ディワリ祭り(2)

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彼に記事の先頭を飾ってもらう。

みんなの座興が終わってからビュッフェ形式のパーティーになり、みんなそれぞれ食べたり飲んだりしながら座って話し込んだり立ち話で気楽に流したりとユルい時間が流れていったのだが、その後ステージはダンスクラブと化し、老若男女あらゆる人間たちが乗り込んで派手に踊りまくり歌いまくるという状態に突入した。

 

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まず好き者たちが先陣を切り、

 

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徐々に人数が増えて盛り上がっていく。といっても最初から超盛り上がりっぱなしではあるが。

 

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途中からこんなふうになる。YSRさんとかSKTさんとかYMCさんとかもこのへんで吹っ切れて踊りまくっている。

そういう僕も途中から引っ張り込まれてしまい、割り切って踊りまくることにした。シンガポールから出張してきたS氏も引っ張り込もうとしたが、普段はお調子者の彼が踊りだけは全力で拒否るので諦めた。

 

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終いにはこんなふうになる。会社の用務員さんやお茶汲みさんまで参加して狂喜乱舞状態に突入する。極彩色のフラッシュライトが点滅しまくり、なんとなく「ポケモンショック」という言葉が頭に浮かんできた。

 

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女性陣もサリーを振り乱して踊る!!男どもが狂喜して盛り上げる。

 

最後はヘロヘロになり、机の上に突っ伏してしまった。そのままぼんやりステージを見ていると、みんな何十分も踊っているはずなのに、まったく疲れた様子もなく楽しそうに踊り続けている。

 

見ていて本当によく分かるのだが、みんな本当に踊りがうまい。普段はおとなしいアイツやお茶ばかり飲みに行ってちっとも仕事場に戻ってこないアイツなんかが、キレッキレの動きで敏速に踊りまくるのである。リズム感も良いし、腰や足や手の動きが尋常じゃなく滑らかで硬さがまったく感じられない。

本多勝一というジャーナリストがもう何十年も前に書いた、アメリカ合衆国を取材して回ったときのことを報告した本があるのだが、この中で著者がとある街のお祭り騒ぎを見にいった時、まだ全然小さい、ごく普通の一般市民の黒人の幼児がバケツの底とかを叩いているのを目撃して、そのリズム感にビビるというエピソードが出てくる。インド人もきっとこんな具合ではなかろうか。ちょっとかじったとかいうレベルじゃなくて、踊りに対する適正や能力が遺伝子レベルで体に組み込まれている感じである。そうとしか説明できない。冒頭の写真に載せた白い服でマイクを持って悦に入っている若者など、普段は草食系どころか草食動物に食われる草みたいにおとなしい青年なのだが、マイクを持って踊りながら歌い始めると完全に肉食系に変貌していた。

 

そんなこんなで21:00過ぎぐらいにお開きになり、帰るもの・まだ踊り続けるものとそれぞれに分かれるのだが、僕は行きと同じく出張者の皆さんの車に引き続き載せてもらうことにした。いちおうYSRさんたちと同じ専用の車が手配されていたのだが、すっかり忘れていた。そのせいで総務の人から「あんたどこにいるんだオラァッ!」という電話が掛かってきて、謝りながら事情を説明して、僕は置いて皆さんで帰ってもらうことにした。ご心配おかけしました。