電話会議で苦悩する

自分が働いている会社はインドの数カ所に拠点を持っている。ひとくちに数カ所と書いたけれど、日本で譬えるなら関東に1箇所、北海道に1箇所、四国に1箇所・・・という感じなので、電車一本で出張して打ち合わせるということはできない。そういうわけで、複数拠点の人達で週一回だとか毎日30分の定例報告会をやる時は、電話会議かテレビ会議をフル活用する。

しかし、インドの回線の質が悪いのか、自分の/相手の電話機の問題なのか、本当のところは分からないけれど、とにかく聞き取りづらいのだ。ただでさえインド人の巻き舌英語なところに加えて、声がかすれるわ突然小さくなるわ雑音が入るわで、正直なところまるで聞き取れない。自分だけかと思ったら、電話の向こう側に居る人が "Hey (雑音) is a lot of disturbance here. I don't (雑音) what (雑音)" と言っているのがかろうじて聞こえてきた。そうこうしているうちに、隣の席で同じ電話会議に参加しているインド人のM氏も途中で "It's just a waste of time." と言ってヘッドセットを投げ出した。インド人同士でも相手の言っていることが分からないのだから、たぶんみんなダメなんだろう。それでも、HさんもIさんもみんなちゃんと電話会議をこなしているように見える。すさまじい集中力だ。自分はあの域に達することができるのだろうか。

 

退社したあと、プライベート用のスマホについて下調べをすることにした。日本から持ってきたiPhone6は今のところWiFi環境下でしか使えないから、ホテルから離れると本当に不便なのだ。

インドではAirtelという会社が一番有名で、社用スマホでもモバイル通信はこの会社と契約している。この会社のショップはちょっと大きなショッピングモールなら必ず見かけるので、ホテルの直ぐ近くのオリオンモールにだってあるだろうと高を括っていたのだが、ない。え〜と思ってモールの案内を見ると、1階(日本的には2階)にあると確かに書いてあるのだが、そこに行ってみるとなぜか結婚式用のドレスのバーゲンをしていた。近くを歩いていたモールの従業員ぽい人に訊いてみたら、しばらく前に閉じたという。なんてこった。さすがに諦めて、フードコートで晩ごはんを食べておとなしくホテルに帰った。週末にマントリ・モールに行くことにしよう。

 

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イケメンと謎の日本語のコラボ。

 

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チキンカレー+豆カレーのセット。インドカレーは食い飽きないねぇ。一番左の団子みたいなのはグラブジャムン(シロップ漬けのパンケーキ)。最近は味覚が鍛えられてきたらしく、笑顔で食えるようになった。

 

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259ルピー、500円弱といったところ。看板では215ルピーと書いてあったので220ルピー用意してたら会計時に足りなくて、大慌てで50ルピー追加した。消費税とサービス税でだいたい20%強なので、余裕を見て消費税25%が掛かるのだと思ってあらかじめ頭のなかで計算しておくといいだろう。

 

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ホテルの手前になる湖という名の水たまりは、夜になると噴水が上がる。綺麗なんだけど、肝心の水が超きったねぇのを知っているから素直に楽しめない。Hさんいわく、風が強い日は噴水の水しぶきがうっすらとこちらに掛かってくることもあるんだそうだ。どひゃ〜。