退社後に買い物

会社の食堂の話を以前書いたけれど、その食堂のレジの横に面白いものがある。

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要するに食べ残さないようにしましょうというキャンペーンなのだけれど、その内容が面白い。

  • 昨日の食べ残しは63kgぶん。
  • その食べ残しで75人の飢えた人を食べさせられたのだ。

ということを言っている。なかなか気が効いたやりかただと思うのだが、どうだろうか?自分が最初にここで昼飯を食べた4/29から数字がぜんぜん変わっていないっぽいことにはとりあえず目をつむることにする。

 

会社が支給するノートPCはもう何人もの手を経てきたと見えて、いろいろと老朽化が目立つ。拭いても拭ききれない手垢だとか画面が微妙にくすんでいるとかいろいろあるのだが、一番困るのはキーボードにガタがきていること。特にShiftキーがヘタっているのが地味にウザく、このせいでしょっちゅうパスワードの打ち間違いが発生してしまい、鬱陶しさ極まる。

そういうわけで、18:00に退社するとそのままマントリ・モールに向かった。ただし、今回はメトロ(電車)で。さすがにこの時間から徒歩で行きたくはないという話と、ホテルのすぐ裏手にメトロの駅があって、そこから20分掛からずに一本でマントリ・モールに行けるとホテルの人に教えてもらったから。

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駅の改札前。このへんは日本と同じ感覚でやっていける。

 

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片道ぶんの券。パッと見るとオレオっぽいと思った。中にICチップが埋め込まれているらしく、SUICAみたいに改札にくっつけると通れる。ちなみに、ホテル手前の駅からマントリ・モールまで17ルピー。30円しないのだ。

 

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「:09」というのは「あと9分で来る」という意味。ホームは驚くほど清潔で、ヘタな山手線の駅よりも綺麗なぐらい。この駅のすぐ外が動物園スメル漂う汚らしいところだとは信じられない。

 

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有名なサンダルソープを作っている工場がすぐ近くにあるので、そのまま駅名になっているもよう。

 

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そうこうしているうちに電車が来た。とても静かで、外面も美しい。しかもインドでは珍しいことに、まったく1分の狂いもなく予定通りに来た。これは凄いことだと思う。

 

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中はこんな感じ。とても清潔です。手前の美人なお姉さんは目があったら笑顔でピースしてくれました。あと、正面の青いTシャツを来た人とピンクと青の縞模様の服の人も親指立ててグッジョブしてくれました。みんな実にフレンドリー。

 

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着いた。人の流れに従って進んでいく。出る時の改札に、自販機のコイン入れと同じ形をした口がついていて、さっきのトークンを入れれば外に出られる。

 

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駅を出て左手のところにもうマントリー・モールがある。日曜日の苦労はなんだったのか。今度からメトロで来ます。

 

そうしてモールに入ったのだが、キーボードを買うためにパソコンショップ的なところを探しまわっているうちに、前回来た時にはスルーしたスーパーらしいところが気になったので気まぐれで入ってみたところ、これが実に刺激的だった。

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このへんは日本のホームセンターとか雑貨屋で売っているものと見た目は遜色ない。値段の安さに注目。

 

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今まで面倒だったので書かなかったけど、バンガロールではむやみやたらとスーツケースを売っている。大きいモールなら各フロアに最低2箇所はスーツケースを扱っているところがあると思って間違いない。店舗どころか、通路の広間なんかで売っている場合もある。インド人はそんなに旅行が好きなのか?

 

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米の量り売り。量も種類も尋常じゃない。バスマティライスもある。そして安さに注目。キロあたり100円しないのだ。この国に食糧難なんてありえない気がする(あるんだろうけど)。っていうかはよホテル出て自炊してぇ〜〜〜!!

 

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ここは各種の豆類。カレーやスープに使うレンズ豆とかひよこ豆など、いろんな種類の豆がある。一番手前の右側にある黒ずんだものは干した唐辛子。こういうのは料理好きには堪らないだろう。これも凄まじく安い。

 

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肉屋。扱っているものはハラルミート。いかにも宗教の国っぽい。ちなみに全部鶏肉でした。牛肉も豚肉もいっさい見当たらない。この写真のさらに右端のほうでは魚も売っている。ただ、このスーパーは冷房なんてまったく効かせていないような蒸し暑さなので、肉の鮮度がとても気になる。レジに持って行くまでにアウトにならないだろうか。考え過ぎか。

 

f:id:amaken1976:20160505013607j:plain砂糖。大きさが分かりにくいけれど、右下にある5キロの表記に注目。インド人は甘いもの好きである。

 

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どんなところでも頑張るキティさん。

 

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暗闇で光る蛍光飾りのステッカー。絵柄が妙に日本っぽい。

 

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今日の戦利品。右端から時計回りに牛乳、壺入りヨーグルト、爪切り、キーボード。

 

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壺入りヨーグルト。写真では分からないけれど、壺の表面やアルミの蓋のてっぺんがホコリと粘液っぽいものにまみれてベタベタしているので、大変失礼だと思いつつ、アルコール入りのティッシュで外側を念入りに拭いてから食べることにした。味がまた刺激的で、ねっとり甘いスパイス風味のしょうがプリンとでも表現すべき不思議な味だった。おいしいと思う気持ちと未知の味に対する拒絶反応が脳みその中を同時に駆け巡る。

 

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帰りのルートではICカードを買ってみました。300ルピーぶんチャージしたので17回乗れる。つまりマントリ・モールまで8往復できるのだ。これはもう通うしか!

 

というわけで、シャワー浴びながら爪切って寝ます。