食について

旅費の精算をしつつ,苦境のプロジェクトの進捗管理をせよというお達しによりHさんといっしょに残課題の棚卸しを進める。実働作業をしているインドの人たちは,おそらくは文化的な背景のためか,悪い報告はせずにトラブルを隠し持ったまま突き進む傾向があるので油断ならない。日本人は叱られるのを覚悟で愚直に報告する人も多いので,インド人もそうだろうと思ってそういう日本的な対応を期待するとあとでとても痛い目を見る。Hさんはもう過去1年そんな状況でさんざんな目にあっていて,気の毒というほかない。

 

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晩飯はオリオン・モールのフードコートで中華っぽい焼きそば+水餃子っぽいものを頂く。これで233ルピー。たまにはインドカレー以外のものも食べたいからね。とはいえ,中華っぽいといっても付け合せのソースはしっかり辛いので顔中汗まみれになる。隣の席に座っていた子供が僕を見ていきなり泣きだしたのはそのせいだろうか。

そういえば,退社する前に「日本食が恋しくなるか」という話題でHさんと盛り上がった。Hさんはやっぱり恋しくなり,インドカレーだけではとても耐えられず,特に寿司なんかが食べたくなるそうだ。別の日にも,シンガポールやタイまで日本食を買い出しに行くという話をされていた。どちらの国もインドから日本食を買い出しにくるインド駐在員が非常に多いらしく,店側も心得たもので,なんと肉類を冷凍のまま持ち帰りできるほどガチな包装まで準備されているらしい。「そこまでして買いたいものってあるかなぁ?」と一瞬思ったが,例えば生姜焼きに使う豚ロースやすき焼き用の牛肉なんかはインドではまず手に入らないので,そういうものを買うらしい。あと,納豆とか。そうかー納豆かー。

自分はどうだろうか・・・と考えてみると,今のところインドカレーで充分問題なく生活していて,日本食がないと死んでしまうみたいなことはまったくないのだけれど,それでも不意に味噌汁や納豆を食べたくなったりはしますね。刻んだネギや揉み崩した焼き海苔を混ぜて食べるとか。あと,家系ラーメンをガッツリ食いたくなる。まあ,どれも日本に帰った時のお楽しみにしておこう。