掃除人の力

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かつて隣の隣の隣のお宅には日本人のご家族が住んでおられたが、帰国して2ヶ月ぐらいが経過した。そして、ついにインド人の若夫婦らしいカップルがそこに引っ越してきたのだが、家財道具すべてを一度にガッツリ搬入するように手配したらしく、週末の共用エリアがダンボールに包まれた家具で足の踏み場もないほど埋まっていた。そういやその話があったな。昨日はそれを書けばよかった。

 

それはともかく、日本でそんなことになったらば、即座に隣家の住人からクレームが入るだろうが、インドの人々はそんなことはぜんぜん気にしていないようだった。おおらかなものだ。そういう様子を見るとインドを離れたくなくなる。そういう僕らもあっけにとられて眺めながら、けっこう楽しんでいた。

 

で、今朝、出社時にドアを開けたら共用エリアのフロア一面が写真のようになっていた。写真だとあまり派手さが伝わってこないが、もう紙くずやダンボールくずや、どこからどうやって付着してきたのか分からないが、乾いた土だらけだったのだ。これも、日本だったら引っ越し会社に対して即座にクレームが入ってTwitterあたりに写真を挙げられて炎上して新聞沙汰になったりTogetterあたりに記事が立ったりするんだろう。これが、帰宅したときには綺麗さっぱり掃き清められていた。

こういうのはインドならではの「きみ掃除する人、ぼく引っ越しする人」という職業的な割り切りなんだろうか。いずれにせよ、お掃除の人たちのおかげで見事に片付いたわけである。ありがたや。