シャワー

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家ではいつもこういうところでシャワーを浴びている。完全にシャワー専用室である。

そして今朝もシャワーを浴びようとしたら

 

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これ↑が

 

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取れてしまった。

 

このつまみは水の出先を蛇口からシャワーに切り替えるためのものなのだが、これがポロッと外れてしまった。

 

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いちおうネジっぽくなっているので元の場所に差し込んで回してみたり押し込んでみたりとあれこれ試してみたけれど、まったく直る気配なし。どうやらメス側がダメになってしまっているようだ。しかも追い討ちをかけるように外れたところから水が漏れだしてきた。最低。仕方がないので蛇口の下に座り込んで蛇口からお湯を浴びるようにして凌いだ。いちおう身体中を流したけれど、どうにもすっきりしない。

 

実は今日の深夜にシンガポールに出発する予定なので,せめて水漏れだけでも直しておきたい。一瞬だけ考えた末に,会社には遅参すると連絡を入れて,マンションの運営室に相談に行く。「シャワー設備が壊れてしまったので修理人を呼んでほしい」というと,「分かった,すぐに手配する」といって,実際に20分後には修理人が部屋に来てくれた。しかし,しょせんはマンション付きの修理人なので水道設備周りのプロというわけではない。あれこれ弄ったり触ったりしても埒が明かず,けっきょく僕と同じように押し込んだりねじ回したりしはじめた。もちろん上手くいかない。そこで彼は応援を呼び,もう一人やってきた。しかし,彼でも手に負えず,やはりねじ回しや押し込みを試みてから,また応援を呼び出した。そういうわけで狭いシャワー室に3人の修理工が集まったのだが,その3人目も押し込んだりねじ回したりして,けっきょく諦めた。そこでまたどこかに電話したあと,電話を僕に手渡してきた。「マネージャー(上司)だ」という。出てみると,3人よりもずっと落ち着いてしっかりした英語で「部品が完全に壊れているから,シャワー設備の会社の人間を手配する」という。まあ,どうしようもない。素直に了解して,16:00に来てくれるようにお願いしてその場は解散した。

 

けっきょく10:30に出社となった。Hさんやボスに状況を訊かれてあれこれ説明すると,まぁそういうもんだろうなという薄い反応だった。みんなさんざん苦労しているのだ。

 

で,インドでは珍しく約束通り16:00にシャワー設備会社のサポート屋さんが到着した。彼は英語がほとんど話せない人だったが,お互いに身振り手振りでなんとか意思疎通できた。

 

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頑張ってバラす。

 

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だいぶ剥き出しになってきた。明かりはスマホのライトです。

 

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さらに解体。ここからもうちょっとほじくり返したのだけれど,見とれていて写真を撮り忘れた。

 

けっきょく,予想通りメス側が変なことになっていた。ナットのようなものがあったのだけれど,それが外れてしまい,ネジ穴からズレたところに動いてしまっていたので,つまみのネジを入れていくらねじっても全然閉まらなかったのだ。うまく直し終えたときには二人でガッツポーズしてしまった。

 

なんとか出発前に終わって本当に良かった。値段を訊くと200ルピーだというのでサクッと支払った。相場通りの値段なのか,そもそも払うものなのかも分からないが,安いものだ。良かった良かった。