所得税申告

去年に続き、今年も所得税申告の時期になった。会社の総務のプロっている人が書類をぜんぶ完璧に仕上げてくれたので、あとはそれとパスポート・ビザの書類・PANカードを持っていって提出すればOKという状態になっていた。午前中に会社で用事を済ませて12:30にFRROに出発した。余裕だろうと思ったらSankey Tank付近の交差点がどん詰まりになっていて、結局そこを抜けるのに20分近く掛かってしまった。あの交差点、分かる人は分かってくれると思うのだが、貯水池沿いの道の信号の間隔が恐ろしく短いのだ。そのせいで、渋滞していると信号が青になっても一度に4〜5台ぶんぐらいしか車が動いてくれないこともある。

 

FRROについたら13:15ぐらいだったので、まず最寄りの栄に昼食を食べに行った。

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生姜焼き定食を頼んだ。やけに盆がスカスカなのがちょっと笑える。なお、今回の生姜焼きの肉は脂身が異様に多くて、このあとかなり胸焼けした。

 

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定食だけじゃちょっと物足りないかと思ってキャベツのゴマ塩ダレを頼んだら、想像を遥かに上回る量が出てきて腰を抜かした。写真だとわかりにくいが皿の横幅が30cmぐらいある。美味いのだが一人だと量が多すぎなのと、あとビールが欲しくなる。もちろん飲んだりはしないが。

 

食べ終わってから歩いてFRROに向かうとちょうど14:00だった。書類を手に持って窓口に歩いていくと、書類を見せる前から受付のお姉さんが「税の件?」と訊いてきたので、ササッと書類を提出した。「そこで座って待っていてください」と言われておとなしく席に着く。ここまでは、前日にここに来たYSRさんの前情報の通りに推移した。彼によると一連の処理がだいぶ迅速に終わったらしいので、僕もてっきりこれであと10分か15分もすれば終わるだろうと高をくくっていた。

 

しかし、インドなのでそうはいかなかった。僕が椅子に座ったそばから窓口にいろんな人が殺到してきて、受付のお姉さんと押し問答が始まった。

座っている、黄色い服の人が受付のお姉さん。

座っている、黄色い服の人が受付のお姉さん。


「昨日、あれとこれを揃えてまた来いって言われたのに!」とか「何時に来いって言われたのに、なんでまだなんだ!」とか、そんな会話が繰り広げられている。受付のお姉さんも強くて、「それじゃ駄目なんです」とか「これでは受け付けられない」など、毅然と言い放っていた。ターバン巻いた白い人の2つ左にいる青いTシャツ着た兄ちゃんに「あなたアラビア語喋れる?この人に通訳して!」とか命令してたり。僕に対してはとってもにこやかで物腰が柔らかかったのでちょっとビビった。

 

そんな感じでけっきょく1時間ほど過ぎただろうか。やっと終わったのだが、けっきょくパスポートもPANカードもぜんぜん提出する機会がなくて、本当にこれで大丈夫なのかとちょっと不安になって思わずYSRさんに電話して確認してしまった。彼によれば基本的に総務の人がパスポートやPANカードの写しを全部きっちり揃えているので問題はなくて、万が一にも原紙を出せと言われたときのための保険なのだという。

 

そういうわけですべてが終わったら15:00を過ぎてしまっていた。このあとは職場に戻るだけだったのだが、もともと空模様が悪かったうえに雨が降り出してきたせいで道が混みはじめ、けっきょく職場についたときには16:00を過ぎていた。車の中でドライバーと取り留めもない雑談をして、彼が来年結婚する予定だとか、マンガロール付近出身だとか、そういう情報をゲットした。別に何の役にも立たないけど。