日常といふもの
「日記」と謳っておきながら今年はどんどん更新回数が減ってきていて我ながら不甲斐ないと思っている。特に後半は息切れが著しい。
率直に言えば、今や何もかもが単なる平凡な日常の一風景なので、日記として書く気も起きないのだ。もっというと、外をヘロヘロ歩いてたら超横向きリーゼントにした若者三人組に自撮りをせがまれただの、野良犬が木陰で交尾に励んでいただの、牛がゴミを漁りながら牛汁プシャーっとションベンをカマしている風景だの、そんなのはSUICAの残金が少なくて改札でピンポーンと止められてしまい自分の後ろに交通渋滞を作ってしまって超恥ずかしかったっていうぐらいありふれてる世界なので、その瞬間はおぉっと思っても、家に着いた頃にはすっかり忘れてるから記事にしようもない。
しかし、今日は日頃から食べているオートミールのおかげで30cmぐらいある切れ目ゼロの見事なごんぶと一本グソが出て腸がめちゃくちゃスッキリしたので、ここ数日撮影した写真を交えつつ記事を書いてみる。スマホの中身をスッキリさせるために。
これは確か19日あたりの新聞記事かな。例の市民権改正法(CAA)のせいで発生した暴動が、収まるどころかどんどん悪化してるという内容である。簡単に収まりっこないとは思っていたのでその点はさほど驚きでも無いのだが、問題はこれがマンガロールで発生したというところである。
マンガロールはバンガロールのはるか西の方なのだが、それでも同じカルナータカ州である。距離的にはたぶん車で8時間から10時間ぐらいだが、実はバンガロールからの直行便も出ていて、1時間程度で着けてしまう。ちょっと前まで「今のところ騒ぎは比較的北部のほうに留まっているようだが」なんて呑気なことを書いていたが、一気に南下してきた。
20日は恒例の誕生日会ということで、今回は僕とIさん・Nさんの3名が幹事である。前回は韓国料理店だったので、今回はガラッと趣向を変えて、街の中心部近くにあるArbor Brewing Companyで行うことにした。僕にとっては何気にバンガロールに来て2回目のABCである。
ビールはもちろん美味しかったので言うこと無しなのだが、メニューに載っているビールの半分ぐらいが実はありませんと言われたということと、とにかく大音量でうるさい音楽をガンガン掛けるのでテーブルの反対側の人との会話が成り立たないというインドあるあるな事象がありました。個室が用意できないブルワリーでの飲み会はオススメできない。
土曜日の夜、久しぶりにYou Meeに行った。相変わらず酒がないのが残念だが、久々に油っぽくないあっさりめの食事だったので悪くなかった。
確かTonkatsu donとかいうものだった気がする。その実体はボンカレー甘口ぐらいのカレーが掛かったカツカレーだった。驚くほどにスパイシーさ皆無だったが、これはこれで悪くない。
相棒が食べたフォー。その実体は味噌煮込みきしめんだった。これも、フォーだと思って食べたらかなり失望がデカいと思うが、そういうものだと思って食べれば美味しい。
相変わらずちょっと割高な気がするが、僕ら(=Brigade Gateway住民)にとっては歩いていける距離にあるということを考えると、これはこれで良いかもなとは思う。あと、イメージを裏切る味ではあるものの、それなりに頑張って日本食の風味になっているので、以前よりは多少改善したかもしれない。
Orion Mallの中はクリスマスで浮かれきっており、サンタが出現して大人気だった。
Hypercityに買い物に行ったら野菜や果物のコーナーが見事に空っぽになっていた。てっきりクリスマスに向けて大幅な模様替えでもするのかと思いながら店員に訊いたら、なんと閉店ですってよ奥様。道を挟んで向う側にあるBig Bazaarに統合されるらしい。Big BazaarもHypercityも同じFuture Group系列なので、お互いに距離が近すぎるから食い合いになっちゃうんじゃないかなんて思っていたことはあったのだが、やっぱり本人たちもそう思っていたんだろうな。Big Bazaarか…。距離的には充分歩いて行けるけれど、道を渡るのが果てしなくウザい。
というわけでとりあえずトイレットペーパーを3束買って帰りました。真ん中のやつはグローブのように手にはめるタイプの雑巾。家で相棒に「なんでそんなの買ったの?」と呆れられた。
Orion Mall前の広場でちょっとした蚤の市をやっていた。これは個人的に結構好きで、気が向いたらフラフラと歩きまわって目についたものを買っている。以前はコーヒーを買ったりもした。
今日は手作り石鹸の店があったので覗いてみたら、1個50ルピーのものがいろいろと売られていた。どれも僕の掌ぐらいの大きさであり、日本でこういうのを買ったら東急ハンズあたりで一個600円とかしそうなやつだ。匂いもマイルドで、鼻を近づけたらほんのり香ってくる程度なので、この手の石鹸は見かけたらいつも買っている。そういうわけであまり深く考えずに個人的な匂いの好みであれこれ買った。
左からニーム、レモングラス、アロエ、ローズ、炭だったかな。左端のニームはおまけしてくれたものなので、正味200ルピーである。店ではご夫婦とその子供らしい12歳ぐらいの少年が切り盛りしていた。石鹸を物色しながら奥さんとお話していると、なんと同じBrigade GatewayのMブロックにお住まいだとのことだった。頂いたビジネスカードの番号は個人番号だろうか。「欲しければいつでも電話ください」とのことだったので、石鹸が切れたら連絡を入れてみようか。