とりあえず在宅勤務は(まだ)無し
1週間ぐらい前からだったと思うが、他人に電話をかけるといきなりおっさんがゲホゲホと咳き込むところから始まり、お姉さんがコロナについて警告するメッセージが流れるようになった。初めてこれに出くわした時はもちろん何も知らないので、電話を掛けた相手が猛烈に咳き込んでいるのかと思って「おいおい、大丈夫か?」と話しかけてしまった。
というところで冒頭のSMSメッセージであるが、どうやら政府の指示でそういうメッセージを流すことが義務付けられたらしい。インド政府必死だなと言いたくなるが、実際必死なんだろう。笑ってる場合ではない。
そして今日、今後1週間ショッピングモールやレストランや映画館等が1週間閉鎖されるというニュースが流れてきた。水曜日にカルナータカ州で76歳の老人が死んだのだが、それがインドでのコロナによる初の死者であると断定され、それを受けての御触れらしい。また、Google社員から感染例が出たという話もあったためなのか、IT企業も出勤を見合わせるように勧告が出たという。これは特に強制ではないらしいのだが、夕方に会社の総務から「週明け月曜日は通常通り営業する、ただし公共の交通機関を使っている人は時差通勤も可能」という通達が出た。ひとまず在宅勤務ということにはならなかったようだ。
エレベーターの呼び出しボタン全面にビニールが掛けられていた。殺菌洗浄しやすくするためだろうか。でも、エレベーターの中に入ったあとの階を選ぶボタンはカバーされていないんですなこれが。「ツメがあまい」「画竜点睛を欠く」とは、まさにこのことだろう。
昼下がりのオリオンモール前広場。普段はかなり賑わっているのだが、今日はまるで午前中のように閑散としていた。明日からモールが閉まるわけで、さらに閑散とするんだろう。
18日に我がスキューバダイビングサークルの飲み会を企画していたのだが、この状況ではさすがにもう無理だろう。何しろ店が閉まってしまうのだから。無念すぎる。