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デリー雑感

1日目のイベントに出席。詳細は割愛。若い人からベテランそうな人まで,多くのインド人とお知り合いになれました。面白いと思ったのが,やはりインドはアメリカ的な転職社会だなーということ。うちの会社に来たのが2ヶ月前で,それまではXXXで3年,YYYで4年プロマネをしてましたなんていう人もちらほら見かけた。そういうのが当たり前で,それによってキャリアアップしていくのだという。この点では,日本よりも遥かに先進的(?)なのだ。

さて,人生で初めてデリーに来たので,印象に残ったことをいくつか。

  • とにかく暑い。「デリーは暑いよ〜」ということはいろんな人から吹きこまれていたので覚悟はしていたけれど,昨日(5月15日)の夜に到着して飛行場から出た瞬間に,固形物のような空気を顔中にモワッと感じた。バンガロールも日本基準で考えればかなり暑いのだけれど,デリーの暑さはそれを超越している。空気を吸っても吸っても酸素が足りない感じといえば分かってもらえるだろうか。その時点でスマホで見てみると,夜の8時前にも関わらず39℃だった。こりゃ暑いわと驚いたのだけれど,翌日つまり今日(インド時間の5月16日)の日中にイベントの合間の休憩時間に外に出てみたら,エアコン室外機の扇風機の目の前に顔を近づけたかのような感覚を全身に味わって面食らう。気温計を見ると44℃だった。日本での観測史上最大の気温は41℃らしいが,そんなのヌルすぎる。熱めの風呂の温度と同じような温度なのだ。会社から支給されたiPhone 4で電話していると,5分ほどで背中側のアルミ部分が強烈に熱くなって持っていられなくなった。
    しかし,意外なことにこの暑さもぜんぜん不愉快じゃない。むしろエアコンで冷えた体には気持ちいいぐらいなのだ。これは,おそらく湿度が低いからだと思われる。計測していないけれど,体感的には,デリーは東南アジアのような蒸し暑さがまったくなくて,汗が片っ端から蒸発していくような乾いた空気なのだ。このせいで,水さえちゃんと飲んでいれば長時間外にいても充分耐えられると思った。といっても,こんな日中に徒歩で遠出をする気にはなれないだろう。
    イベント会場で出会ったインド人にそんなことを伝えると,ニューデリーでは熱波騒ぎもあって,その時は気温が摂氏50度を超えたのだという。その時はアスファルトも柔らかく溶け出して,建築業などの野外作業は日没から着手するようにというお触れが地方政府から出たのだそうだ。今の日本では考えられない環境ですね。
  • デリーにはニューデリーオールドデリーという2つの地区があるのだけれど,ニューデリーは素晴らしく綺麗な都会だった。もちろん東京の一等地や中心街とは比べられないけれど,各国の大使館が密集している地区であるということもあってか,車道・歩道含めてとても綺麗に整備されていて,バンガロールとは雰囲気が大きく異なる。バンガロールと同じぐらい樹木が多い土地だけれど,バンガロールの樹木がいかにも熱帯然とした暑苦しくてジメッとした樹なのに比べて,遥かにしっとりとして優しく,日本人の感性に合う樹が多いという印象を受けた。こちらの経験が長い日本人の方に聞くと,これは植樹の成果であって,イギリスの植民地時代の賜物なのだという。「たぶん,イギリス人もここの暑さに音を上げて,樹を植えて緩和しようと発想したんじゃないか」とのことでした。なるほど。
  • そんなニューデリーだけれど,バンガロールの大学を出てそのままうちの会社で採用されたというインドのプロフェッショナルのごとき才媛の方に聞くと,そのようなベテランさんでさえ,デリーでは夜に出歩く気にはまったくなれないだという。首都&都会であるだけにいろんな思惑の人が結集してくる場所なので,常に警戒したほうが良いそうだ。その点,バンガロールのほうは遥かに平和であるとのことだった。
  • また,やはりそのベテランさんに聞くと,オールドデリーニューデリーとはまったく雰囲気が異なり,一気に日本人が持つ固定観点のインドに近い雰囲気になるのだという。こちらも非常に危険なうえに麻薬中毒者も多いので,もし行くなら身の安全は充分に気をつけたほうがよさそうだ。

以上の通りだけれど,それはそれとして非常に興味をそそるところなので,いずれ休暇を取ってゆっくり訪れて探検してみようと思った。

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