ジャッキー

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僕は普段はコンタクトなのだが、一方でこういう黒縁の眼鏡も持っていて、何らかの理由でコンタクトを外している時にはこれを掛けて凌いでいる。見ての通りフレームがかなり太いのだが、これはファッションとかそういうわけではなくて、単に僕が超ド近眼でレンズが超分厚くなってしまうため、細いフレームの眼鏡だとレンズの分厚さがくっきり強調されてしまって恥ずかしいので、それが目立たないように全体的にフレームが太いものを探してこれに行き着いたというだけである。もう10年以上使っていると思う。かなり後になって、布袋寅泰がこれと全く同じものを使っているという雑誌記事を見たことがあるのだが、彼が超ド近眼なのかどうかは知らない。

 

で、先日たまたまこれを掛けて職場に行ったら、その日の夜の帰り際に、別の部署のインド人から「それを掛けてきたあなたを今朝見かけて、ジャッキー・チェンにそっくりだと思った」と言われた。正直喜んでいいかどうか分からなかった。そういえば以前も別の場所で同じようなことを言われたな。二回も言われたということは、やっぱり似ているのか。ちなみに相棒は映画をほぼ観ない人で、ジャッキー・チェンも知らなかった。さらに言うと、結婚当初、一緒にターミネーター・ジェニシスを観にいった際、シュワがヘリコプターから敵(T-3000)が乗る別のヘリにダイブしていくシーンの途中で「シュワちゃんってどれ?」と真顔で訊かれた。そうか、世の中にはそういう人もいるんだな、と。

 


 

日本からの郵便物は、よほど重いものでない限り、公私ともに会社の住所宛に出してもらうことにしている。普段はそれで確実に会社に届き、レセプションに置いてもらったものを帰り際に受け取って帰宅するという手順が成立しているのだが、ごくたまに「会社内に入れない。入れてもらえない。受け取りに来てくれ」と配達員から連絡が来ることがある。今日もそれだった。で、朝の9時半ごろにそういう電話が掛かってきたので会社ビルの入り口の外で配達員から荷物を受け取った。そこでそのまま自宅に戻って置いてこようとしたら、バイクに乗ったその配達員が「お前、そこのBrigade Apartmentに住んでるのか?」と訊いてくる。「そうだ」と応えると「なんだ近いじゃないか。だったら次からそこに直接運んでやるよ。住所を自宅にしておけ」と言われた。その場は生返事をして別れたのだが、自宅に向かって歩きながら、微妙に腑に落ちない気分になった。

  • そもそも次回の配達員もお前なのか?
  • 俺宛の配達員が仮にお前に固定なんだとして、今までは会社ビル内に入れたのになんで今回は駄目だったんだ?

まぁおそらくその場の適当なサービストークだろうと思われ、華麗に記憶から消し去って、しかし、いまこうやってブログを書いている最中にふと思い出した。