インドを去る時

昨日に続き,本日もKWSMさんの送別会を行った。といってもKWSMさんはまさに今日の夜に飛行機に乗るので,インドでは文字通り最後の晩餐ということになる。昨日はDistrict 6だったので,今日は最寄りのショッピングモールであるOrion Mallの中の小洒落た店で5人でこじんまりと済ませた。

KWSMさんは都合2年半バンガロールに滞在した人で,海外駐在者としては平均的な滞在期間だろう。いろんな積もる話をしたけれど,皆で同意したのは「まぁ,外向けにはどんなにインドをディスっても,いざ去るとなるとたぶんグッと来ますよね」ということだった。どの国であってもそうだろうけど。

 

食事を済ませてから,Orion Mallの近くのシェラトンホテルに行き,みんなでKWSMさんを見送る。預けていたスーツケース2個を運ぶボーイさんを伴ってロビーから現れ,社用車に乗りこんで空港に向かっていくKWSMさんの姿を見送る。マンションに歩いて戻りながらYさんやIさんと共に「行っちゃいましたね」「いやぁ,あれは車の中で泣きますね」「あれは胸にクるでしょうね」ということをずっと話し合った。まあ,そうだろうな。あと半年か,1年か,2年か,何年居るか分からないけど,そう思える国に来れたことは,やっぱり幸せなんだろうなと思った。