バンガロール初日

5:30に目が覚めた。と書くと早起きに思えるけれど、日本はいま9:00なので、まあベッドについた時間と差し引きでトントンということで。

 

ひとっ風呂浴びて朝食のビュッフェに行く。内容はごく普通の洋風のビュッフェと、インドらしくカレーっぽいメニューの両方から選び放題。前夜に引き続き胃が重かったけど、貧乏性なので一通り食べる。たいへん美味しゅうございました。

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右上の方にある黒茶色い容器に入ってるものは固めのヨーグルト。甘くもなんともないけれどさっぱりしてて美味しい。一番左の容器に入っているものは超甘いデザート。パッと見はスープに見えたので挑戦してみたら甘すぎて閉口する。でも中央の豆カレーが辛くて滝汗状態だったのでちょうど良かった。

部屋に戻ると8:00ちょっと前。テレビを付けるとマッハ2(Ong Bak 2)を上映していた。面白いんだけど出勤の時間が迫っているので泣く泣くスイッチを切る。

初日だからやっぱりきちんとしないとなーと思って背広にネクタイでキメてみたけれど、ホテルを一歩出た瞬間にクソ暑くて後悔した。回りを見渡してみると、出勤しているインド人も欧米人もみんなカジュアルな格好をしていて、自分だけ超浮いている。我慢してWorld Trade Centerに向かうと、入り口で飛行場のような入場チェックをしている。入場者はみんな会社のバッヂを見せてからカバンを預けてゲートをくぐっているけれど、おれバッヂなんかまだもらってねーよ困ったな・・・と思ってまごまごしていたら、守衛の青年が「おまえ誰?」と聞いてきたので、今日からココで働くんだけどバッヂをまだもらっていないからエスコートしてもらうつもりですと伝えたら、「会社は?」と聞いてくるので素直に教えたら「じゃあいいよ、入りな」ということであっさり入れた。いいのかそれで?でも助かった。

1階で待機していると、Iさんがやってきてくれた。とっても親切にあれこれ指示してくれて、無事に職場に辿りつけました。あらゆる面で親切に教えてくれて助かりました。本当にありがとうございました。

仕事に関することなので詳しくは書かないけれど、ノートPCと社用携帯(スマホ)を手配してもらい、会社のシステムに関するもろもろのアカウントを作ってもらって、それをいじりながら着々と体制を整える。しかし、これも詳しくは書けないけれど、やっぱり日本のほうがITインフラはきっちり整っているなぁと要所要所で実感しました。

2時になり、現地スタッフで総務担当のDさんに職場の紹介や勤務ルールを詳しく教えてもらう。ルールが多くて大変だこりゃ。

そうやってあっというまに定時(17:00)。この時間になった瞬間に、みんなサーッと退社していく。見渡すと、ごく一部のインド人を除けばほとんど日本人しか残っていない。やっぱり日本人はどこに行っても日本人だなー。でもそれはそれで悪いことじゃないと思う。

今日は自分と別のひとり(インド人)の歓迎会と、今日付けで退社する人の送別会を兼ねた飲み会を企画してもらったので参加。ココでの会話内容も濃かったので書けないけど、インドに対する認識が少し改まりました。

代わりに周辺の写真を少し。

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↑職場から(ホテルからも)歩いて1分のところにあるマンション群。このへんでは規格外に上等な物件。

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↑マンションの写真を撮った位置の真後ろにあるショッピングモール、オリオンモール。中にも少し踏み込んでみたけれど、なかなかの規模のショッピングモールで賑わいも上々。これは明日詳しく報告します。

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↑そのすぐ隣りにあるWorld Trade Center。いろんな会社が入っています。うちの会社以外に、Amazonや、三菱東京UFJ銀行なんかも。自分も今後はここが拠点になります。

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歓迎会&送別会の会場のメニュー。インドは全般的にアルコールが手に入りにくいと聞いていたけれど、あるところにはちゃんとある。ちなみに上記の値段は全部ルピーですが、1.7倍すればほぼほぼ日本円相当です。掛け2すれば一番分かりやすい。それで分かるとい思いますが、はっきりいって結構高い。日本と同じか、ヘタすると日本よりも全然高い。

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ビールは日本人的には洋物ばかり。その水準で考えると、日本よりは安い(日本だとカールスバーグで700円とか800円取るところもあるから)。そんな中で、コロナだけが突出して高い値段で異彩を放つ。なぜだろう??

食べ物は何でもありましたが、さすがに牛肉は無かった。それっぽいのが出てきたと思って見てみるとパニールというチーズでした。

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インド人のみなさま。話してみるとみんなごく普通の人たちです。日本人ともアメリカ人とも何も変わらない。

 

ということであっというまに2時間が過ぎてお開きになったけれど、個人的にもうちょっと動きたかったので、ゲートの外にあるローカルのスーパーマーケットに突入してみることにした。行く先々の人に道を聞きながらやっとたどり着きました。背広のまま。

 

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途中で道を渡るために歩道橋のようなところを歩いたら、そこがそのまま電車の駅でした。

 

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スーパーの目の前。撮影がヘタなので伝わらないけど、実際には人でごった返しています。

途中で車道を渡る必要があったのだけれど、信号なんかまったくないうえに車もバイクもクラクションを猛烈に鳴らしながらかっ飛ばしているので怖くて渡れない。困っていたらクリント・イーストウッドがヒゲを生やしたような格好いい爺さんが身振り手振りで俺についてこいといってくれるので、お言葉に甘えてピッタリついていくことにした。たぶん現地の人にとっては当たり前なのだろうけれど、とにかく車の洪水にまったく物怖じせず、堂々と渡っていく。こっちはマジでおしっこチビりそうでした。無事に渡り終えたときには思わず握手してしまい、爺さんが照れていた。本当に助かりました。

 

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スーパーの目の前。隅っこの方に申し訳程度にローマ字。

 

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スーパーの中。カメラを向けたら喜んで写していいよといってくれた。商品に手を伸ばしているお母さんらしき人も、カメラに気づいてニコニコしながらポーズ取ってくれました。不躾な東洋人に対しても、とってもフレンドリー。

 

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米類。あー自炊してぇ。

 

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5リットルの植物油。スケール感が異常。

 

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スイカ。1kgで約22ルピー。安すぎ。

 

他にもいろいろ撮影したけれど、まとまりが無いので明日また時間を取ってじっくり調査してきます。やだ、インド楽しい・・・。

 

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そして今日の戦利品。バナナ、マンゴー、皮むき用のナイフ、牛乳、シリアル、ヨーグルト。これだけ買って700円程度でした。さっそくバナナ2本とマンゴーを喰らう。父上!不肖の息子は申し付けをあっさり破りました。マンゴー超うめぇ。

牛乳と残りのバナナはホテルに備え付けの冷蔵庫に突っ込む。シリアルは明日からちょろちょろ食べます。さて、風呂入って寝ます。っていうかインドに住みたくなってきた。楽しすぎ。単身赴任の寂しさが一気に吹き飛びました。