週末の宴

本邦外務省から、インドへの渡航中止勧告が出されてしまった。でも、そうだろうな。なにしろ感染者数がぜんぜん減っていかないんだから。日本政府だって、いまこの状況で邦人がわざわざインドに行って感染して日本に持ち込んだ…なんてことになったら困るだろう。

あー、テレポーテーションバンガロールに戻って引っ越しと銀行口座解約の手配だけしてまだ日本に戻ってきたい。

 


 

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今でも私物スマホのSMSにはこんなふうにカンナダ語のメッセージが飛んでくる。何もかも皆懐かしい。

 


 

京都も非常事態宣言が解除されたので、2ヶ月ぶりに散髪に行った。住んでいるところから歩いて3分ぐらいの場所に昔ながらの床屋があってカット・髭剃り、シャンプー全部込みで2300円。日本での散髪なんて数年ぶりなので、これが高いのか安いの平均的なのか分からないが、昼前ぐらいに行ったら大繁盛していた。3密って何ですかそれという勢いで、爺さんやおっさんや学生っぽいのや小学生が店の外にまで溢れ出して順番待ちしている。こりゃあかんと思って時間をずらし、3時過ぎぐらいに言ってみたらだいぶ空いていたので、そこで飛び込んだ。がっつり短くしてもらったのでサッパリした。

 


 


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頑張って日々自炊するわけだが、もう何もかもがウマいです。豚肉なんて、こま肉をただ焼いて塩胡椒してレモン絞っただけなのだが、それでも美味しい。納豆とか最高。ご飯は一気に四号ぐらい炊いて、Ziplocの容器5個ぐらいに小分けして冷凍しておけば、電子レンジで5分ぐらいチンするだけで復活する。ひさびさに独身時代の自炊熱に火が点いてきた。


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なぜかこんなものがインドから持ってきたものの中に混ざっていたので活用。とっても便利で役立つざます。まあ、これ日本でも売ってるけど。

 


 

明日はインド側はラマダンでお休み。僕もインドカレンダーで動いているので休みであるが、まぁメールが気になって見てしまったりするんだろう。

ホームシック

結局、インド全土でロックダウンが5末まで延長される、ただし州に対して大きく決定権が委ねられる、ということになったそうだ。カルナータカ州については、昨日(日曜日)寝る前にニュースをチェックしたら「ロックダウンを二日延長して、そのあとは中央政府の判断を見ながらまた決める」という話だったのだが、結局31日まで延長らしい。また、隣接する州からの移動も禁止するらしく、状況はこれまでとあまり変わらない気もする。会社からは、拠点の地域によらず5月31日まで在宅勤務を継続するとの御触れがあった。

 

さらに、日本の航空会社のページを見ると、JALは6月いっぱい、ANAは6月15日まで、インド行きの便は出さないと告知されていた。ANAについては6月15日までが発表されているだけでその先のことは書かれていないので、JALと足並みを揃えると考えるのが妥当だろう。となると、少なくとも今の京都での在宅勤務生活は6月いっぱいは続くということになる。こんなに長期間に渡って自宅(バンガロールのほう)を空けることになると、さすがにちょっと心配になる。いちおう先週金曜日あたりからメイドさんが来るようになったらしいので、最低限の掃除はしてもらえるのだが。

 

仕事も一区切りついて夕飯も食べたので外に運動にでも行きたいなと思ったが、あいにくの雨降り。チンニング・スタンドを買いたくなる。

週末

土曜日は終日土砂降り。古い家なので雨漏りで酷いことになるんじゃないかとビクビクしていたが、特にそういうことはなかった。

 


 

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平日はほとんどビールを飲まないのだが、週末は買い出しついでにビールを買う。うまいなぁ。いまBira飲んでも、もう感動はないだろうな。そういやインドも酒の販売が解禁になったらしいが、やっぱり飲みたい人は多かったんだろう。

 


 

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日曜日朝、実に良いうんこが出て胃も腸も空っぽになった感覚があったので、ワクワクしながら体重を測ってみたら獣の数字だった。やや気分を害する。

子供の頃から、なんとなく特定の数字に出会すことが多かった。具体的には666と404という数字で、特にゲームしてるとこの数字が出てくることが多くて、ドラクエみたいなゲームで自分たちのパーティーの戦士の体力が404になったり、IT業界に就職してからは、たとえばプログラムのログファイルを眺めていても、2020/05/17 20:50:56.66 みたいなパターンが目について、毎回妙な気分になる。それを友人に伝えたら「まぁ、そういう数字を頭の片隅で意識してるから、たまたま見かけた時に印象に残るだけだろ。そういう心理的な錯覚があるんだ」と言われた。そういうものか。

 


 

www.financialexpress.com

マハラシュトラ州やタミル・ナドゥ州などはロックダウンを5末まで延長することが決まったらしい。カルナータカ州は段階的に緩和する方向じゃないかという話を方々から聞くが、どうなるだろうか。ただいま会社からの告知待ち。日本からリモート勤務している僕には直接影響しないのだが、現地のチームへの指示出しに影響するのである。

っていうか、インドってついに中国と同レベルの感染者数になってしまったんだな。

www.jiji.com

インドのいま現在の状況を目や肌で実感しているわけではないが、地方なんかはむしろこれから本格化するんじゃなかろうか。都市部だってこれから第2波・第3波が来るだろうから、インドは他の国と比べても特に先が長そうだ。

KIZAKURA

土日も、なんとなくメールをチェックしてしまったり返事を書いたり何かパワポで資料を作ったりと、メリハリのない過ごし方をしてしまった。在宅勤務のせいというより、家でもメールを見れてしまう環境が良くない。…いや、違うな、自分の仕事に対する心構えのせいだろうか。でもメール見れてしまう環境ではどうしても気になって見てしまう。それに、本当に緊急な用事だったらどうしようという気持ちも働く。サラリーマンが読む雑誌とかウェブサイトを眺めていると、デキるビジネスマンっぽい人物が「週末は電話もメールも一切受けませんし、見ませんよ。リフレッシュが大事ですから(笑)」と嘯いているような記事をたまに見かけるが、本当にそこまで徹底できるものだろうか。なんか嘘くさい。

 

そんな中でも買い出しには行く。もちろん食材も買うわけだが、一番の目当てはビールである。日本のビールは美味い。徒歩圏のコンビニやスーパーで手軽に買えるだけでも素晴らしいのに、味まで良いのだから言うことがない。Biraは確かに美味いんだけれど、思えばあれは他にロクなビールがないから際立っていたんだなと分かる。Biraを日本に持ってきたら、無数の競合の中で埋もれてしまうだろう。あの値段を日本でも維持できるなら話は別だが…。

 

今回は寝ぐらから歩いて15分ほどの場所にある小型デパートとでも言うべき場所に行ったのだが、そこにあれこれ見たことのないビールがあって驚いた。

 

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キリンが今まで見たことのないデザインのものを3種類も出していた。僕が見たことがないだけで日本では普通に浸透してるのかもしれないが。どれもオシャレなデザインで美味しそうである。


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そしてこれ。黄桜がビールを出している。黄桜っていうとかっぱっぱ〜ルンパッパ〜のCMで日本酒を売ってる会社というイメージしかなかったのだが、最近はビールも出しているのか…と思って黄桜のページを拝見すると、凄まじいラインアップで驚いた。そして、黄桜が京都の会社だということも初めて知った。うひょ〜。

 

youtu.be


つい検索してしまった。懐かしいわ〜。ファミコン三国志の音楽みたいに歌が耳に残る。そして、河童のセクシー美女たちがみんな胸を出しまくっている。胸チラどころか胸モロ。今だと絶対に放映できないだろうな。

クマバチ

一昨日のネタだが、やっと冷静に向き合えるようになったので書くことにする。

 


 

日中も夜も京都の実家で一人で黙々と在宅勤務してるわけだが、ちゃんと窓を開けて換気せぇという母のリモート助言により、日中は窓を開けるようにしている。

開けるのはいわゆる縁側に面した窓で、全部で二箇所あるのだが、片方は虫除けの網戸が備わっていない。しかし、「ゴキが出るぞ」とさんざん脅かされたわりには特に今のところ何も出現していないので、油断して網戸なしのまま全開にしておいた。これが最大の間違いだった。そのあと、昼過ぎぐらいにトイレに行って、そのままリビングに戻ろうとしたら、縁側の窓の網戸がわのほうに、何やら巨大な黒い楕円形のものが二つ張り付いていた。ギクリとしながら恐る恐る近づいてみると、なんとクマバチだった。凄まじくでかい。僕の親指の付け根から先ぐらいまでの大きさがある。それが二匹もいるのだ。しかも、とても残念なことに網戸の内側にいる。遠目には網戸の外側にいるようにも見えたのでちょっとだけ安堵したのだが、とんだ勘違いだった。正直言って、ちょっと脚が震えた。毛むくじゃらで見るからに「蜂!」という風態の巨大な虫が二匹もいるのだ。虫どころか蟲と書きたいほど恐ろしい。こんなのに刺されたらこの京都の家で孤独死してしまいそうだ。一面識もないお隣さんのお宅に行って頭を下げて追い出してもらおうかと考えてしまったが、それはあまりに格好悪い。「あそこのお宅、なんか40がらみのオッサンが入ってきたけど、虫にビビって助けを求めにきたぞw」とか噂されるなんて、想像するだけで恥ずかしさのあまり舌を噛んで死にたくなる。

おろおろしながら家の中を漁ると、台所の奥にゴキジェットみたいなスプレーを見つけた。一点集中攻撃できるように細いストローみたいな管まで装着されている。そこで、決死の覚悟で接近し、集中砲火でとにかく一匹始末するという作戦を考えた。二匹同時抹殺は難しそうなので、まずは戦力を削ごうと思ったのだ。そういうわけで、当日はけっこう暑かったにもかかわらず、ジーパンに靴下に厚手のジャケットで完全防御しながら蜂に忍び寄った。

間近で見るクマバチは、実はそんなに怖い見た目をしているわけでもなかった。確かに蜂なんだが、なんとなくモコモコしていて丸みを帯びており、不覚にも「ちょっと可愛いかもな」と思ってしまった。しかも、人間馴れしているのか、あるいはもともとそういうものなのか、僕が1m以内ぐらいに近づいても特に飛び回って暴れるような気配はない。蛾みたいに微動だにしないわけではなくて、網戸の上を適当に這いまわっているのだが、それも割とゆっくりとした感じで、あまり攻撃的というイメージでもない。

とはいえ、こんなのに刺されたらとんでもないので、この時点ですでに緊張感で汗びっしょりだった。覚悟を決めて一匹にブッシャ〜ッとスプレーを浴びせかけたら、ここで初めて驚いたように飛び回った。「イヒッ!イヒヒィ!」と奇声をあげてしまったが、必死の思いで網戸を開けたら、待ってたようにそこから外に飛び出していった。もう一匹も刺激されたらしく飛び回り始めたが、特にこちらに襲いかかってくるわけでもなく、必死に外に出たそうにしていたので、さらに大きく網戸を開けてやったら、「ひ〜助けて〜」という感じで出て行った。二匹とも出て行ったあとはすぐに網戸を閉めて、その場にヘナヘナとへたりこんでしまった。

 

そのあと水を飲んで一息つき、アドレナリンが引いたところで仕事に戻ったのだが、夜、Wikipediaで調べてみたら、まさに昼間見たとおりのクマバチの画像が現れた。

Xylocopa appendiculataWikipediaリンク

 

コレですよコレ。こうやってみるとなかなか格好良いじゃないか。カッコ可愛いというやつか。そして、記事を読むと、どうやら凶暴さの無い大人しい性格らしい。おまけにオスは毒針すらないそうだ。だったら、もう少し優しく対応してやってもよかったな。いずれにせよ本当に懲りた。これがスズメバチとかだったらどうなっていたか分からない。網戸なしで窓を全開にすると蟲が入ってくる。また一つ賢くなってしまった。

週末

なんだかんだで、東京から京都に移動して1週間が過ぎようとしている。早いな。こんな調子だとあっという間に5月が終わってしまうぞ。果たしていつインドに戻れるんだろうか。

 

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Kinleyの水ボトルがスーツケースの中から出てきた。ラベルは剥がれてしまったのだが、間違いなくアレだ。美味しく飲んだ。あ〜何もかもみな懐かしい。

 

いま住んでいる京都のオヤジの実家は、何しろオヤジが隠れ家的に使うだけの場所なので、いろいろと手入れが行き届いておらず汚い。あまりに汚い部分が多いので具体的に書くのは憚られるのだが、冷蔵庫を漁るとたとえばこんなのが出てくる。


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玄米。ちょうど米が少なくなっていたので、こりゃ買い物に行かずに助かったと思いながら、ふと気になって製造年月日を見てみたら:


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あやや〜およそ8年前ですよ先生。米粒もみんなカスカスになっている。賞味期限に無頓着な僕でもコレは無理。大人しくスーパーでひとめぼれ買ってきました。


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そしてこの週末を使って8割がた掃除したキッチンで久しぶりに自炊した。しょうが焼きが最高にうまい。何がうまいって、僕が腕前が良いからとかそういう話じゃなくて、肉がうまい。肉もうまいがそれ以上に脂がうまい。ひとくちずつ噛みしめながら食べた。なお、一番下の味噌汁は冷蔵庫の奥から出てきた味噌を使って作ったのだが、賞味期限を見ると2015年2月だった。でも使ったけどな!まだ残ってるけど、このまま使い切ります。左側にあるほうれん草は、スーパーで見つけた胡麻和えの素で和えてみた。日本のスーパーは本当にいろいろ便利なものが揃ってますな。生姜焼きの隣にあるエノキダケは、生姜焼きを焼いたフライパンをそのまま使って、冷蔵庫の中にあったオリーブオイルを足して炒めつつ醤油で味付けした。このオリーブオイル、ボトルの中に白い塊が入っていて、なんだろうと思って説明を見たらなんとガーリック漬けオイルだった。フライパンに垂らしただけで強烈なガーリックスメルが漂う。明日の屁が楽しみだぜ!

 

テレビのチャンネルを回しているととんねるずがいろいろスポーツしている番組が流れていた。木梨はいつもの通りだが、石橋の声が異様にしゃがれていて驚いた。本人はガンガン野球して雄叫びもあげているので元気そうだが、やはりそろそろ無理が効かない年になってきたのだろうか。そういや彼らももう60近いんだな。自分も歳取ったわ、とつい自らの年齢に想いを馳せた。

そうだ、京都、行こう

4月27日にコンドミニアムをチェックアウトし、羽田空港行きのバスターミナルに家族を見送ってから、自分もスーツケースを一個押して京都に向かうことにした。リスク分散ということで、相棒と子供たちは自分の実家に、僕は僕で自分の実家に戻るということにした。さて、僕の実家は栃木にあり、そこに両親が今も住んでいるのだが、そこは狭いしインターネットの回線スピードは遅いし(記憶している限り、少なくとも10年は回線契約を更新していないはずである)、座敷犬が二匹居てうるさいので、リモートワークには向いていない。どうしたものか…と思案していたら、父親の実家が京都にあるということに気付いた。ここは今でも父がたまに訪れて家のメンテナンスをしたり、一人で謎の思索にふけっていたりする大人の隠れ家的な場所になっており、静かな住宅街にありながら生活設備が一通り揃っていて、近所にはコンビニ・24時間スーパー・家電屋・ホームセンター(1.5kmぐらい歩くけど)が一通り揃っているので、買い物に不便がない場所なのだ。こりゃいいなということで、そちらに行くことにした。

 

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写真は新幹線から降りたあとの京都駅の構内だが、ほぼ無人といって良いほど人がいない。新幹線に乗るために東京駅に行ったが、そちらも普段からは想像できないほど人がいなかった。地上の道では歩行者の数が多いのに、いったいこの落差は何だろうか。

 

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京都は町のそこかしこに川が流れている。そしてなんといっても水が綺麗である。飲めるんじゃないかと思えるほど透き通っている。オトナになった今はこういう風景がいちいち味わい深くて楽しいのだが、子供の頃は田舎に帰省してもファミコンも漫画も無いのでまっっったく楽しくなかった。はよ家帰ってドラクエとかFFのレベル上げしてぇ〜といつも思っていた。今から思えばもったいないことだ。

 

実家についてさっそくWi-Fiに繋げてみると、インドとは比較にならないほど速い。実測はしていないけれど、数MBの添付付きのメールをダウンロードしたときに思わず「はやっ」と呟いてしまったほどだった。さすが日本、と言いたいところだが、そんな状況でも「ネットが遅すぎてビデオ会議が使い物にならない」という声をたまに聞く。日本でさえそうなのに、よく自分も含めみんなインドでリモート勤務してたな、と思った。


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僕が着いた27日夕方から昨日4月30日にかけて、京都はやけに寒かった。寒すぎて思わず布団を「田舎寝」スタイルにしてしまったほどだった。アレですアレ、敷布団の上に毛布を敷いてフカフカにして寝るやつ。夜はそれでなんとか凌げたが、日中はなかなかキツいものがあった。内部を多少リフォームしているとはいえ基本の造りは築年数60年の木造屋なので、あまり日が入ってこない薄暗い家だから、手足の指先が冷える。今日5月1日になってやっと暖かくなってきて助かった。

 

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買い物に便利とはいえ、もちろん外出はなるべく自粛しており、毎朝一回買い物に出て1〜2日ぶんの食料を買ってくる程度に留めている。そういうわけで基本はスーパーやコンビニで買ってすぐにとんぼ返りするだけなのだが、我が家のご近所に餅屋さんがあって、そこがいろいろと美味しいお餅を売っているので、たまにそれも買ってくる。店頭で焼いている餅をパックしてくれるのでとても柔らかく、心の片隅で「太るわ〜」と思いながらついつい何個でも食ってしまう。不思議なことに、ここの餅は一晩二晩経ってもまだ柔らかい。思わずビール飲みながら食べてしまった。みたらしだんご最高。

 

会社支給のノートPCで仕事をしているわけだが、ある時、キーボード右下にある右矢印キーがポロッと取れてしまった。うわっと思ったが、無理やり嵌め込んだらいちおう直ってくれた。…と思ったら、その日の夜にはペアのバッテリーのうちの一つが死んでしまった。ペアの片割れがまだ生きているので電源が無くてもまだ何とかなるのだが、バッテリー時の稼働時間が目に見えて短くなってしまった。

在宅で電源が確保されている現時点では仕事には支障はないのだが、ふと、もしノートPCが完全に壊れたらどうするんだろうなと思った。僕と同じく日本に退避してきたIT担当者の人に訊いてみたら、実は目下の懸念であり、本当に壊れてしまった場合には打つ手なしなのだという。

以前、在宅勤務が今後の標準的な働き方になったら、物価や住居代の安い場所にサクッと引っ越してしまおうなんてことを考えていたのだが、この「会社支給のデバイスが壊れてしまった時の手当て」の懸念が解消されない限り、日本のどこにでも自由に引っ越してリモート勤務するというのは難しいだろうなぁと思った。残念だ。

 

インドが今後どうなるのか、いろんな情報が錯綜していてまだよく分からない。5月4日以降もロックダウンは続くという話が耳に入ってきており、これはまぁそうだろうなという気もするが、じゃあいつまでかというと、みんな言うことがバラバラだったりする。あと1ヶ月ぐらいは日本で在宅勤務が続くぐらいの覚悟でやっていくしかないだろう。