ムンバイ雑感

案の定,洗濯だけで3回に分けて洗って干してという作業になってしまった。そのあとは二度寝・三度寝して目が覚めたら午後5時過ぎだったので,買い物に出てそのままDistrict 6でビール飲んで帰宅。絵に描いたような自堕落な土曜日でした。超最高。

 

さて,覚え書きに基づいて詳しく書きます。ムンバイとか書いてるけど,ムンバイとはあまり関係ない話も多いです。

 


  • モンスーンらしく,今回の出張での5泊6日は終始どんより曇っているか土砂降りだった。晴れてくれればまだ少しは爽快な気分になれるんだろうけど,このありさまだと汚い町並みがよりいっそう汚く薄汚れて見えてしまう。ちょっと残念だった。
  • 渋滞・物乞い
    バンガロールもけっこうな交通量(ここ数年で最悪レベルに悪化したらしい)だけれど,ムンバイはそれどころじゃない。インド第2の都市ということで道はバンガロールより広いものの,車の量はそれを上回って多い。大通りはしょっちゅう渋滞していて,雨降りがそれに拍車を掛ける。そういうわけでたった数kmの移動でも20分や30分は当たり前で,どうかすると40分やそこらは掛かってしまう。
    そうやって渋滞で立ち往生していると,ストリートチルドレンのような子供が車の間を移動しながら窓をドンドンと叩いて物乞いをしてくる。目を合わせないようにして無視するしかないわけだが,向こうはアジア人だから気前がいいと思ってか諦めずに執拗に窓をノックしてくるので,けっこう精神的にクるものがある。もちろん放置していればそのうち車も動き出すので向こうも諦めて去っていくけれど,男の子も女の子も目鼻立ちがくっきりしていて目がぱっちり大きくて可愛らしいので,諦めて去っていく姿がいっそう哀れに見える(べつにブサイクならどうでもいいというわけではないです,念のため)。
  • タクシーのレシートが適当
    基本的に出張時の移動は会社が手配するドライバーを使うのだけれど,手違いで初日だけはタクシーを使うしかなかった。行きはHさんが,帰りは僕がそれぞれ400ルピーを出した。これらは領収書さえ貰えば後で会社で精算できるのだが,帰りに支払ってから「レシートください」と頼んだら渡されたのがこれ:

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    見事に白紙。まあ,自分で好きなように書き込めということなんだろうけど,距離なんて分からないし,Cab Noもいちいちメモってなかったし,適当に書いて後でへんな矛盾が出てきて会社に叱られたり問題視されるのも嫌なので,Hさんと話した末,まあ安いからいいかということで自腹にした。悪い奴や手慣れた奴なら,これでメシ代ぐらい余分に付け加えて精算しちゃったりするんだろうか。
  • 綺麗な女?の物乞い
    先に書いたようなストリートチルドレンぽいのが大半だけれど,今回1度だけ,ごく普通にサリーを来た,どちらかと言えば美人と言っても良い妙齢の女の人も物乞いに現れた。ただ,哀れっぽい雰囲気は全然なくて,そこかしこの車やオートリキシャを渡り歩きながら,むしろふてぶてしい雰囲気でタカっているように見えた。こんな物乞いもいるんだな,と。
    「女?」とはてなマーク付きで書いた理由は後述します。
  • トランスジェンダー
    上記の女の物乞いを見ていてHさんと話題になったのが,いわゆるトランスジェンダーの人。男だけれど女として生きているという人で,僕はまだ見たことがないのだけれど,インド中にそういう人がいて,Hさんは自宅近辺でもたまに見かけるのだという。衣装は完全に女装だけれど顔付きは明らかに男で,こういう人たちはインドではまともな職業には付けないらしく,基本的に物乞いやタカリをして生きていくしかないのだという。へぇ〜〜〜!と思っていたら,「ほら,あの人なんかもソレですよ」といって教えてくれた先に見えたのが,まさにそういう人だった。サリーを来てなよやかなしぐさで歩いているんだけれど,顔を見ると普通に兄ちゃんっぽいごつい顔だった(ただしヒゲはいっさい無し)。
    で,今この文章を書いている時にふと思いついて「インド トランスジェンダー」でググってみたら,「ヒジュラー」という記事が最初に出てきた。これか。この記事を見る限り社会的に冷遇されているような印象はそれほど受けないけれど,単にこの記事がそのことについて触れていないだけで,実際には相当厳しい状況にあるんだろう。なにしろストリートチルドレンと同じように物乞いをするしかないわけだから。
  • ベッドにネギ・チョコ
    今回泊まったホテルでは,ベッドの上にこんなものが置いてあった。

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    最初は反射的に「虫か!?」と思ってウワッと声を上げてしまった。僕は虫が大嫌いである。

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    よく見たら植物だった。もともと観葉植物も何も置いてない部屋なので,何らかのサービスなんだろう。レモングラスみたいな香りでもするのかと思いきや,バニラのようなほんのり甘い香りがした。いったいなんだろう。とりあえずベッド横のデスクに放置しておいた。すると,翌日はチョコが置かれていた。

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    まあこれは分かる。サービスだよね,とモグモグ食べながら思った。となると,あのネギも咥えたり噛んだりすれば良かったんだろうか。謎は深まる一方です。

  • 昼飯が遅くて低血糖
    僕の普段の職場は12:30から13:00までがお昼休みで,そのタイミングでお昼ごはんを食べる。日本の職場でも,だいたい11:45から12:30ぐらいの間で休み時間になっていた。しかし,インド人は一般的にはもう少し遅めの時間にお昼ごはんを食べるらしい。今回の出張先では相手側が出前で食事を手配してくれたのだが,それがいつも13時過ぎぐらいに出てくるのだ。おかげで13時手前ぐらいになるともうエネルギー切れで頭が回らなくなってきて,インド人が猛烈な勢いでしゃべっていても言葉が右から左に素通りしそうになった。飴かチョコでも用意しておけばなんとかなったかもしれない。
  • 帰りの飛行機で隣の座ったオッサン(ジジイ?)が図々しかった
    帰りのフライトで,僕はたまたま窓側に座った。チェックイン時に変更することもできたけれど,たまたま窓の外を見たかったのでそのままにしていた。しかし,残念ながら外はすっかり暗くなってしまって,風景を楽しむことはほとんどできなかった。
    それはそれでいいのだが,隣の席に座ったふてぶてしい顔をしたオッサンとも爺さんとも分からない男が,僕の目の前に手を伸ばしてスマホで盛んに窓の外を撮影したがる。まあ,それはそれで微笑ましい気もしたので特に気にもせず放置していたら,そのオッサンが突然自分のスマホを僕に渡して「撮ってくれ」という。おいおいマジかと思いながら1枚2枚撮ってあげたら,「まだだ!」と言ってスマホを受け取らない。呆気にとられていると,窓の外を指差してくる。見てみるとちょうど飛行機が着陸しつつあって,飛行場や滑走路が見えてきたところだった。「いまだ撮れ撮れ!」とうるさいので仕方なく何枚か撮ってやったが,スマホを返してもお礼一つ言わない。廊下側に座っていた奥さんらしい人が逆にこちらに手を上げて挨拶してくれたが,オッサンはその奥さんらしい人に写真を見せながらなにか笑顔で話しているだけだった。なんだこの図々しいオッサンはと腹が立ったが,ふと胸を見ると「BOI Bank of India」というロゴの社員証らしいものが目に入った。インド銀行の従業員だか関係者だったのだ。相当大きな銀行のはずだけれど,従業員はこんなやつなのか。仕事でもプライベートでもまったく接点はないけれど,とりあえずこの銀行に対する俺ポイントがだいぶ下がった。
    その後,飛行機を降りて飛行場の中を出口に向かって行くと,途中でそのオッサンが奥さんにポーズを取らせて写真を撮っていた。明らかに通行人の邪魔になっていて,何人かがそのオッサンにはっきりと文句を言ったり怒鳴りつけたりしていたが,オッサンはそれをまったく無視していて,奥さんに対して何か盛んに話しかけながら笑っていた。これはこれで見上げた根性かもしれない。

もう少し覚え書きに残した項目があるけれど,あらためて思い返すと大して面白い話でもないので省略。まあ,こんなムンバイでした。

 

おまけ。ムンバイの新しい方の国際空港は実に綺麗です。インドにもこんなに綺麗で正確で清潔でモダンな建築があるんだと感激した。

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