お土産の話

ボスのMさんに「このへんでお土産帰るところってあるかねぇ」と訊かれた。来週から家族一同で休暇で日本に帰国するので、配るお土産をどうしようかと考えているらしい。いろんな会話を経て「まあ、紅茶かなぁ」という結論に至ったのだが、そう結論したMさん自身がすぐに「でもそんなに美味しいわけでもないしなぁ」と仰る。そうなのだ、別にお土産にするほど美味しいわけでもないのよね。アッサムとかあっちの方で原産地直売のものを買えばまた違うのかもしれないが。

 

というわけで、毎度のことながら日本人向けのお土産は悩みのタネである。一つだけ確実に言えるのは、お菓子などの食い物系は絶対にアカンということだ。基本的にみんな「インドのお菓子」「インドのスナック」というだけで警戒するし、僕の場合は「次は東京駅でひよことか買ってきてよ」と心無いことを言われたりもしたので、もう食い物は二度と持っていかんことにした。

 

お茶系は悪くないと思うのだが、インドのお茶がそんなに美味しいと思ったことがないので、個人的には気が進まない。相手がお茶を好む人かどうかにもよるし。

 

気合の入った料理好きにスパイス類を買ってあげると良いかもなぁと考えたこともあった。サフランなんか日本だとバカ高いけれどこちらだとバカ安いので、鼻くそみたいな値段で偉そうにできるじゃないか、と。しかし、インドのスパイスをバリバリ活用できる人は相当限られると思うので、これもいまいちである。

 

本当に気の合う友人とか親類とかにBiraを数缶とかOld Monkやワインを持っていってあげるとか、そのへんがいちばん無難かなと思った。重いので本当に限られた人向け。