Hotel Nalapaka

先週8日と9日にストがあった影響で保育園が臨時休園になったのだが、その埋め合わせということで本日土曜日は開園日ということになった。埋め合わせということなら、さらにもう1日欲しいところだが、これはもう仕方ない。せっかくなので子供を預けることにして、その後相棒を連れてHotel Nalapakaに行った。結構美味しいのでたまに食べたくなるのだ。距離もBrigade Gatewayからごく近いので、Olaでオートリキシャを使えば安心確実に5〜10分程度・40ルピーぐらいで着ける。

行った時刻が午後2時というインド人的に昼食でいちばん賑わう時間帯だったこともあって大混雑していた。自分の名前を店員に伝えて順番待ちしていたら、恰幅のいいおじさん(といっても僕より若いかもしれない)の客に親切に案内してもらったうえ、なんと支払いをぜんぶ済ませてもらってしまった。前払い制なので僕らが自分の分を支払おうとしていたら「私が払うから気にするな。おごりだ」という。レシートをチラ見すると、おじさんの連れ3人と僕のぶんを含めて合計800ルピーぐらいだった。6人割すればひとり150ルピー以内ぐらいだ。安い、が、あまりに突然の話だったので正直なところ詐欺か何かじゃないかと大いに警戒したのだが、話をしていると普段はシリコンバレーで働いていて、今週は故郷のバンガロールに帰省しているのだという話だった。水曜日にまたアメリカに戻るので、ひたすら故郷のメシを食べている最中らしい。日本人が帰省したらひたすらラーメンや吉牛や鮨を食べるようなもんだろうか。英語も訛りが薄く口調に品があり、物腰も穏やかでおっとりしているので、ひとまず安心することにした。その後も食べながらいろいろお話をしたが、アメリカにあるインドレストランは基本的に北方のものばかり(クリーミーで濃厚なやつ)で、南インドのものはまず見つからないのだという。日本もそうなのだが、インド料理のレストランというと、まず確実に北側のカレーということになってしまうらしい。なお、Hotel Nalapakaが出しているのはカルナータカ州の中の、特に北側という非常にニッチな地域料理であるらしい。

 

たらふく食って、おじさんによくよくお礼をして店を出た。またオートリキシャで戻ってきたのだが、District 6側ではなくBig Bazaar側の道に降ろされてしまった。文句を言おうと思ったら、なんと横断歩道が敷かれていた。

 

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単なる横断歩道だけじゃなくて信号も付いている。これはいいやと思ったが、率直に言って機能していない。信号機自体は動いているのだが、誰もまったく気にしていない。信号機の手前に警察官が立っていて交通整理しているし、車・バイクと歩行者の間の阿吽の呼吸もいつもどおりである。これ一つ見ても、インドで交通法規を徹底させるのは至難の業だと分かる。

 

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帰りのエレベーター前で20リットルのBisleriの空ボトルが3つ置かれていた。それはいいのだが、一番右のやつが異様に綺麗なのが目を引いた。僕らの家に宅配されるやつはみんな一番左のやつのようにボロッボロなのに、いったい何なんだこれは。しかも、そうやって家の前に来たら、我が家に宅配されていたボトルは上の部分がベッコリと凹んでいた。こういうのがね、いいんですよ、インド。いろいろ心がほどけてくる。