補修・お祭り

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ほぼ2年住んで、住居がだいぶ傷んできた。1枚目はシャワー室のガラスの仕切りを支えているつっかえ棒で、それがこうやって壁から外れてしまったので仕切りが衝撃に弱くなり、シャワーを浴びている最中に肘がガラス壁に当たったり、あるいはシャワー室から外に出るドアを閉めるときの軽い衝撃だけでも、大きく揺らいでしまうようになった。2枚目は寝室の壁の足元にある謎の板で、それが剥がれてきてしまった。害はないけど見苦しいし、メイドさんもきっと掃除に気を使って苦労していることだろう。

 

自分で勝手に修理屋を手配して直してもいいのだが、賃貸なのでいちおう大家に話を通しておくべきだろうと思い、そういうわけで会社の人事スタッフに相談し、大家に事情を伝えてもらったあとで、修理用の大工を手配してもらった。そして、この土曜日の11:00に家に来るように調整してもらった。

 

で,案の定11:50ごろに「もうすぐ着く」という連絡が来た。もう1時間になろうとしているんだが,まあこれでもまだマシなほうだろう。そうしてやってきた大工さんはけっこう実直な人で,二箇所ともそれぞれきちんと目視であれこれ調査しつつ,きっちりと直してくれた。200ルピーだというので支払って終了。

 

その後ジョギングに行くと,マンションの敷地内で何やらお祭りの準備をしている様子が目についた。なんだろうと思っていたら,あれだ,去年のちょうど今ぐらいの時期に行われていた,マンション事務局の企画によるお祭りだ。ということは夜も大いにうるさくなるはずで,今から気が滅入る。

 

案の定,夕方18:00ごろからどんどんうるさくなってきた。窓を締め切っていても,枕に頭を埋めても聞こえてくる大騒音。仕方がないので様子を見てみることにした。途中,エレベーターの中で60〜70歳ぐらいの老夫婦が入ってきた。「あぁ,この人達も祭に参加するのかなぁ」と思っていたら,おじいさんのほうが「君もうるさくて逃げるほうかね」と訊いてきた。おー,やっぱりこの人達もうるさいと思ってたんだ,と思いながら「そうです,ちょっと様子を見てから逃げます」と答えた。そうしたらおばあさんのほうが「私達もそう。せっかくだから5分ぐらい見てくるけど,そのあとはこの人と一緒に静かなところで夕食でも食べるわ」と仰った。そこにおじいさんが「楽しいのはいいことだけど,これはうるさすぎる。ダメだ」と言う。そこで,意を決して本音を言ってみた「インド人はみんなこういううるさいのが好きなんだと思っていました」。すると「好きな人もいるんだろうが,嫌いな人もたくさんいる。私たちはいつも困っている。そこのショッピングモールでもいつも何かうるさいことばかりやっていてうんざりだ」と,かなり常識的な答えが返ってきた。やっぱり人によりけりなんだな。

 

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いざ外に出てみると,そこらじゅうに巨大なスピーカーが設置してあり,内臓がビリビリ震える大音量でロック・ポップ・民族音楽が鳴り響いている。ぐるっと見て回ったけれど,サリーの生地やカーペットを売っている出店や保険(なぜ?)のセールス店ばかりで,面白いものは特になかったので早々に退散してビールを飲みに行った。

 

問題は,このお祭り騒ぎが22:30まで続くことだ。

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今この記事を書いているのは22:23だが,室内にいて窓を締め切っている今でさえ頭が痛くなるような大音量が聞こえてくる。本当にあと7分で終わってくれるんだろうか。