新聞を読むオッサン

朝:自炊(肉じゃが+ご飯+切り干し大根)

昼:オートミール

夜:外食

 

先週作ってちょこちょこと食べ続けてきた肉じゃがと切り干し大根がようやく終わり。ずっと冷蔵庫に入れてたとはいえ,そろそろ限界だったと思う。ご飯を電子レンジでチンして温めて,そこに火を入れて温め直した肉じゃがをぶっかけて食べた。吉牛っぽい味がして美味しかった。肉は鶏だけど。

 

メイドさんが掃除洗濯をしてくれているせいでだいぶお手すきになってしまった。とはいえ来週からまたハイデラバードに出張するので,その準備をしてからジムに行って汗を流す。

 

そのジムの入り口にソファーと小さなテーブルがあって,そこには新聞や雑誌が置いてある。何の用があるわけでもなく,オッサンやオバサンたちがそこに座って世間話をしていたり,ご老人がそこで日がな1日新聞を読んでいたりする。

で,普段はそんなところに座ることもなくササっと通り過ぎるんだけど,今日はたまたま汗が引くまでちょっと座ってスマホをいじりながらひと休みした。すると,ふいに「バサッ」と音がした。チラっと横目で見てみると,どうやら新聞を読んでいたオッサン(もう老齢といっても良いかも)が,読み終えた新聞をテーブルの上に放り投げて,それが勢いが強すぎてテーブルの向こう側の床に落ちてしまったのだった。

問題はここからで,そのオッサンは別に拾いに行くわけでもなく,しまったというような顔をするでもなく,ただ不機嫌そうな表情のまま別の雑誌を手にとって何事もなかったかのように読み始めた。なんだか気になる。僕はこういうのはきちんと整っていないとスッキリしないので拾いにいこうかと思ったのだけれど,オッサンの目の前でやるのも当てつけみたいで気が引ける。でもそもそもオッサンのほうが悪いんだよな,ここは厭味ったらしくこれ見よがしに拾ってやったほうがいいんだろうか,でもなぁ…。なんて感じで葛藤している間に,オッサンはその雑誌もテーブルに放って,悠然と外に出ていった。

いまなら拾える,と思って立ち上がろうとしたら,ちょうどそこに床掃除の用務員さんらしき女の人がやってきて,床の上の新聞を拾い上げてテーブルの上に綺麗に並べて置いていった。

 

あれはなんだったんだろう。「掃除は俺の仕事じゃねえ。掃除人がやれ」というカースト的な発想なんだろうか,それとも単にあのオッサンが特別傲慢で非常識な人だったのか。失礼を承知で知り合いのインド人に訊いてみたい気もする。