アーメダバード

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朝03:00に起きてシャワーを浴びて04:00に家を出発した。まだ真っ暗で交通量も少ないので,30分程度で空港に着いてしまった。例によってドーサを食べつつ06:30のフライトでアーメダバードに出発。なお,Ahmedabadについては日本語だと「アフマダバード」と「アーメダバード」の二種類の表記があるようだが,どうやら前者のほうが正しいようである。…というわけで,要所要所をこっそり修正しておいた。

 

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現地に着いたら08:30で,ちょうど2時間のフライトだった。空港は驚くほど地味で殺風景で,これが現首相のお膝元かと驚いた。あるいは、清廉で通るモディ首相ゆえなのか。

 

その後,迎えに来たドライバーにピックアップしてもらい,ついでにハイアット・アーメダバードに泊まっているTNさんとTDさんをピックアップに向かう。するとドライバーがハイアット・リージェンシーに来てしまい10分ほどロス。「昨日の夜,くれぐれも『リージェンシーのほうじゃなくてアーメダバードのほうだからね』って伝えて『分かりました』って言ってたのに…」とTNさんが嘆く。実は僕もちょっとイラッとしたのだが,よくあることと言えばよくあることなので,もうどーしようもない。

 

写真を撮る暇がなかったが、道は車用も歩行用もかなり綺麗に舗装されていた。裏路地や細い小道に入るとまた別かもしれないが、少なくとも大通りは非常に綺麗で快適に見える。空気もデリーはおろかバンガロールと比べてさえ綺麗な気がした。これらの点、バンガロールよりも優れていると言っていいだろう。

 

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そして今回の訪問先に着いた。写真だといまいち伝わりづらいが,こんなところに本当にIT企業のオフィスがあるのか!?というほどボロっちいところだった。エレベーターが例の木製ドア+格子戸のやつで,ますますボロさが強まる。

 

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こちらは去り際に道路の反対側のビルを撮影したもの。これもボロかった。なんだろう。マンションだろうか。とはいえ、すぐ近くにいろんなショップもあるので、地域的にはきちんと活気のある場所なのだろう。

 

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空港の中にあったリアルなガンジー像。

 

出張でここに来る前に,いままで頻繁にアーメダバードに出張している別部署のYMUTさんから色々と教えてもらっていたのだけれど,このアーメダバードがあるグジャラート州ガンジーの出身州ということもあって,州全体で禁酒なのだ。実際には自宅でなら飲んでも良いらしいのだが,レストランのような公共の場ではNGだという。そういうわけで空港にもバーはいっさいなく,酒が無いなら無いなりにレストランでもあれば良いにそれもない。立ち食いで食べるしかない軽食売り場があるだけだ。おまけにロビーでの座席が少なく,なかなか座ることもできない。「アーメダバードの空港には(酒・食事の類は)一切期待しちゃダメです」「っていうか街全般に期待しちゃダメです」「終わってます」「どうしようもないです」とさんざん吹き込まれていたので覚悟はしていたけれど,いざ行ってみたらYMUTさんの助言のひとつひとつが本当にその通りで思わず笑ってしまった。せめてゆっくり座って軽食でもつまみながらスマホでもいじっていようと思っても,それさえも出来ないのだ。始末に負えない。空港好きでありながらこんなにも空港が苦痛だったのは初めてのことかもしれない。

 

そんなアーメダバードを後にして,ふたたびバンガロールに戻ってきた。いま00:00。歯を磨いて寝る。