航空券の代金
昨日の新聞記事だが、航空券の代金が安すぎるという話があり、SpiceJetの社長がIndigoを「彼らが不当に安くしているせいだ」と批判していて、それに対してIndiGoの社長が「価格は単純に席の埋まり具合に左右されるだけだ」と反論するということになっている。なんとなくIndigoは「ヒヒヒ、俺らは大人気でみんな来てくれるから単価下げてもやっていけるんですわ」と自慢しているようにも見える。
実際、航空券は安いのだ。LCCに限らずみんな安い。たとえばバンガロールとチェンナイ間の往復券についてGoogle Flightsで調べると、次のようになる。
片道ではなく往復でコレなのだ。ところが、日本で片道1時間程度の距離の飛行機の往復券を買うと、こんなことになる。
インドの場合と比べて7倍近くに跳ね上がる。正規料金だからという話もあるんだろうが、それならインドのほうだって正規料金だろうからお互い様である。仮にインドのほうがSpiceJetの社長の言う通りIndiGoが半独占の立場を利用してダンピングしているにしても、日本は日本で高すぎるだろう。日本のほうはJALとANAで半独占なので、これはこれで談合しているとしか思えない。
っていうかインドって本当にこれで利益出てるんだろうか。文句を言ってるSpiceJetはともかく、IndiGoはどうなんだろう。燃料費や飛行機の機体コストなんて世界どこでもほとんど変わらないだろうし、人件費だけでこんなに差をつけられるとも思えない。謎だ。