鳩に勝利する

さて,なんだかんだでやっぱり街に出なきゃな…と思い立ち,洗濯機を回してから外に出ようと考えてバルコニーに行ったら:

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増殖していた…。なんなんだよこいつら。

はっきりいってウンザリだ。一羽でもかなり迷惑なのに二羽かよ…。案の定,ドアを開けると二羽ともパニックになって飛び回る。上の写真だとちょっと分かりにくいけれど,ボタンの上部(右半分側にある,白い長方形が8つ並んでいるところ)にまた糞が付いていた。このまま使う気になれないので,トイレットペーパーを持ってきて拭き取ろうとしたら,パニックになった一羽が蓋の透明なところにまたペトっと糞を落とした。水気のある柔らかいやつを。

ここでブチ切れた。もう目が痒いとかそんなの無視してケリをつけたるわ!とまさに大激怒。この洗濯機の左側の足元に前の住人が置いていったモップがあったので,それを振り回して叩き落としてやることにした。もちろん鳩は大パニックになって羽根を撒き散らしながら大暴れするわけだが,こっちも頭に血が昇っているのでちっとも気にならない。向こうも必死なのでなかなか当たらないけれど,途中でふと冷静になって,中学だか高校の頃だかによくハエをノートで叩き落とすときにやっていたように,目を閉じながら「はー,心眼!」とか「見える!」とかひとりで呟きながら根気強く振っていると,いい感じの当たりが何発か入った。そのうち,一羽は地面に降り立ってしばらく狂ったように走り回ってから,金網の一部が袋のようにバルコニーの外側に張り出しているところ(ちょうど翼を閉じた鳩一羽の体がすっぽり収まる大きさ)に頭を突っ込んで,ケツだけをこちらに向けながら微動だにしなくなった。もう一羽もヘロヘロ…と力なく床に降り立って,翼を閉じたまま座り込んで微動だにしなくなった。つま先や棒で軽く突っついてもまったく反応しない。脳震盪でも起こしたか,もうだめだ〜と観念したのか。とにかくチャンスなので,覚悟を決めて足元の一羽を両手で掴む。汚ねぇ!という嫌な気分と,翼の骨格がハッキリ感じられる不気味さ,さらに,鳥だから当たり前とはいえ,体重がほとんど感じられない軽さが何とも言えず気色悪い。さて,コイツをどうしてくれようかと考えながら,とりあえず外に放り出せる隙間がないものかと屈みこんで見渡すと,ちょうど端っこの方に鳥一羽ぐらいがくぐり抜けられるような隙間があった。ここか〜〜!!!もう仕方がないので,糞だらけの床を踏みしめて(いちおうベランダ用のサンダルは履いている)そこに行き,隙間から鳩を押し出してやると,パーッと外に飛んでいった。

あとは金網に体を突っ込んでるやつだ。袋状に歪んでいる金網にすっぽりハマっているので上手く指を入れられない。考えてみれば,この状態だともうコイツは自力で後退して外に出ることはできないだろう。いっそこのまま餓死するまで放置してやるか,それとも引きずり出して地面に叩きつけてやろうか,なんて悪い考えが頭の中に湧いてきた。もちろんそんな殺生なことはできないので,しっぽの羽根を掴んで引きずり出す。こいつは少し抵抗して翼をひろげて暴れたけれど,力任せに翼ごともう一度両手で鷲掴みした。こいつはさっきのやつに比べて往生際が悪くて,掴んでいる間もクルッポークルッポーと鳴きまくる。こんなヘボいヤツにさんざんひどい目に合わされたのかと思うとまた頭にきたけれど,もうとにかくこの状況を終わらせたかったので,さっさと外に出してやった。二羽とも出て行ったら,すぐにモップの棒を穴の所に付き出して隙間を減らした。これならもう入ってこれないだろう。

 

こうして闘いは終わった。肘を使ってドアノブを回して室内に入り,やはり肘で水道の蛇口を開けて,石鹸でひたすら手を洗った。あーやだやだ。バトルが終わったらもう3時を回っていた。クタクタだし,今から街に出て行ってもすぐに暗くなってしまうだろう。もう諦めて洗濯を済ませて今日はおしまいにすることにした。ガネーシャ祭りはしばらく続くらしいので,まだ街に出て楽しむチャンスはあるだろう。それはそれとして,とりあえず家主に鳩よけネットとベランダの鳩糞をなんとかしてくれとお願いしてみようと思った。

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