Columbia Asia Hospital(日本人のヘルプ付き)

あんなに絶好調に思えた月曜日だったのに、深夜からまた腹くだしが激しくなってしまってトイレに張り付く羽目になった。District 6の店じまいのショックだろうか。腹痛もなにもなく、ただひたすらシャーシャー出続ける状況で、まあ年に1〜2回こういうババを引くこともあると覚悟はしているのだが、それにしても今回は長引いているので気になる。なにしろオシッコと同じような勢いでシャーシャー出ていくのだ。けっきょく深夜から明け方までほとんどずっと便座に座っているような状況だったのだが、トイレにこもってスマホで検索していると(便利な世の中ですね、ホント)、次のページに書かれていた内容が自分の状況と良く一致する。

 

インド2 - MIZUTANIKEITA ILLUSTRATIONS

起きてから1時間で7、8回の下痢。

一日のトータルで20回近い下痢。

しかも毎回勢いが衰えず体内の水分がひらすら出て行く感じ。

 

日本でする下痢とは違い、ほとんど水のような下痢。濁流。

下痢下痢書きたくないのに…インドのせい!ムキー

 

いやほんとムキーですよムキー。発熱しないのがせめてもの救いだろうか。

 

この方は低予算旅行でずいぶん苦労されたようだが、海外赴任者にはもう少し安全な道がある。ジャパニーズヘルプデスクというものがあって、バンガロールであれば今まではBrigade Gatewayから車で1時間ほどの場所にあるSakra World Hospitalだけがヘルプデスクの対象だったのだが、最近になって範囲が拡大され、9月からBrigade Gateway内のColumbia Asia Hospitalも対象になったのだ。上記リンクを見るとまだこれらの情報は反映されていないようであるが、いずれ載るだろう。基本的にはヘルスケアプログラムや海外旅行保険に加入している人向けのサービスであるが、困っている人を見捨てたりはしないはずなので、体調が苦しくてにっちもさっちも行かなければ、とりあえず電話して相談すれば良いと思う。以下、あとでパンフレットを頂いたので読者のご参考までに載せておきます。バンガロール在住の人であれば、まずここに掛ければあとは対話していけばなんとかなるだろう。

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そういうわけで初めてジャパニーズヘルプデスクに電話してみたら、日本人の方が出てきてとても丁寧に対応してくれ、無事に12:30で診療予約を取り、時間になったら病院の入り口で待ち合わせましょうということになった。 この時の安心感といったら。

 

家族はそれぞれ用事で外出したので、とりあえず経口補水液を自作(レモンが無かったので塩と砂糖だけで作ったらすこぶるマズかった)して水分補給しながら会社のメールを見たり書いたりして過ごした。週末もそうだったのだが、日中は下痢が止まり、深夜に突如激しくなるのだ。11:00ごろにまたトイレに座ってみたが何も出てこない。一体何なんだろう。こんな状態で診察を受けて「全然問題なし」とか言われたら困ってしまう。せめて強力な下痢止めぐらいは処方してもらおう。

どうでもいいが、「経口補水液」で検索するとクックパッドが上位に引っかかってきた。ほんと皆さん何でも作りますね。

 

そして12:30に病院前に着くと、電話で対応してくださったYさんが待っておられた。挨拶をしつつすぐに所定の手続きに向かう。向かうと行っても基本的にYさんがエスコートしてくれて、自分はそれに従っていればすべて滞りなく進んでいくのだ。これは本当に助かる。今日はたまたま腹くだし以外の問題はないけれど、高熱に浮かされているような時だったら本当に涙目になるほどありがたいことだろう。最後に頼りになるのはやっぱり日本人だ。

 

対応してくれた医者の先生はキリっとしたエリート風の女医さんで、テキパキと診断をこなし、僕の拙い説明にも辛抱強く耳を傾けてくれ、最後に「まあ、この国では色んな原因で悪い菌もらうから、とりあえず抗生物質をあげましょう」ということになった。あ、やっぱり自分たちでもそう考えてるんだなと思った。相棒の友人情報によると「単なる風邪とか腹くだしでも説明の仕方によっては即入院とか言われるよ」ということだったのでビクビクしていたが、とりあえず先生にはコイツは大丈夫と判断されたようだ。最後にYさんが先生との間でピシッと事務手続きを終え、先生に御礼を述べて退室。合間合間に多少の待ち時間があったとはいえ、初めて訪れた時の始末に負えない混乱っぷりを思うと、信じられないほどスムースに進んだ。待ち時間に関しては、そもそも患者が待合室にひしめいている状況だったので致し方ないだろう。とにかく、ジャパニーズヘルプデスクの威力を思い知った。

 

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そうして抗生物質とその他もろもろが処方された。日本語の説明書きもYさんに書いてもらっていて本当に助かる。家に帰ってきたら15:00ごろだったのでさっそく飲んだが、そのおかげかどうか、夜になったけど今のところシャーシャー出る気配は無し。

 

「今日はジュース・果物・お粥なら食べていい。薬を飲んでも今日一日は下痢が出るかもしれないが、それは大丈夫だ」と言われたので、とりあえずリンゴを買ってきてすりおろして食べたり、お粥を作って食べた。今晩はどうなるだろうか。とりあえずタオルでも腰に巻いて寝るつもりです。垂れ流しみたいになったら嫌だから。

 

豆知識だが、下痢のことをLoose Motionと言うのだと初めて知った。Diarrhea(ダイアリア)が正当な英語で、Loose Motionのほうはインド製英語らしいのだが、日本で一般的に「腹壊した」とか「ゲリピー」とか言うように、こっちのほうがインド的には通じるんだろう。またひとつ賢くなってしまった。