アメリカ大統領選挙・500ルピーと1000ルピー

今日は本当にいろいろありました。

 

  • アメリカ大統領選挙
    今日の話題はなんと言ってもこれだろう。朝起きてノロノロと朝食を食べている時はヒラリーとトランプが一進一退(ややトランプが優位)という状況で,「お,トランプすごいじゃん。でも最後は西海岸付近をヒラリーが制して終わりだろうな」という雰囲気が世界中を支配していたと思う。日経平均株価も+100円ぐらいだった。チェックしてないけど,あとでインド人に聞いたところではこの時点のSENSEX(インドの日経平均みたいなものと思ってください)もそこまで変な状況ではなかったようだ。しかし,そのあとシャワーを浴びて歯を磨いてから再び状況をチェックすると,差が広がっているうえに日経平均がプラス一桁台にまで下がっていた。こりゃ凄いなと思いつつ出社すると,すでに出社していたHさんもニューヨーク・タイムズのウェブ・サイトを凝視していた。そこから続々とやってきたインド人達もみんなこの話題ばっかり。
    …いやぁ,まさかトランプが勝つとはなぁ。僕はなんだかんだでヒラリーだろうと思っていたのでびっくりした。他の人もみんなびっくりしていたようだが,「まあ,そうはいってもアメリカはシステムがもう確立している国だし,いくら大統領の権限が強いといっても実際に国を回しているのは実務に長けた官僚だから,みんなが煽るほど変なことにはならないだろう」「株を買うなら,逆に今が買い時だよね」(その後「そんなこと言っても俺はいま日本非居住だからやり取りできないんだよね」というオチがつく)というのが,周囲のインド人と話したうえでの僕らの結論だった。とにかく,今日は1日中この話題で持ち切りだった気がする。

  • 500ルピーと1000ルピー
    アメリカ大統領選挙で大いに盛り上がっていた一方で,こんなことも起きてた。僕は迂闊にも気づかなかったのだが,昨日(8日)夜に電撃的に発表されたらしい。まあ,これぐらい過激にやらないとブラックマネーの一掃はできないということなんだろうか。真偽の程は分からないけど,今後発行する新札にはチップを埋め込んで,GPS機能で紙幣の在り処を追跡できるようにするなんていう噂話まで飛び交っていた。たとえば,銀行以外の場所で大量の紙幣が密集しているような状況を検知したら,それはブラックマネーの可能性がある,というような判断材料にするらしい。そんなこと本当にできるんじゃろか?
    まあしかし,それはいい。それはインドの事情だから好きにすればいいのだ。それはそれとして,この状況↓にどう始末をつけたものか。

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    これで11月の平日の昼食はじゅうぶん賄えるというつもりで月曜日におろしたばっかりだったんですがね。しかもこれしか財布の中に入ってないし。なんちゅー間の悪さ…と思って財布や引き出しを隅々まで漁っていたら,これとは別に85ルピーをかき集めることができた。これでノンベジの昼食を1回食える!というわけで今日さっそく使いました。
    ちなみにこの1000ルピーと500ルピーは本日朝を持って法的な価値を完全に抹消されてしまい,本格的に紙クズになってしまった。いちおう12末までは銀行に持っていけば口座に振り込むことは可能らしいけど,銀行まで行くのも面倒なら手続きも面倒そうなので,あまりやる気が起きない。まあ,記念と思い出の品として持っておこう。
    北斗の拳の第1話で「今じゃケツをふく紙にもなりゃしねってのによぉ!」と叫んでいる有名なモヒカンを思い出しました。誰も賛同してくれないけど,たぶん周辺の日本人で同じことを連想した人は絶対にいるはず。