Japanese Travel Cafe Azuki,Monkey Bar

以前から名前は聞いていた「Azuki」という和食屋に行ってみることにした。街の中心部にあり,メトロのMG Road駅から500mも歩かないぐらいなので,ちょっとした外出にはちょうどいい。

 

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で,地図の通りに歩いていったら辿り着いたのがこういう風景だった。

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ここまではいい。

 

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問題はこれだ。けっこう怯んだ。まるで舗装されていない道が続き,ゴミやらうんこやらが目につく。一番奥の方にあるのだが,勘違いでそのひとつ手前の建物のほうに迷いこんでしまい,住人に見咎められてしまった。「Azukiというジャパニーズレストランがあると思うのですが」と言うと「あぁ,あれね,もっと奥だよ」とにこやかに教えてもらった。有名なのか,迷い込んでくる日本人が多いのか,どっちかだろう。

 

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一番奥にある建物も一見して小規模なマンションというかアパートみたいで,外に看板らしいものも出ていないので意を決して階段を昇っていくと,ごく普通の民家が続いたあとで,3階になってやっとそれらしいものが見えてきた。

バンガロールには「Masara Tours」という日本人向けの有名な旅行代理店があるのだが,それとオフィスが同じなのだと初めて知った。同じ会社が両方とも運営しているのかな。

 

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中は驚くほど日本っぽかった。今日は日曜日の,しかも14:00ごろの昼下がりとあって,僕とあと一人の日本人男性しかいなかった。店長らしい人はサリーを来たインド人の中年のご婦人で,違和感ゼロのごく自然な日本語で話しかけてきた。旦那さんが日本人とか,以前ずっと日本にいたとか,そういう御方かな。

 

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今日は日曜日でシェフもいないということで,ごく単純な和菓子を頂くことにした。抹茶羊羹とみたらし団子,そしてインド風のお茶を注文して出てきたのがこれ。和菓子の味はごく普通で違和感なし。それぞれちょっと固かったかな。しかし,この味をインドで味わえるなら上等だろう。全部ひっくるめて300ルピー強。500円ぐらい。平日に来る機会はなかなか無いが,今度はちゃんとした料理も頼んでみよう。

 

これだけだとお腹が減りすぎるので,ちょっと距離があるが,別会社のOさんに教えてもらった,ハンバーガーが強烈に美味いという「Monkey Bar」に行ってみることにした。IndiranagarなのでAzukiから地図で見ると4kmぐらい離れている。けっこうな距離だが,散歩と腹ごなしを兼ねて歩いてみることにした。このあたり一帯は歩道が比較的整備されているので歩くのにそこまで苦労しないが,なにしろ暑くて汗でメロメロになった。一刻も早く店に入ってビールを飲みたい。

 

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店の付近はこんな感じ。結構な高級住宅地であり,その合間におしゃれな店が並んでいる。あえて東京にたとえるなら青山とか麻布のようなイメージだろうか。

 

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ビルマ…というかミャンマーのレストランだろうか。ビルマ料理というジャンルは全然馴染みがないのでどんなものなのか想像がつかない。

 

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そうこうしているうちに着いた。黄色い看板がそのMonkey Barのもの。一見してぜんぜん猿っぽくない。

 

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店内はとても良い感じにアメリカンな雰囲気が漂っていた。壁中のイラストやらなんやらを見るとちゃんと猿が登場する。

 

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いちばんオーソドックスなバーガーを頼んでみた。意外と小さくて,マックでいうところのビックマックより一回り小さいぐらい。男性なら2個ぐらいペロッとイケるだろう。女性でもこれなら一人で食べきれると思う。味は確かに美味い。ミートパティがジューシーで旨味をちゃんと感じる。追加注文しようかどうかちょっと迷ったが,さっき和菓子を食べたんだからということで我慢。ビール2杯(ヒューガルデン・ホワイト)とこのハンバーグで,税込みで1500ルピーほどした。ハンバーガーが300ルピーとちょっとだったのに対してビールが500ルピー強だったのだ。

 

店を出るともう17:00ぐらいになっていたのでOlaで帰ることにした。そうしたら今回は最低なドライバーに当たってしまった。

まず,走行中に警察に呼び止められて足止めを食らう。何やら書類を出して車から降り,警察にその書類を見せながら必死に何か説明している。

 

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僕を残して外にいってしまった。良いのかそれで。

 

10分近く止まっていただろうか。戻ってきたドライバーに事情を訊くと,イヤホンをしていたので呼び止められてしまったのだという。インドも日本と同じで運転中は電話禁止である。OlaやUberのドライバーは良くイヤホンで誰かと会話していることが多い(オペレーター?)のだが,やはりそういうのはNGなんだろう。このドライバー,出発した途端にまたイヤホンを付け始めた。まるで懲りてない。

 

そして,30分ほど乗ったときだろうか。交差点で信号待ちをしていたら,おもむろに髭面の青年が助手席に乗り込んできた。ひょっとしてドライバーとグルで強盗でもするつもりかと猛烈に焦ったが,ビビったところを見せたらいかんと思って悠然とした態度のままドライバーに目線を送ると「友達なんだ。途中まで載せていく」とぬけぬけと言う。けっきょく正しいところにはちゃんと送り届けてくれたけれど,あまりにもふざけているので下車後のドライバーの採点欄で星ひとつにしてやった。

 

家に着いたらぐったり。外出するといろいろと疲れる。