鼎泰豊、シンガポール・スリング

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本日でシンガポールでの業務は終了。関係者と打ち上げをば、ということで、恒例の鼎泰豊に向かった。向かったといってもシンガポールの中では日本のラーメン屋レベルでそこら中にあるので、宿泊しているホテルから徒歩200m程度のところにあるCity Hall駅の地下街にある店にした。


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同行者の一人がインド人のベジタリアンだったので、彼用に注文した豆腐の煮物のようなもの。一見してモツみたいなので内臓嫌いの僕は大いに警戒したが、食べてみると甘辛い味付けの高野豆腐といった感じで、優しい味である。

 

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豚肉の小籠包。これですよこれ。口のなかで皮を破るとジュワッと出てくるスープがたまらない。ノンベジな人4人で合計40個頼んだのだが、あっという間に食べ終えてしまった。これ以外にもベジ用の蒸し餃子なんかも頼んだりした。それはそれで椎茸の滋味深い風味が炸裂して旨み全開。


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こうやって見ると、目に入る看板類の文字が英語や中国語であることを除けば、日本の丸の内あたりの地下街とまったく変わらない風情である。ただし、こちらのほうが圧倒的に人口密度が高くて賑わっているように感じられる。こんな場所がシンガポールはあちらこちらにあり、そのどれもが人でごった返している。にもかかわらず、どこもかしこも綺麗に拭き清められていてゴミゴミしさや不潔さはみじんもない。地価もそうなら地上もそうであり、特にオーチャードロードあたりは「極限まで清潔・整理整頓した銀座」といった雰囲気である。同行者の一人で以前シンガポールに赴任していたIさんと二人で「もう日本ってぜんぜん負けてますね」「僕が赴任していたちょうどそのころに一人当たりGDPで負けて、それ以来追いつけてないんだよね」みたいな話をなんとはなしに語り合う。

 

その後、Mさんが「シンガポール・スリング発祥の地に行こう」と言い出したので、行くことにした。これがまたすぐ近くで、鼎泰豊を食べた地下街のすぐ隣にあるラッフルズホテルの中のバーなのであった。


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席に着くと、すでにこんなふうに落花生が山盛りになっている。これはいくら食べてもよく、剥いた殻は足元にどんどん捨てていくシステムになっている。そう思って足元を見ると、なるほど暗く落ち着いてオシャレなバーの床一面に落花生のからが散乱していた。僕はこういうのがあると猿のように食べだすので、気がついたら落花生50個ぐらいは食っていた。この写真で容器の上に盛り上がっている部分のほとんどは僕だけで食べている。


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オシャレ感その1。このあたりは比較的殻が目立たない。通路だからだろう。


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オシャレ感その2。それでも足元は落花生の殻だらけだけどな。


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天井を見上げると、団扇のようなものがゆっくりと左右に動いていた。もちろん風なんか微塵も感じない。雰囲気作りだろうか。


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そしてこれがシンガポール・スリング。なんとこの一杯でSGD 33もした。しかし、さすがにシンガポール航空内でCAさんに作ってもらうアレよりは各段に美味しい。まあ、これに2500円ぐらいの価値を認めるのかというと微妙だが、雰囲気代込みでなら、まぁいいか。

 

明日は朝9時の便でバンガロールに帰る。