ハイデラバード(まとめ編その1)
朝:ご飯,味噌汁
昼:漬物,キャベツ,ビール
夜:自炊カレー
洗濯や買い物だけして,あとはグダグダと過ごした。あと,足が筋肉痛。
さて,ハイデラバードでは次のように移動した。
- 2月24日
- ゴールコンダ城
- ネルー動物園(Nehru Zoological Park)
- チョウマハラ宮殿(しかしこの日は閉まってた)
- チャルミナール
- イスラム教徒の礼拝堂(?)
- 2月25日
- チョウマハラ宮殿(再挑戦)
- フセイン・サーガル
写真を撮りすぎて整理できていないので以下順番に並べます。結論を言うと,ゴールコンダ城・チャルミナール(とその周辺)・チョウマハラ宮殿は当たり,ネルー動物園・イスラム教礼拝堂・フセインサーガルはハズレだった。
24日 10:00にホテルから出発。すでに暑い。
他所様の車だけど,シクシクしているので撮ってみた。
このあと車が到着して30分ぐらい走るとゴールコンダ城に着く。途中からちょっと風情のある下町っぽくなる。
分かりにくいけど,青い飾りの表面には星と三日月の模様が描かれていて,がぜんイスラム教っぽくなってくる。
そして到着。近くの店で1リットルの水のペットボトルを買ってから入場する。
入場料。インド人と外国人との格差がすごい。ボッタクリもいいところだけど,インドの観光地は基本的にどこもこんな感じなので諦めている。どうせ日本円で400円もしないんだから,ケツの穴の小さいことを言っても仕方がない。
以下,場内の写真が続きます。
思っていた以上に広大かつ高低差があって,頂上まで昇るとハイデラバードの街を広く見渡せる。ゆっくり歩けば道なりに進むだけでも1時間ぐらい掛かるだろう。僕はいろいろ思いを巡らせながら歩いたので2時間近く掛かってしまった。いかにもお城という感じで,往年のムードがよく残っている。僕は前々から中近東に行ってみたくて仕方がなかったものの,昨今の情勢のために仕方なく断念していたので,この城跡と周辺の街の雰囲気で少しでも中近東っぽさが味わえて嬉しい。敢えて欠点を挙げると:
- 観光客が投げ捨てたゴミが散らかっている。花壇や庭園はよく手入れされているので,ゴミ対策も頑張って欲しいところ。
- 城壁に落書きが多い。さすがに今日見た範囲では落書きをするような輩はいなかったけど,かつては意識の低い人達がさんざん書いてきたんだろう。
総合的には,このゴールコンダ城が今回の旅で一番の見どころだった。ここは誰に対してもマジでオススメ。今は2月末だけどすでに強烈に暑かったので,水を持って歩くと良い。
次は,ドライバーに進められるままに動物園。これもハイデラバードではかなりの観光スポットらしいのだが,暑さのせいか動物たちがやる気ゼロで,まともに動いている姿をろくに鑑賞できなかった。結果的にただ散歩してるだけみたいになった。
亀。何故か甲羅にマットのようなものを敷かれていた。けっこう大きくて,たぶん100kgぐらいあるんじゃなかろうか。でも動かない。
山猫。寝そべって特に活動せず。
日陰で丸まって寝てるジャガー。やる気ゼロ。
遠くに象。最大に拡大してもこのありさまですよ。しかもたまに耳をパタパタするだけで全然身動きしなくて面白くない。
キリン。コイツがいちばん迫力あったかな。この状態でもたぶん3mぐらいある。でも,けっきょく立ち上がらなかった。
ほぼ単なるウォーキング状態で1時間ほど歩いて終了。このあとは本番のチャルミナールへ。もう1時を回ってるけど,それなりに興奮しているためかまったく空腹を感じないので,そのまま現地に向かってもらうことにする。
ムードのある建築物がそこかしこにある。ここがイスラム教にゆかりのある場所だからという先入観が頭にあるからだと思うが,他のインドの街並みとは雰囲気が違うような気がした。
見えてきましたよチャルミナール。正面の門みたいなのがそれ。もっと接近してから降ろしてもらい,中に入る前に周辺を散策してみた。
なかなかの迫力。これがハイデラバードの中心地であり,ここを取り巻くように発展していったのだという。
しかし,実はチャルミナール以上に面白かったのがその周辺で開かれているバザー。野菜や果物が大量に売られていて,どれも美味しそうなうえに安い。スイカとか1キロあたり15ルピーとか。自分がここに住んでたら毎日買い出しに来るだろう。
もうね,たまらん。
手前の赤く山積みになっているものはリンゴ。奥の方にある黄緑色のものはマスカットっぽいブドウで,これも安い。キロあたり50ルピーなのだ。マジマジと見つめていたら「試食してみろ」と言われたので一粒食べてみたら爽やかな甘さに感激し,思わず500g買ってしまう。その場でポリタンクの水で洗いでもらい,食べながら歩きまわった。一番前のほうにいる青い服の人は警察官。歴史的建物の近くだからか常駐して巡回しているので,治安面では安心。チャルミナールを挟んで反対側にはバングルやイヤリングといった装飾品を売っている屋台がたくさんあったけど,そういうのにはまったく興味がないのでスルー。
こんな感じで30分ぐらい歩き回ったあげく,本来の目的であるチャルミナールに入る。ここも外国人は入場料200ルピー。仕方がない。
狭苦しくて暗い階段を昇る。これはその場で雇ったガイドさんに撮ってもらった。一段あたり50cmぐらいある急な螺旋階段をずっと昇る。
登りきったところから街並みを撮影。
こういうアーチ状の窓や扉はイスラム教の典型的な様式らしい。
憎き鳩がいた。どこにでもいるなコイツらは。
細かい模様が彫り込まれている。下の方にある3本のにょろっとした棒?のようなものと,その中心にある文字は,人物だったか事象だったか,とにかくそういう3つの物の象徴らしいけど,すっかり失念。3本の棒の付け根にある動物の顔は,ドラゴンだそうです。
100mぐらい先に偉容を誇る建物があった。なんでもイスラム教徒たちがここに巡礼に訪れるのだという。無料で入れるから行ってみたら?とガイドさんに薦められる。
チャルミナールから降りてガイドさんにお礼を支払う。チャルミナールの入り口では200ルピーと言われたけど,最後の支払う段になって「いくらでも,あなたが私に感じた価値でどうぞ」と言われた。丁寧にガイドしてくれたし,いろいろ写真も撮ってくれたし,万事感じの良い人だったので400ルピーあげたら喜んでくれた(ように見えた)。あげすぎかもしれんけど,まあいいや。
で,ガイドさんとお別れして例の巡礼に訪れる礼拝所に行ってみたんですが…。
入り口からすぐの広間。広々としていて,建物の大きさもよく分かるので良い感じ。
ウザい生物が水浴びしていた。
さて,ここから中の方に入ろうとすると,靴を無理やり脱がされたあげく靴を人質にして金をせびられたり,勝手に額にタバコの吸殻みたいな聖灰(?)をこすりつけて金をせびられたり(ウザいから10ルピーやって追い払おうとしたら「ビッグ・マネー!ビッグ・マネー!」としつこい),いろいろ不愉快だった。そういうのを切り抜けて中に入っていくと,確かに巨大な建物に近づけるのだけれど,中には入れず,礼拝やイベントが発生しているわけでもないので,特に楽しいということはない。
中に入れば間近でこういう写真を撮れるけれど,わざわざあんなに不愉快な思いをしなくてもいいだろう。ここは入り口付近の広場までに留めておくに限る。
ここを出た時点で午後4時を過ぎており,朝10時に出発してから6時間以上経過しているのでさすがに疲れた。ドライバーさんにホテルまで連れ帰ってもらい,1日サービス料(8時間または80km以内で1850ルピー)を渡して終了。終日お疲れさまでした。
部屋でシャワーを浴びてからホテルメシを食べ,部屋に戻ってからテレビをポチポチ回していると…
ハットリくんがやっていたでござる。
二日目の話は明日書きます。