102歳

現実に戻って出社。意外と心理的な抵抗なし。シンガポールは出張で割と頻繁に行っている場所だからだろうか。しかし、油条を豆乳に浸けたものを無性に食べたくてたまらない。

 

先週ずっと休暇を取っていたローカルスタッフのS君が丸刈りマルコメくん状態になっていた。てっきりお寺にでも参拝に行ったのかと思ったら「祖母の葬式だ」という。すまないことを聞いてしまったと思って恐縮してたら「まあでも102歳まで生きたから、充分でしょ」と言って周囲と一緒に爆笑していた。102歳は凄いな。

シンガポール(4)

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油条という揚げパンを豆乳に浸して食べる、軽めの朝食。重い食事ばっかりだったのでサッパリして良かった。

 

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マリーナベイサンズの屋上の展望台からの眺め。こうやって見ると本当にブルジョワな大都会だわ。そしてシンガポールが海運国家だとよく分かる。貨物船がウジャウジャしていて虫みたいで気持ち悪い。

 

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マンダリン・オリエンタルホテルでアフタヌーン・ティー。味・雰囲気ともに最高だがお値段も最高。

 

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なぜかチャンギ空港でいつも見かけるサンリオ。

 

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同行者たちを待っている間にビール。この4日で体重が3kgぐらい増えた気がする。

 

 

 

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そして現実へ。あと6時間寝たら会社です。

シンガポール(3)

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Garden By The Bayという植物園。花を中心に展示している場所と、熱帯雨林を再現している場所の二つがあり、どちらも見に行った。異様に広大で、それが全部すっぽりと透明なドームの中に収まっている。おまけに温室で蒸し暑いかと思ったら空調完備で実に快適。どれだけ金掛けているんだろうかと下世話なことをずっと考えていた。

 

その後、Arab Streetというアラブ人街にも行って昼食を食べる。こちらは特に写真は撮らず。昼食中にお祈りの詠唱が聞こえてきた。

 

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そんなアラブ人街の一角でなぜかインドのホーリーっぽいお祭り騒ぎをやっていた。

シンガポール(2)

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ホテルの中のプール。しかし僕はインドで鳩が屋外プールの水際で水を飲んだり水浴びしているのを見て以来、屋外プールは絶対に入らないことにしている。たとえ潔癖なシンガポールであっても。

 

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セントーサの水族館。

 

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マリーナベイサンズのライトショー。

 

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世界三大がっかりの一つ。

シャワー

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家ではいつもこういうところでシャワーを浴びている。完全にシャワー専用室である。

そして今朝もシャワーを浴びようとしたら

 

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これ↑が

 

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取れてしまった。

 

このつまみは水の出先を蛇口からシャワーに切り替えるためのものなのだが、これがポロッと外れてしまった。

 

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いちおうネジっぽくなっているので元の場所に差し込んで回してみたり押し込んでみたりとあれこれ試してみたけれど、まったく直る気配なし。どうやらメス側がダメになってしまっているようだ。しかも追い討ちをかけるように外れたところから水が漏れだしてきた。最低。仕方がないので蛇口の下に座り込んで蛇口からお湯を浴びるようにして凌いだ。いちおう身体中を流したけれど、どうにもすっきりしない。

 

実は今日の深夜にシンガポールに出発する予定なので,せめて水漏れだけでも直しておきたい。一瞬だけ考えた末に,会社には遅参すると連絡を入れて,マンションの運営室に相談に行く。「シャワー設備が壊れてしまったので修理人を呼んでほしい」というと,「分かった,すぐに手配する」といって,実際に20分後には修理人が部屋に来てくれた。しかし,しょせんはマンション付きの修理人なので水道設備周りのプロというわけではない。あれこれ弄ったり触ったりしても埒が明かず,けっきょく僕と同じように押し込んだりねじ回したりしはじめた。もちろん上手くいかない。そこで彼は応援を呼び,もう一人やってきた。しかし,彼でも手に負えず,やはりねじ回しや押し込みを試みてから,また応援を呼び出した。そういうわけで狭いシャワー室に3人の修理工が集まったのだが,その3人目も押し込んだりねじ回したりして,けっきょく諦めた。そこでまたどこかに電話したあと,電話を僕に手渡してきた。「マネージャー(上司)だ」という。出てみると,3人よりもずっと落ち着いてしっかりした英語で「部品が完全に壊れているから,シャワー設備の会社の人間を手配する」という。まあ,どうしようもない。素直に了解して,16:00に来てくれるようにお願いしてその場は解散した。

 

けっきょく10:30に出社となった。Hさんやボスに状況を訊かれてあれこれ説明すると,まぁそういうもんだろうなという薄い反応だった。みんなさんざん苦労しているのだ。

 

で,インドでは珍しく約束通り16:00にシャワー設備会社のサポート屋さんが到着した。彼は英語がほとんど話せない人だったが,お互いに身振り手振りでなんとか意思疎通できた。

 

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頑張ってバラす。

 

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だいぶ剥き出しになってきた。明かりはスマホのライトです。

 

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さらに解体。ここからもうちょっとほじくり返したのだけれど,見とれていて写真を撮り忘れた。

 

けっきょく,予想通りメス側が変なことになっていた。ナットのようなものがあったのだけれど,それが外れてしまい,ネジ穴からズレたところに動いてしまっていたので,つまみのネジを入れていくらねじっても全然閉まらなかったのだ。うまく直し終えたときには二人でガッツポーズしてしまった。

 

なんとか出発前に終わって本当に良かった。値段を訊くと200ルピーだというのでサクッと支払った。相場通りの値段なのか,そもそも払うものなのかも分からないが,安いものだ。良かった良かった。

為替と云ふもの

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 (出典:http://www.xe.com/ja/currencycharts/?from=JPY&to=INR#

朝方だったかお昼前だったかもう忘れてしまったが、Hさんがおもむろに「そういえばルピーと日本円のレートがすごく変わってるの知ってました?」と言ってきた。「ちょっと前まで(1ルピーあたり)1.75円とかそんなだったじゃないですか。それが今1.6円ぐらいなんですよ」と。調べてみると本当に1.63円ぐらいになっていた。「(ルピー建て資産が)10%ぐらい減っちゃってるんですよね、別に何もしてないのに」。まったくもって哀しい。例えるなら、10万円持っていたはずなのに、ふと財布を開けたら1万円がどこかに消えてしまったような切なさだ。俺がいったい何をしたというんだ…と嘆きたくもなる。

 

輸出企業の業績を語る時に「円安が1円進行するたびにXX億円の損失!」みたいな解説記事をよく見かけるが、その意味が骨身に沁みた。