11月1日はDiwali最終日・カルナータカ州の成立記念日

昨日11月1日はDiwaliの最終日であり,かつカルナータカ州の成立記念日でもあった。そういうわけで,それらが過ぎ去った本日11月2日には街路樹の電飾が軒並み撤去されてしまった。寂しい限りだ。

 

さて,そのDiwali最終日である11月1日だが,朝6時ぐらいからいきなり大音量の歌が鳴り響いて目が覚める。何かのライブか!?というようなボリュームで,開けていた窓の網戸が細かく震えていた。なんというか,インド風の歌謡曲とも演歌とも言いたくなる曲調だった(歌詞が分からないので歌われている内容は不明)。窓を閉めても,そこからさらに枕に頭を埋めても,まったく遮断できない。これは困った。けっきょくトイレットペーパーを丸めて耳に詰める簡易耳栓で乗り切った(それでも微かに聞こえた)。

 

9時過ぎ,例によってシェラトンホテルに朝飯を食べに外出するので,そのついでに様子を探りにいったら,こういうことになっていた。

f:id:amaken1976:20161103014603j:plain

f:id:amaken1976:20161103014623j:plain

f:id:amaken1976:20161103014633j:plain

f:id:amaken1976:20161103014656j:plain

f:id:amaken1976:20161103014711j:plain

 

なにやら初老のご婦人が壇上でスピーチをしていて,合間合間に観客から拍手が起きる。カンナダ語なのかヒンディーなのかは判断がつかなかったけれど,時々わずかに英語を混ぜる瞬間があって,カルナータカ・ナンバーワンだとか,ビューティフル・アンド・グリーンといった表現が聞こえてくるので,たぶんカルナータカ州を褒め称えているんだろう。このご婦人は地元の名士だろうか。ちなみに僕が寝ている部屋はこのスピーチが行われている場所のちょうど真上13階にあるので,ここで騒がしく大音量で音楽を鳴らせば,確かに僕の部屋に直撃するだろう。1階や2階の住人には本当にお気の毒としか言いようがない。

 

スピーチの場を後にして朝飯を食べ,11時ぐらいに職場に行ってハイデラバードの部隊と電話会議(カルナータカ州以外は平日なので)。それも終わって自宅に戻り,掃除洗濯を済ませる。火曜日なんだけど日曜日のような気分。一通り雑用を終えたらちょっとお昼寝。

 

…すると,午後4時ぐらいにまた強烈にうるさくなった。今度はなにやらドラムやら太鼓やらを猛烈に叩いている音がする。これがまた朝以上にうるさくて,おまけに打楽器なもんだから窓を閉めてもわりとハッキリと聞こえてきたり振動を感じたりする。これは困った。メロディも何もなく,ただひたすら猛烈な勢いで太鼓やドラムをリズミカルに叩きまくっている音なので,聴いていてもすぐに飽きる。どうやらマンションの回りを周回しているらしく,20〜30分に一度ぐらいのペースでまた音が迫ってくる。いったいなんだろうと思って様子を見に行った。

f:id:amaken1976:20161103015628j:plain

f:id:amaken1976:20161103015640j:plain

 

巨大な被り物をしている人たちと,一心不乱に太鼓やドラムを叩きまくる人たち,そしてそれを取り巻きながらいっしょに歩いている観客たち,という集団だった。それにしても,13階にいてさえ耳をふさぎたくなるほどうるさかったけれど,ここまで接近すると本当に耳がバカになりそうに感じる。ドラムを叩いている人たちも,その周囲を取り巻いているおばちゃんたちや子供たちも,みんな平然としている。えらいこっちゃ。こんなにうるさくなければみんなに混じって一緒に歩いていてもいいんだけど,こんな音量だとマジで難聴になりそう。そうこうしているうちに雨がポツポツ降ってきたので退散することにした。

 

日が暮れたら今度はライブっぽい音楽界が始まった。今までのインド歌謡曲とはちょっと違って,ややロック・ポップスっぽい。これはなかなか良い感じだったけれど,何回も下に降りていくのがさすがに面倒になったので,特に観戦しようとは思わなかった。とっぷり暗くなって8時9時になっても終わる気配がない。このまま深夜までやり続けたらどうしたものかと考えて閉口したけれど,11時ぐらいに終わった。っていうか11時までマンションの敷地内でこんなに騒いで,よくクレームがこないもんだなと感心する。日本だったらお年寄りが激怒して包丁持って怒鳴り込んでくるレベルだろう。

 

翌日,つまり本日,僕と同じようにどこにも行かずにずっとマンションにいたというYさんに話を聞くと,僕と同じようなことを考えていて,同じように苦しんでいたらしい。まあ,やっぱりうるさすぎましたな,あれは。