中国人(または韓国人)か?と訊かれることが多い

今日はガネーシャ祭で会社はお休みである。おそらくみんな自宅でお祭りをしていると思われ、オリオンモール前もどことなく人の気配が少ない。が、デリー側は普通に営業日なのでメールがポコポコ飛んでくる。こちらも先々週・先週と出張続きで未読メールが溜まっているので気分がスッキリしないから、午後から職場に出ていった。すると、ローカルスタッフの中では特に日本人的な気質のVさんが一人でポツンと仕事をしていた。偉いなぁ。

 

前々からのことなのだが、レストランやデパートなどに行くと、時々「アーユーチャイニーズ?」とか「アーユーコリアン?」と訊かれたり、最初から中国人だと思われて「ニーハオ」と挨拶されたりする。今日も職場に行く前に職場ビル内のWorld Cafeでコーヒーを買った時にそんなことを訊かれた。そこで「アイムジャパニーズ」と応えると「あぁそうか」というちょっと薄い反応で話が終わる。こういうのは、さまざまな国でその時々の(その国にとっての)外国の存在感が如実に反映されるので面白い。インドにおいては中国はOppoVivoやXiaomiのようなスマホが市場を支配しているし、外交面でも軍事面でも熾烈なライバルだし、パキスタンと仲良くしやがってというような警戒心もあるということで、存在感は非常に高い。韓国もLG電子サムスンが家電品をいろいろ出しているし、ヒュンダイはインド国内2位の自動車メーカーということもあって、やはり存在感が高い。こういう国々と比べると、日本は相対的に存在感が低いのはやはり否めない。スズキはいちおう日本企業だが、インドに根付きまくっているのでもはや外国企業だとは認識されていない気もする。安倍首相がモディ首相と仲が良いという話題はインド人のビジネスマンからよく聞くのだが、それも市井の人々の大多数にとってはさほど関心のないことだろう。

たまに「イェース、アイムチャイニーズ!」と嘘八百を応えてみたい気もするのだが、どうせすぐにボロが出てしまうので、けっきょくいつも俺は日本人だと応えて薄い反応で会話を終わらせてしまう。なにか相手が腰を抜かしてぶったまげるような内容の応え方ってないものだろうか。