ハイデラバード出張

ぜんぜん意識していなかったのだけれど,来週10月11日はダサラ(Dussehra)というヒンドゥー教の祝日だった。そして,だからほとんどの人は10日(月)と,場合によっては12日(水)に休みを入れて4連休や5連休にする。聞けばHさんも月曜に休みを入れて家族でドバイに行くという。いやーこれは迂闊だった。自分もケララ州だとかあるいはスリランカとかに繰り出そうかと思って大急ぎでフライトを調べたものの,その時点(7日)ではもうほとんどのフライトが埋まっていて,異様に高額だったりへんな出発時刻のものしか見つからない。そういうわけであっさり断念して,バンガロール市内をフラフラすることにした。

で,そうなると今一緒に仕事をしている別会社の人たちのことが気になる。ただでさえ作業が遅延気味なのに,休みということで油断して緩みきられても困ってしまうので,これは休み前に一発シメに行かないとダメだろう,ということで,またハイデラバードに行くことにした。…が,同じような事情により適当なフライトが見当たらないし,あっても異様に高い。そういうわけで,5秒ほど考えた末に引き締めだけなら一人だけで事足りるだろうということで今回は僕一人だけ行くことにした。大急ぎで前日にチケットを手配して,金曜日に朝6:30出発深夜帰宅の日帰り出張を強行するのだ。

行きのフライトはエア・インディアで,チケットをよく眺めると何気に「Executive class」と書いてあった。ホントかよと思いながら飛行機の中に入るとたしかにビジネスクラス的な席だった。まあ,1時間20分のフライトなのであまり恩恵はないんだけど。出てきた食事も別にエクゼクティブって感じじゃなかった。

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チーズともバターともつかないものだけが挟んであるサンドイッチと,指で掴むとボエロボロと崩れ落ちていくチョコレートケーキ。ケチャップは使わなかった。

 実は先週からの首の痛みがまた再発してきたうえに,なんと頭まで痛くなってきた。しかも,その痛みが頭頂部になんだか堅いもので殴られてタンコブになったときのような感覚のもので,いつも風邪のときに感じる頭痛とは様子が違う。でももちろんタンコブなんかできていない。いろいろ調べて(=ググって)みると,「本当は怖い頭痛!風邪だと思っていると危ない!」といった感じの恐怖を煽る見出し付きで,実はそういうのは脳出血で命に関わるかもよ〜とかクモ膜下出血かもよーいうような怖い情報がポコポコ目につく。マジでそんなのだったら嫌だなぁ…と思っているうちにハイデラバードに着いた。

 

出張作業自体は予定通りに進めて,わーわー議論しながら出来る限り引き締めつつ5:30に退社して飛行場に向かう。ダサラが控えているので激混み+セキュリティチェック厳格だろうと覚悟していたら,意外とすんなりゲートまで行けてしまった。実は午後2時ぐらいから頭や左首筋の痛みがけっこう激しくなってきていたうえにぼんやりと体がダルい感じもしてきたので,ゲートでおとなしく座って休んでいようと思ったけれど,気がついたらビールを飲んでた(2杯)。おいしかった。

帰りはSpice Jetという格安航空会社のフライトで,いつも乗っているIndiGoという会社と同じようなものかと思っていたら…

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なんとプロペラ機だった。まあ,別にプロペラ機がしょっちゅう事故を起こしているというわけでもないんだから,恐れることはないだろう。…と自分に言い聞かせつつ,飛んでいる最中に一度上から下にぐわんと大きく沈み込んで揺れた時はマジで怖かった。思わず隣の席をチラ見すると,チャラい感じのイケメンインド人の青年は平然と機内誌を読んでいる。ちょっと悔しい。

 

家についたら11時。本当は10時過ぎには帰ってこれるはずだったのに,帰省する人々の車が渋滞していてそこかしこで足止めを食らってしまった。頭も首も痛いしダルいしで夜食を食べる気にもならない。明日は絶対に病院に行こうと誓いながら,歯だけ磨いてすぐに寝た。その病院の顛末は次の記事で書きます。