ハンピ紀行(4)

朝:リンゴ

昼:自炊

夜:自炊

 

昨日からハマりが続いていて,インド人スタッフと共に昼過ぎに会社に結集してずっとあれこれ調べたり試行錯誤していた。なんとなく光は見えたもののイマイチすっきり解決していない状態のまま,もう夜9時になってしまったので解散することにした。あとは会社から歩いて1分の僕が自宅で一人黙々と作業することにした…。というわけでただいま現実逃避中。

 

そういうわけで,続き。

 

まったりした村を後にして,そこから歩いて10分ほどのところにある遺跡を見に行くことにした。

 

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こういうところ。

 

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この巨大な寺院の先から行ける。

 

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補修中らしく櫓が組まれていた。それでも精緻な彫刻がはっきりと見える。

 

そして寺院をくぐった先にはこんな風景が広がっている。

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広大な岩の大地の上に石造りの神殿やらなにやらが建っている。日本では絶対に見ることのない風景だろう。

 

f:id:amaken1976:20170730012248j:plain無意味にパノラマ写真。右側のブロックが邪魔でいまいち雰囲気が出ないのが残念。

 

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なかなか奇怪な光景が広がっている。とにかく見渡す限り巨岩だらけで,そのくせ割と自由にスタスタ登っていける。見たとおり岡というか山というか,けっこうな傾斜がある場所だけれど,歩くのに不自由はしない。

 

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たとえばこれ。

 

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よーく近づいて見てみると,底の部分はけっこう隙間だらけで不安定に見える。

 

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これなんか底辺部の小さめの岩達がちょっとでも崩れたらその瞬間に大きい岩がこちらに向かって転がってきそうで怖い。

 

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「グッジョブしているように見えますね」と言ったらみんなに賛同してもらえたが:

 

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この角度からみた時に「卑猥な形に見えますね」と言ったら誰にも賛同してもらえなかった。

 

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もうひとつパノラマ。これはよい感じに撮れた。

 

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シヴァリンガというものらしい。こんな岩場に彫り込むとは。

 

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見るからにヤバそうな遺跡。左側に向かって倒壊しそうにも見えるので絶対に近づきたくない。といいつつ中に踏み込んだけど。

 

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そしてここが頂上。広々としているので分かりにくいけれど,けっこう高い場所にあるので周囲の風景を一望できる。晴れている日にここで夕日を見ると非常に綺麗であるという。この日は曇っていて見れそうになく,とても残念だった。

 

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わざわざSUNSET POINTなんて書いてあるぐらいなので,やっぱり有名なんだろう。うーむ惜しい。

 

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ここまでの岩場を歩いている中で,チャイを売り歩いている少年によく出会った。一人だけで,ポットと紙コップセットを持って,あの傾斜の激しい岩場を何度も何度も上下に往復しては旅行者に話しかけて売っていた。我々はただ手ぶらで,しかも片道を登っただけなのにけっこうバテてしまっており,そう考えるとこの少年の体力は凄まじい。何度も断っていたけれど,会うたびに断るのも可哀想になったので,インド的な甘さが苦手なMYさん以外の3人分を買ってあげることにした。体型も小柄なら顔も幼いので,てっきり10歳ぐらいだろうかと思って年齢を訊いてみたらなんと13歳だという。やっぱり貧乏で栄養状態がよろしくないのだろうか,それともサバ読んでいるのだろうか。

 

そうこうしているうちにだいぶ日が傾いてきたのでホテルに帰ることにした。ホテルで夕食を食べて一服し,その後はMZNさんの企画で花火をすることにした。MYさんがドライバーにお願いしてどこかから花火を調達してきており,ホテルからちょっとだけ歩いて離れた場所にある広間で花火をすることにした。

 

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インドの線香花火は日本のようなお上品なものではなくて,長さが50cmぐらいある硬い芯で出来ており,火花が出ている時間もけっこう持続するし火花の量も多い。このときは風が猛烈に吹いていてなかなか火が点かなかったけれど,それでもいったんちゃんと火が点けば順調に花火が続いた。周囲は街頭も何もないほとんど真っ暗闇で,そこで強風に煽られながら花火に興じるサンオツ4人衆。しかし,ひさびさに童心に返って楽しかった。

 

こうして1日目の夜は更けていった。この頃にはみんなクタクタなうえに体中汗まみれなので,明日は9時にロビーに集合ということにして解散した。

 

次回からいよいよ二日目です。