土曜日

先々週の木曜日あたりから、会社支給のiPhone 6のフロントパネルが持ち上がってしまうという現象が発生した。

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 これは店でパネルを外した直後のものなので、実際にはこれほどの持ち上がりっぷりではないのだが、それでもこの半分ぐらいの高さでパネルが持ち上がって外れる寸前の状態だった。ギュッと押し込めばカチッとハマって直るだろうと高をくくっていたら、どんなに押し込んでも直らない。原因は良く分からないが、いずれにせよ会社の備品を破損したので始末書の一枚でも書くのかなと覚悟しながら会社の総務の人に見せたら、少し眺めてから「まあ、自分で店に行って直せばいいよ」とあっさり言われた。そういうものなのか。

僕はスマホをズボンの尻ポケットに入れることがあり、それで椅子に座った影響でフレームが曲がってしまったのかと思ったのだが、フレーム自体はまっすぐなので、そういうわけでもなさそうである。

 

で、以前もお世話になったAscentelに向かった。

 

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混んでなければ家から20分程度で着く。

 

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Millers 46のすぐ近くというのが分かりやすくていい。


店のオジサンに見せたら、即座に「これはバッテリーが膨張しているな」と言われた。そして店の裏にいる細身の若者にバトンタッチすると、その若者は手際よくパネルを開けてバッテリーを確認し、僕にも見せてくれた。すると、確かにバッテリーパックの表面が、中に空気でも入ったようにぶよぶよに膨らんでいた。「おまえ、一晩中ずっと充電するタイプだろ」と一発で見抜いた。「ダメだよそれ。100%になったらすぐに抜いて、5%とかそれぐらいまで使うんだ」「そのうちバッテリーが破裂したり発火するぞ」ということも言われた。そうなのだ、僕はバッテリーが常時100%になっていないと気が済まなくて、90%ぐらいになっただけでも結構モヤモヤするし、50%を切ったらもうどんなところでも充電せずにはおれない性格なのである。これがバッテリーの寿命や性能にとって良くないということはよく分かっているのだが、とにかく性格なのでどうしようもない。それに、生まれて初めてガラケーを手にしてから今に至るまでバッテリー絡みの問題に陥ったことはなかったので、てんで甘く見ていたというのもある。

相棒は僕とは対象的に0%ギリギリまで使うタイプで、残り5%でもYoutubeを観たり通話したりと攻めの使い方をし、0%になってスマホが自動停止するギリギリのところで充電ケーブルに挿して維持できるのが快感だとうそぶき、充電しても30%ぐらいになったらすぐに抜いてまたネットサーフィンに耽るような使い方をしている。僕は常々その様を変人を観るような目で眺めていたのだが、けっきょく相棒のやり方のほうが正しいようである。

店員に「バッテリーは調達しないとダメだけど、夕方には手に入る。直ったら電話するから、また来い」と言われた。その場でSIMカードを抜いて渡され、パスワードが掛かっていることを確認したところで全部委ねて、けっきょく午後4時半ごろに僕の私用スマホの方に電話が掛かってきて、引き取りに行った。当然だが綺麗に直っていた。しめて3400ルピー。5000と数百円といったところ。日本基準からすれば、まぁまぁ安いといって良いんではないだろうか。説明してくれる内容は分かりやすいし、きちんと仕上げてくれるし、時間もちゃんと守ってくれるどころか前倒しっぽいかったりするので、前回に引き続きAscentelはオススメショップである。スマホで困ったことがあったら、ここへ。

 

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スマホをAscentelに手渡した帰りにSmoke House Deliで昼食を食べた。最後にデザートでなにか変わり種を食べてみたいと思って、このチアシード入りパンナコッタというやつを頼んでみたら、店員が「マジ?」という顔をしながら、これは糖尿病患者用なので甘みがないのだと説明してくれた。それはそれで興味があるので、それで大丈夫だと伝えて持ってきてもらったら、なるほど甘みゼロで妙に酸っぱい。ほんのりと甘みがあるということもなく、ひたすらヨーグルトやレモンのような酸味だけで、ぶっちゃけ失敗だった。その後ティラミスも食べた。こんなだから太るんですわ。

 

夜、食事も終えて子供も風呂に入り終わったというところで、やっぱり運動しようと思って夜8時過ぎぐらいに職場ビルのジムに向かった。夜10時まで営業しているのでまだ余裕で使えるはずだったのだが、着いてみたらもう店じまいの準備をしている。あれ、土曜日って店じまい早いの?と訊いたら「いや、午前中に何人か来ただけで午後は誰も来ないから早めに閉じようと思ってな」と言われた。マジっすか。まあでも、日本でも定食屋とかだと、閑古鳥が鳴いている日はとっとと切り上げて閉めてしまうこともあるから、分からんでもない。とはいえこういうサービス業でそういうことをやるのは、やっぱりインドならではだろうか。年配の店長が「ランニングマシンとかならいいぞ。15分ぐらいだろうから待ってやる」と言ってくれたが、スタッフが6人ぐらい、帰りたそうにして時間を持て余しているところに自分一人だけランニングマシンするのは一人焼肉レベルで根性が必要そうだったので、辞退してオリオンモールで涼んで帰りました。

 

オリオンモールの中を歩いている時に、まだ入社2年目ぐらいの頃、休日出勤した帰りの夜に、チンジャオロース定食を食べたくて職場最寄りの商店街の中華定食屋に行ったら、普段より2時間ぐらい早い時間に暖簾を下ろしているオヤジがいて、あれぇ〜と思って訊ねたら「今日はちっとも(客が)来ないんだよ。閉めるよもう。ごめんな」と不機嫌そうに言われた記憶がフラッシュバックした。けっきょく吉牛喰って帰りました。