lenskart.comでメガネを作る

メガネはすでに持っているのだが、10年超え選手ということもあってレンズの表面に細かい傷が無数に付いていてしまっており、どんなに拭いてもかすかに曇っているような視界になってしまう。また、セルロイドのフレームも色がくすんできていて、本来は黒一色だったのに白けてしまっている部分がところどころにある。お気に入りだし壊れているわけでもないので捨てたりはしないが、そろそろ新しいやつを作っても良いころだろう。

 

そういうわけでOrion Mall内にあるlenskart.comに行ってみた。これは2010年設立という比較的新しいメガネ屋で、かつマイクロソフト出身者が立ち上げた会社という異色の背景がある。かなりの人気店らしく、そこかしこに支店を見かける。本店というか旗艦店のようなものがどこにあるのか知らないが、Orion Mall内の店は比較的小規模なものである。それでも覗いてみると結構おしゃれなフレームがいろいろあって、つい楽しくなっていろいろ試してしまった。うむ、ここで買おう。

 

店員は活きの良い若者ばかりで、英語も非常に分かりやすく、テキパキと説明してくれる。あれこれフレームを試させてもらった末に、今のやつと同じ黒いフレームで、かつもう少しフレームが細いものにした。今のメガネを見せてレンズの厚みを測っってもらい、「レンズがフレームからはみ出すと格好悪いのでフレームに収まる厚みにしたいのだが、大丈夫か」と質問したら、「視力を測定してみないと分からないが、ほとんどの近視レベルなら充分薄くできる」とと言われた。まあ、話の種として、このまま進んでみよう。

 

あとはトントン拍子で進んだ。つまり、店の奥にある視力検査コーナーで、日本にあるようなものとまったく同じ設備を使って視力を測るのである。まず、奥の方に気球が見える例の装置を使って視力を自動計測し、次いでレンズの差し替えや追加ができるメガネを掛けて視力検査をし、最後に赤と緑の背景に描かれた文字を見てどちらがより鮮明に見えるかを答える、というものである。レンズはいろいろ種類が選べるのだが、一番高くて高機能なのはドイツ製のもので、しかしこれはレンズの厚みに制約がある。これが7000ルピー。二番目に高いのが日本製で、Tokaiと説明された。東海光学だろうか。こちらはドイツ製のものよりも機能数がやや少ないのだが、厚みをかなり自由に調整できるそうで、値段は5000ルピーとなる。3番目は聞いたことのないブランドで、店員もこれはオススメしてこなかった。けっきょく、特に深く悩むこともなくTokaiに決めた。万事滞りなく進み、フレームを決めて店員に話しかけてから視力検査を経て料金を支払うまで、ものの15分ぐらいで終わった。値段はフレームが3100ルピー程度で、そこにレンズが入って8100ルピー、そこに税込みで、だいたい9100ルピーぐらいにだった。僕が今使っているメガネは購入当時で5万円ぐらい(レンズ込み)したので、それと比べるとだいぶ安い。出来上がりは1週間後で、11月9日に引き渡しとなる。出来上がり次第だが、もし満足の行くものだったら、帰任する時までにあとひとつふたつぐらい買っていこう。

 

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ブログに載せようと思って帰り際に店の写真を撮ろうとしたら、店員たちが出てきてポーズをキメてきた。あんたら本当に好きだなこういうの。なお、二人組のうちの左側の人が本店のリーダーらしく、彼が万事そつなく仕切って何もかも円滑に進んだ。といっても彼に限らず店員たちはみんな姿勢がよく、英語も洗練された分かりやすいものだった。やるなlenskart。


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帰りに家族でIndian Kitchenで早めの夕食。今日はスペシャルメニューが用意されていて、その中にあったチキンのサフランカレーというやつを頼んでみたら、これが当たりだった。ご飯にかけてもナンにつけても美味い。カロリーだけが気になる。