GERI

とかなんとか言っているうちに、深夜から猛烈な下痢に見舞われた。あぁ人体にはこんなに水分が入っているんだという勢いでシャーシャーと下痢ピーになり、ついでにゲロも吐いて、明け方に電車のプォーンという汽笛が聞こえてくるまでまんじりともできずにずっとトイレとベッドを往復していた。途中から実とか具らしいものも出なくなってひたすら透明な黄色い液体がドバドバ出るような状態になったのだが、そんな状態でググって分かったのは、その黄色い液体は腸液で、体内の不純物とか害毒を必死に体外に排出しようとしいているらしい。そのうちに肛門がヒリヒリしてきて水で洗うのも辛いぐらい痛くなってきたのだが、それも「腸液はアルカリ性で、本来は消化物と一緒にやってくる酸性の胃液を中和するためのものなのだが、下痢のときはアルカリ性のまま直に出てくるので、それが肛門の粘膜を痛める」ということだと知った。少なくともググって出てきたページにはそう書いてあった。

そうかーそうなんかと思いつつ、07:00ごろにやっと少し落ち着いてきて、そのままたまにトイレに行ってシャーっとしながらウトウトと寝るというサイクルを繰り返し、昼過ぎにはやっと便座に座ってもブホッという屁しか出ないという状況になって落ち着き、食欲も戻ってきた。そこで体重計に乗ったら、普段は66kgの体重が64kgにまで落ちていた。何が問題だったのか未だに分からない。プーケットに行ったときに何か拾ったのか、インドに戻ってから拾ったのか。相棒が「胃が重い」と言いつつ同じ症状には見舞われていないのも解せぬ。あるいは、相棒も数日後に同じ状況に見舞われるのだろうか。

 

なんだかんだで15:00過ぎには体調は完璧に戻ったので、かねてから招かれていたMさんのご自宅に予定通り伺って奥様手作りの和食に舌鼓を打ちつつビールとラム酒を堪能した。ついでにワンコとニャンコにも癒やされてきた。ワンコとニャンコはいい。人間社会の潤いだ。いつになるか分からないが、俺も日本に帰ったらワンコかニャンコを飼うんだと心の底から誓った。