キャスト・アウェイ

今日はガンジー生誕祭なので会社は休み。そしてお酒が飲めないドライ・デーでもある。といっても,昨日だいぶ呑んだので今日は特にお酒はいらない。そういうわけでジョギングしたり買い物しつつ,午後は例によってAmazon Primeでひたすら映画を観ていた。これ本当に安上がりでいいな。

 

まず「アルカトラズからの脱出」を観た。なかなか手に汗握る映画で,新旧逆だけど「ショーシャンクの空に」のハードボイルド版という印象。とはいえ,古い映画だからか終わり方が割とあっさりで余韻はあまり無かった。

 

次に「パンドラム」を観た。これは以前にもHuluで観たことがあるけれど,雰囲気が好きな映画だったのでもう一回観てみた。エイリアン(一番最初のやつ)のスケールを大きくしたようなホラーで,超巨大な宇宙船の中で主人公が冷凍睡眠のポッドから不意に目覚めるというところから話が始まる。興行的には失敗だったらしいけれど,胃がキリキリするような恐ろしいホラーで,かなり面白かった。閉所恐怖症の人はたぶん冒頭の15分ぐらいでダメだと思う。

なお,今日は祝日だからてっきりメイドさんは来ないものだと思っていたらこの映画の途中のあたりでちゃんとやってきた。それは良いのだけれど,ちょうど化物が現れて脇役が阿鼻叫喚の中で悲惨なことになっている場面だったので,なんだか「うわこの人昼間っからこんなの観てる…」って引かれそうな気がして,恥ずかしいのでいったん観るのを中段して適当にネットサーフィンして誤魔化した。僕は無駄なところで他人の目を気にする。

 

そして,最後に「キャスト・アウェイ」を観た。これ,社会人になって2年目の終わり頃に日本でも公開されてけっこう話題になっていた記憶があるけれど,当時はいわば新人時代の総仕上げといった状況で火を吹いていたことに加えて,映画よりもTVゲームに没頭していたので,気にしつつもスルーしてしまっていた。そういうわけでトム・ハンクスが主演だということと無人島のサバイバル映画だということ以外にはいっさいの前知識が無い状態で観てみたら予想外に面白いうえに不意打ちで繰り出してくる泣かせシーンが強烈で,薄暗い部屋の中で目から涙がボロボロ出てきて止まらなかった。

観終わった後でなんとなく世の中の評価を知りたくなって検索してみたら「長すぎる」「テーマが分からない」「Fedexとウィルソンとのタイアップがダメ」「常識感が鼻につく」といったぐあいにクソミソに書いてるページやコメントが目について衝撃を受けた。あれを観てそんな感想を持つ人たちもいるんだなぁ。長いっていうのは確かに同意だけど。とにかく誰が何と言おうとこの映画が今日観た中で最高に面白かったので今日の日記のタイトルに決定。ウィルソン!ウィルソーン!!アイムソーリー!!!

 

英語版Wikipediaキャスト・アウェイのページに目を通していたら,「Fedexがこの映画のラストをパロディにしたCMを作った」という豆知識が書いてあったので検索してみたら超面白かった。


Castaway delivery man: the end of the series