連発。インド映画の主演を張る男性はみんな「草食系なんてこの世に存在しませんからwwwっうぇうぇwww」という勢いでマッチョな人ばかりな印象。

 

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モールの最上階から眺めた風景。

 

この最上階が異様に暑い。歩いているだけで息が苦しくなる。そしてハトが平然と入り込んでいて巣を作ったりしてるw。たとえば:

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これはボーリング場だけど、入り口の上にハトが数羽いるのが見えるだろうか?

 

あまりに暑いので下のフロアに撤収。一気に涼しくなる。今度は入り口階(Upper gound floorと書いてあった)より下に向かう。

 

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エスカレーターから降りた目の前で車を展示している。インド財閥系のタタ・モーターズの車。見た目は普通で日本人の美感にも合うのだが…

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思いっきりハトに蹂躙されてます。

 

というわけで、賑わいゼロで閑散としているので撤退する。じっくり楽しむつもりだったのに当てが外れて困った。そこで、一気にゲートの外に踏み出してローカルな世界に踏み込んでみることにした。その結果がこちら。

 

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ゲートのすぐ外。ここはまだ比較的まともに見えるけども…

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気を抜くと足元はこんなことになっている。

 

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大学らしきもの。銅像は創立者だろうか。写真だと分かりにくいけれど、建物は唖然とするほどみすぼらしく汚れていて、貧民街のスラム建築だと言われても信じてしまいそうな朽ち果てっぷり。でも学生らしき若者が周辺に沢山いるので、いちおう機能はしているもよう。

 

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突然現れるゴミ溜まり。すえた臭いがぷんぷん漂ってくるので閉口する。不法投棄かと思ったらどうやらゴミ処理場らしく、ゴミ収集車っぽい車と掃除人と思しき人たちが2〜3人いて何やら作業していた。

 

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バイカーが多いことに気づいた。そしてみんな当たり前のように二人乗りしている。

 

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住居関係の写真。もっと生活感溢れたところもたくさんあったけれど、観察するのに夢中で撮影し忘れた。上の3つはぜんぜん綺麗なほうです。特に3つ目はちょっと薄汚れている点に目をつむればデザイナーズマンションと言われても納得しそう。しないか。

 

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歩いていて気づいたけれど、樹木がとても多い。しかもデカい。日本のちょっとした規模の街になると、道端でこんなに大きな樹が茂ってる場所なんてまずないだろう。

実はこの出歩いている時点での気温は36℃で、いわゆる猛暑日だった。自分は寒いよりも暑いほうが好きな人間なので調子がいいぐらいだったけど、水を持ってくるのを忘れたのでここで切り上げて戻ることにした。

戻る途中で、実にハードコアなインドっぽい場所を通り抜けた。写真を取るのが憚られたので何も残っていないけれど、そこは商店街のような人が密集したところで、本当に一皿20ルピーぐらいの安い食事を振る舞う店が並び、市井のおっさんや兄ちゃん達が道端で小蝿(ブンブン群れている)を追い払いながら右手を使って一心不乱に食っていた。道はでこぼこの極みで歩きにくく、ゴミのすえた臭いとも排泄物ともつかない臭いが立ち込め、排気ガスと土埃が舞いあがり、往来の車はひっきりなしにクラクションを鳴らす。車の通りが激しいにも関わらず歩道はあってないようなもので、その上に柳のような樹の枝が垂れ込めていて、しかも切れた電線が樹の枝に混じってぶら下がっている。見上げてみると普通に電線から垂れているので、触れた時のことを考えるとゾッとした。

というわけでやっとの思いでゲートの中に戻ってきたけれど、著しく興味をそそられるので、今度はもう少し予習をして、安全そうなルートを計画的に探検してみようかと思う。

 

お口直しに、ゲートの中の巨大マンション。

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このスケール感が分かるだろうか?日本でもまずお目にかからない、まさにマンモス団地っぽいこの佇まい。

 

ホテルの中に入ると別世界のように清潔な空気が漂っていた。部屋に戻るとクタクタ。フル◯ンになって水を飲みながら、いま体験してきたことをちょっと思い返してみた。

  • 貧富の差が激しいということは分かっていたつもりだったけれど、それにしてもこの格差社会っぷりは日本の比じゃない。たぶんゲートの中と外とでは世界が根本的に違う。
  • 到着初日にホテルのポーターが「バンガロールなら英語さえ喋れればまったく問題ない」と自信たっぷりに言っていたけれど、少なくともいま歩いてきたところでは英語はほとんど通用しない。
  • 基本的にはみんな外国人に無関心。自分が歩いていてもみんな一瞥もくれない。そういう意味では歩いていても違和感は無かったし、危険な雰囲気もまったく感じなかった。これがデリーとかになるとまた違うんだろうけれども。
  • 樹木がとても多いのに、なぜか瑞々しさを感じない。土ぼこりが多いせいか。
  • 歩道の未整備っぷりは、10年ぐらいまえに出張で訪れた時に車の中から見た雰囲気とまったく変わらないように思えた。格差社会が解消されないかぎり、貧乏人たちのためのインフラの整備は今後も絶望的っぽい。

LINEやメールをこなしているうちにウトウト。気が付くと夜7時近くだったので、夜ご飯を食べに行く。そういえばマクドナルドがあったなぁと思ってまたオリオンモールを訪れてみると、朝とは比較にならないほどの人出。老若男女、カップル、子連れでごった返していた。インド人はどうやら夜のほうが活発になるようです。店もみんな開いていたけれど、面倒なので特に写真はほとんど撮らなかった。以下、個人的に面白かったものをちょっとだけ。

 

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ピカチュウドラえもん。特にドラえもんは人気らしくて、ドラえもんの風船を持ったお子様をたくさん見かけた。

その他、雑感。

  • シャツ・ズボン・靴などは、みんな思ったよりも高い。Tシャツが一着2000ルピーや4000ルピーなんてのはザラ。靴も5000ルピーやら9999ルピーなんてのばかり。イメージとしては、ダイエーやイトーヨーカ堂の服売り場よりも心持ち安い程度か、場合によってはそれらよりも割高なぐらい。ただし外見はどれも日本で売っているものと同じ水準に見えるので、同じような質のものは世界のどこに行っても同じような値付になるということか。
  • 文房具も高い。こういう場所で売ってるものはどれも日本と同等以上の値段がする。何の変哲もない安っぽいノートが一冊400ルピーだったり。
  • 書籍コーナーにある本は8割がた英語で、残り2割がヒンディー語タミル語のもの。英語本コーナーには「Graphic Novel」という名目でアメコミや日本漫画(の英訳版)があった。バクマンBLEACHNARUTOなどの単行本が見つかったけど、一冊400ルピーぐらいなので日本円だと700円前後とちょっと割高。変わったところでは子連れ狼が全6巻で売っていてちょっと物欲が刺激されたけど、一冊2100ルピーだったので諦めた。

そうこうしているうちにフードコートに到着。Baskin RobbinsやSubwayなんかもあるし、イタメシを扱っている店もある。さっそくマクドナルドで、噂のマハラジャバーガーを頼む。ちなみにマクドナルドのレジがいちばん繁盛してました。

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唐辛子が大量に入っていて顔中から汗が噴き出るほど辛いことを除けば、味はいたって普通。あと、ドナルドの目が怖い。

 

というわけで今日は終了。明日はメトロに挑戦してみるか、それとも下町をもう一度探検してみるか、いまも思案中。

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