雑記

  • 普段は髪がボサっとしていてヒゲもモジャっとしているインド人のプログラマーさんが,とつぜん髪も髭もツルツルに剃り上げてきた。そのイメージの変貌ぶりが凄まじくて,月曜の朝に彼が出社してきて席に座ったところを見た時は,全くの別人がやって来て座ったのだと思った。それぐらいの変貌ぶりだった。何かあったの?と訊いてみたら,笑いながら「昨日お寺に行ってきたんだ」という。立ち話の雑談だったので詳しくは聞かなかったけど,ちょっとした信仰上の習慣なようだ。回りのインド人の同僚も冷やかしてはいたけれど,そこまで不自然なことでもないらしい。
    あと,ボサボサ髪やヒゲは小デブな顔をある程度カバーしてくれるのだということにも気づいた。
  • 以前バンガロールの事務所に駐在していたMさんがこちらにやってこられた。ご用事はいくつかあるけれど,そのうちの一つとして,下期(10月)から発令される日本の本社側の体制の変更について説明していただいた。さり気なく僕とHさんの(日本での)所属部署が変わっているけれど,なんの示達もなかったなぁ…。ボスのところで埋もれているんじゃなかろうかと思って訊いてみたら「いや,俺のところにも来てないんだよ」ということだった。まあ,あと1年以上はこちらで仕事するんだからあまり関係ないんですけどね。
  • その後,Hさんと一緒にMさんと対面で日本側へのレポートラインやその他もろもろの相談(雑談)をする。そこで印象的だったのが「海外赴任の単身者は突然死が一番怖い」という話。海外渡航・海外勤務と聞くと,なんとなくテロに巻き込まれるだとか強盗被害に遭うだとか飛行機事故だとか,そういう劇的な事件のことばかりつい連想してしまうけれど,これらは劇的すぎるので話題になってしまうだけであって統計上はとても少なく,本当に怖いのは心臓発作だとか脳卒中みたいなものなんだそうだ。特に単身者は危険らしく,広い家の中で突然倒れたまま誰にも発見されず帰らぬ人になってしまうというケースがとても多いのだという。日本でも危険だろうけど,異国ならなおさらだろう。これは怖い。健康には改めて注意しようと思った。この話を聞いていて,まったく脈絡がないけれどスターリンが死んだときの話を思い出した。
  • 健康に注意と書いたそばからアレだけど,また風邪を引いた。職場でここしばらく蔓延していて,先週はボスがダウンしてしまい(いまもたまに咳をしている),今日もMさんが休んだ。そして今日は僕が午後からヤバくなってきた。電話会議で協業先の会社の人と電話会議をしていて,ちょっと雰囲気の悪い嫌な会話の応酬が続いた時,とつぜん首筋の筋肉が痛くなり,全身が熱っぽくなってきた。僕の中での典型的な風邪の引き始めだった。うわーやべーと思っているうちに目頭の部分も熱くなり体の節々が痛くなってきた。まあ,僕の場合は日曜に人だかりの多いところに行ったりもしているので,そこで何か貰ってきたのかもしれない。
  • そんなわけで退社したらすぐに家に帰って寝てしまおうと思ったけど,なぜか食欲だけは普通にあったので,例のイタメシ屋に寄ってパスタを食べた。食べている最中に,文字通り滝のような猛烈な土砂降りになる。食べ終わったタイミングになってもまったく勢いが弱まらない。困ったなぁと思って眺めていたら,店員のおじさんが「ヘビーレインだから,まあ好きなだけここにいなさい」と言ってくれた。とっても嬉しい。そのまましばらく待っていると,カップルが走りながら店の中に飛び込んできて,雨宿りさせてくれと店員に相談した。店員は「あーぜんぜん構わないよ。入り口は雨が入るから奥の方に座りなさい」と気軽に案内していた。こういう気軽な親切心はとっても素敵だなぁと感心しつつ,ちょっとだけ雨音が小さくなったタイミングを見計らって,200m先のマンション入り口までカバンで頭をガードしつつ転ばないようにゆっくり歩いて帰った。
  • さり気なく「200m先のマンション入り口まで」と書いたけど,改めてここは凄いところだと思った。日本じゃまずありえない環境ですね。そして,今この記事を書いている途中で全身の倦怠感が凄いので歯を磨いて薬飲んで寝ます。