あと一歩

目が覚めたら,昨日打った右肘が握りこぶしぐらい腫れ上がっていた。ショックで固まってしまったのだが,触っても大して痛くないし,普通に手を曲げたり物を持ち上げることもできるので,とりあえず見なかったことにしてタイガーバームをもう一度塗り,出社する。不思議なもので,お昼ごろには完全に萎んでしまい,ちょっと腫れてるかなという程度にまで縮んだ。人体は凄い。

 

さて,インターネット業者についてはその後まったく音信が無い。せめて何曜日になりそうかぐらいは教えて欲しかったのでこちらから連絡を取ってみるものの,ついに電話にすら出なくなった。そういうわけで,プロバイダにメールで直接クレームを入れることにした。メールを出すとすぐに「ありがとうございます。72時間以内に回答いたします」という自動返信が来た。これでしばらく様子見。

昼飯を食いながらHさんにこの事を話すと,彼自身の経験談を細かく話してくれた。彼の場合,自宅のスライド式ドアが上手く滑らず開閉に支障が出てくるようになったのでインド人に修理を頼んだら,業者が下見には来るのにそこから全然進まず,その後も入れ替わり立ち替わり見学者が変わるだけでまったく直しだす気配がないまま日だけが過ぎ,いざ直し出したらドアを戸からレールから枠から全部外してまるごとハメ換えるという荒療治を行い,それで開閉はスムースになったものの,歪みがあるのか戸の長さが足りないのか,完全に閉めても隙間ができるようになったらしい。そして,ここまでで数ヶ月掛かったのだそうだ。強烈なエピソードだが,これが自分のネット接続でも起こるかもしれないと考えるだけでもウンザリだ。Hさん曰く「彼らも自分のことになると待たされるのは嫌うので,日本人が時間通りにきちんとやることをやると大いに喜んでくれる。しかし,それを見て自分も同じようにしようとか行動を改めようとはまったく思わないようだ」という。他人には厳しいが自分にはとことん甘いようだ。これで今や世界経済の一角を担いつつある国になるというのだから,本当に不思議だ。

 

ここ数日インターネット絡みで酷い目にあった話ばかり書いているけれど,進展したこともあった。今日ようやく銀行口座が開いたのだ。カードと暗証番号が会社の住所宛てに立て続けに郵送されてきた。手続きから2週間ぐらいかかると聞いていたけれど,自分の場合は実働日で7日ぐらいなので,じゅうぶん素早い。これは御の字と言っていいだろう。オンラインバンキングのアカウントもサクッと作れた。

面白いことに,こちらの銀行で預金口座を作るとデビッドカードになる。日本ではデビットカードなんて使ったことがなかったので興味津々。ちなみに,インドでは外国人がクレジットカードを作る場合,1年以上の居住経験が必要らしい。つまり,自分はまだインドの銀行口座ではクレジットカードを作れないのだ。ともあれ,これで給料が振り込まれる場所ができて,インドで生活していく基盤はほぼ固まった。あとはインターネットだけだ・・・。

 

現時点では日記の更新やらなにやらをやる時には例のWindows Phoneでのテザリングで凌いでいるのだけれど,そのせいで通信量がもりもり増えてしまい,上限の1GBを余裕でオーバーしてしまった。その後の追加課金っぷりが気になるけれど,こればかりは致し方ない(のか?)。とにかく一刻も早く開通してくれることを祈りつつ,風呂入って寝ます。