在宅勤務

日本にあっても、VPNを通してインド側の会社のネットワークに入って普通に仕事ができる。もちろん、WordやExcelPowerpointを使う分にはネットワーク接続さえ不要である。日本の会社の中には従業員が会社支給のノートPCを自宅に持ち帰ることを禁じているところも多いらしいのだが、僕の会社はもともと仕事の仕方が日本よりも欧米的なインドだけあって、そのへんはそれなりにちゃんと整備されており、従業員は原則として自宅にノートPCを持ち帰ることに何ら制限はない。

そんなわけで、ロックダウンでインドの家で在宅勤務していようが、日本のホテルからリモート勤務しようが、仕事のスタイルはまったく変わらないということが、ここ数日ではっきりと体感できた。唯一の不便さといえば3.5時間の時差ぐらいだろうか。でも、この程度なら昼夜逆転というほどの差はないので、まったく問題ない範囲である。

 

するとですね、仮に1年後なり2年後なりにコロナ騒ぎが終結したとして、それでもなお社会のトレンドが「今後も在宅勤務を続けましょう」とか「在宅勤務を奨励します」みたいになってたら、自然豊かで空気がうまいけど生活インフラにまったく不自由しない程度の田舎に移り住んで、東京・横浜とは比べ物にならないほど安くて広い土地に注文住宅を建てて、自分専用に超設計を施した書斎を準備して、そこで定刻中は仕事し、早朝と定時後には庭で土と戯れながら大自然の恵みを収穫する、なんていう生活が割と手の届く現実になるんじゃないかと思ったりもするわけです。家族一同、大自然のもとで四季を感じながら優雅な時を過ごし、子供たちは澄んだ空気・清涼な水・無農薬超ヘルシーな食事で究極の食育の恩恵に預かり、幸せマックシングの究極ソトコト的生活。それでいて本当に欲しいと思ったものは通販でなんでも取り寄せ可能。これ以上何を望むんだという感じじゃないですか。

 

しかし、僕は虫が大嫌いなので、田舎暮らしは厳しい。特に蛾とかケラとかムカデとか最悪。以前も「鎌倉に住みてぇ〜〜〜」という鎌倉移住熱に猛烈に浮かされた時期があったのだが、あそこはムカデが異様に多いと聞いて断念した。要するにそういうことです。便利で清潔な都会が一番良い。