風邪・火災騒動・プーケット出発

明日金曜日はお休みを1日もらって週末にかけてプーケットに行くのだが、今日の11:00ごろから急に体中の筋肉や関節が痛くなって熱っぽくなってしまい、大事を取って15:00ごろに早退させてもらうことにした。家に帰ってルルを飲んで寝て、17:00頃に起きて熱を測ったら37.8℃。結構な熱である。21:00過ぎには家を出発するので、それまで水を飲んでひたすら寝ることにした。なんとも間が悪すぎる。

 

ルルのおかげなのか汗を大量にかいたためか、まだ関節や筋肉が痛いものの20:00ごろには多少持ち直した。今のうちにシャワーを浴びて汗を流して準備しようかと思ったら、今度は相棒が「なんだか煙臭い」と言い出した。たしかに線香ともちょっと違う煙っぽい臭いが部屋の中に漂っている。自宅でボヤでも出してしまったかと焦ったが、玄関を開けたら理由が判明した。廊下一面が煙に包まれていて、どう考えても火事としか思えずさすがに腰を抜かした。しかし、相棒が階段を使って受付に向かう途中で原因が分かった。降りていく途中の階でとあるオジサンに出くわし、「火事みたいで怖い」と説明したら、いっしょに付いてきて調べてくれたのだそうだ。で、7階のあるお宅がドアを開け放しており、そこからもうもうと煙が出ていることが分かった。中では僧侶っぽい人が複数人とその家の住人と思しき人達がいて、ろうそくをむやみやたらと灯しながらガンガンお香を炊き、深刻そうにお祈りをしていたのだという。そのオジサンは「ああ、これはPrayingだから大丈夫だ」と説明して相棒も納得し、スッキリした顔で家に戻ってきた。

 

それにしてもだ。
日本人的な感覚だと非常識極まりないように思えてしまうが、周囲のインド人の住人たちはまったく気にしていないようであった。まさに文化の違いということだろう。日本がもし今後移民を受けいれる方向に舵を切って、アジア域からの移住者が増えてきたら、こういうことが日本でも起きて、ちょっとした摩擦の原因になるんだろうな。僕はぶつくさ文句を言いつつ大抵の環境なら普通に生活していける気質なので、日本がそういう移民社会化することに対しては特に良いとか嫌だとかいう気持ちはないのだが、ふと10年後・20年後の日本社会に思いを巡らせてしまった。

 

そのうちに出発時間が来たので家を出ることにする。ルル様はいつまで効果を維持してくれるだろうか。ビールを飲みたい気持ちも起きないので、移動中はひたすら寝ることにしよう。