ワールドカップ・日本決勝トーナメント進出決定

別部署のYさんから、「今日は日本vsポーランドで、District 6で生中継するからみんなで観に行きませんか」というお誘いが来た。相棒や子供のこともあるのでちょっと難しいかと思っていたのだが、子供が今日に限ってうまい具合に寝ていたのと、相棒の妹さんが日本からLINEで中継してきまくるので相棒もなんとなくワールドカップ気分になったらしく、

「行くか」

「行きたい」

「行こう」

「行こう」

そういうことになった、という夢枕獏陰陽師のようなノリで、寝ている子供を無理やり背負って行くことにした。

 

District 6に着いたら時間的にはすでにハーフタイム直前ぐらいで、YさんとHさんがテレビ画面の前で2人で並んで呑みながら食事していた。挨拶しつつ、ウェイターに案内されて通された場所は、生中継をプロジェクターでスクリーンに投影している超特等席だった。

 

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あらやだ何この特等席。

 

スクリーンの手前にいるお二人もアジア人で、巨大なテーブルを専有してまさにハイパー特等席でのかぶりつき状態だった。察するに日本人だろう。店内を軽く観察すると、他にも日本人と思しきアジア人がけっこう目についた。みんな観たいんだなぁ。

 

僕のサッカー勘は極めつけに鈍く、試合中の細かい機微は全く理解できないのだが、それにしても後半はなんだかパス回しばっかりしていて全然攻めようとしていないのがはっきりと理解できた。0−1なんだから同点に追いつくようにもっと攻めまくれよと思っていたのだが、その最中にも相棒の妹さんから解説のLINEがビシバシ飛んできて、要するにセネガルが負けそうで、どう転んでも日本は決勝トーナメントに進出できそうなので、イエローカードをもらわないようにひたすら安全な試合をしていたということらしい。実際、試合が終わって蓋を開けたらセネガルがコロンビアに負けていて、日本はHリーグで一位ということだった。店内は80年代のロックやポップスが大音量で流れているのでさっぱり分からなかったのだが、そんな超守りに入っている日本に対するブーイングは凄まじいものであったらしい。まあ、ブーイングする人たちの気持ちは分かる。が、僕はこういう二・三手先まで考慮した戦略的な戦い方が嫌いではないので、特に文句はない。ウェイターにお金を払うときに「日本決勝に行けるぞ」と言ったら「Not exciting!!」とにべもなかった。日本人以外からするとそうなんでしょうな。

 

決勝トーナメントの時にまた来ることになるんだろう。