エレベーター

退社してマンション1階のエレベータの前に歩いていったら,実に絶妙のタイミングでドアが開いた。それこそエレベーターに向かう歩みをまったく止めることなくそのままスッとエレベーターに入れたのだ。別に大したことではないけれど,こういうのはなんとなく気分がいい。今日は安らかに眠れそうだと思ってドアが閉まるのを待っていたら,ドアが閉まりきるそのギリギリ数ミリぐらいのところでまた開いた。こういうことはよくあるので平常心で閉じボタンを押すと,やっぱりまた閉まり切る寸前で開いてしまう。3回繰り返してもダメなのでちょっとイラッとしたが,経験的に「閉じボタンを押さずに放置して,自然に閉まらせると上手くいく」ということを知っているので,今度はジッと待ってみると,それでもダメ。2回待ってみたが無駄。

そこで気がついた。さっき絶妙のタイミングでドアが空いたというのは実は絶妙でもなんでもなくて,単にこのエレベーターが壊れていてしばらく前からずっとこのペースでドアが開閉し続けていただけなのだと。実際に外に出て観察してみると,一定周期で開く→閉じるを繰り返していた。

 

 

一人でブツブツ毒づきながら別のエレベーターに乗り換えました。今思い出してもなんだかちょっとイラッとくる。まさにマイクロストレス。