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メールの返信方法

ネタがないと日記やブログの更新が滞るという真理はインドでも発揮されてます。日記なんだから何もなければ何もないで「何もなかった」って書けば良さそうなもんだけど,ろくに書くことがないと分かっていると,もはやパソコンの前に座ることすら億劫だったりする。以前はどうだったかなぁと思いをめぐらせてみると,スマホが無かったほんの数年前までだって,パソコンの前に座っていてもやってることの大半はゲームだったりぶらぶらネットサーフィンしたりということだったので,それが今はスマホに取って代わられたということなんだろう。スマホの影響力はつくづく大きいな。そりゃ家庭用ゲーム機のマーケットも縮小するわけだ

 

さて,仕事でメールを使っているうちに,インド人のメールの返信方法に特長があることに気づいた。彼らはあまりコピペで引用せず,原文に直接手を入れてくるのだ。たとえば,僕がクリシュナという人物にこんなメールを送ったとする。

はろークリシュナさん

明後日のムンバイでのミーティングについて確認させてください。

・時刻と場所 … 23-Sepの11:00から,ほにゃらら室ですね?

・議題 … 本番稼働までのマイルストーン設定と現状の棚卸し?

・ 参加者 … 私とH-sanが向かいますが,他に必要な人はいます?

よろしくお願いします。

 

これに対して,一般的には「引用して返信」みたいなことをする(「>」を行頭につけるアレ)と思うのだが,今まで見てきたインド人は次のようにすることが多い。

 

は〜い アマケンさん

インラインで直接回答します。

ークリシュナ

ーーーーーーーー<原文メール>ーーーーーーーーーーーーーーーーー

はろークリシュナさん

明後日のムンバイでのミーティングについて確認させてください。

・時刻と場所 … 23-Sepの11:00から,ほにゃらら室ですね?

[クリシュナ] それで合ってます。

 

・議題 … 本番稼働までのマイルストーン設定と現状の棚卸し?

[クリシュナ] そうですが,こちらで少し予定変更の提案があるので,それについても説明します。10分で済みます。

 

 

・ 参加者 … 私とH-sanが向かいますが,他に必要な人はいます?

[クリシュナ] お二人がいれば充分だと思います。

 

よろしくお願いします。

 

日本でもよく「文中に直接回答します」とやるアレだ。インド人はこれの使用頻度がかなり高い気がする。しかし,正直言って僕はこれが好きじゃない。まず第一に,原文に直接手を入れてしまうので,もとの文章がそのままの形としては残らないから,記録としての過去ログの意義がだいぶ薄れてしまう。第二に,そうやって原文を直接いじってしまうので,もともとの文章がどういう内容だったかをザッと読んでみたいというときに,間に挟まっている返信内容がとっても煩わしい。第三に,このやり方だと,返信内容が原文のどこからどこまでを指したものなのかがパッと見で分かりにくいときがある。上の例だと1行ごとに1つずつの返信なので対応が分かりやすいけれど,返信と返信の合間に10行ぐらい原文があると,きっと返信内容がどの文章に対して掛かるものなのかが瞬時には分からず,読むのが面倒に思うことだろう。

 

この作法がいつごろから始まったものなのか僕にはよく分からない。僕が社会人になった1999年当時でもすでにこうやっている人はたまに見かけた気がする。もしかするとさらに昔のパソコン通信の時代からか,あるいは電子メールの黎明期からある作法なのかもしれない。いずれにせよ,僕にはこの作法のメリットが良く分からない。他人のメールを抜粋して引用する作業が煩わしいということなんだろうけど,だとすると,本当にそこまで面倒なことかなぁと純粋に疑問だ。むかーしからある作法だという場合,当時は1バイトのデータ転送量すら惜しくてなんとかデータ量を抑えようとするがための作法だったのかもしれない。それならいちおう理解できるけど,今日び数MBの添付ファイルを10人宛に送りつけることも当たり前な世の中なので,文章で数KB程度を削っても意味がないと思う。

 

日本にいるときから疑問だったけど,インド人は特にこのやり方の人が多いように見受けられたので,この機会に書いてみた。今度酒の席ででもインド人に訊いてみよう。

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