バンガロールに戻ってきた

11:00にホテルをチェックアウトして,しばらく周辺をぶらぶら探索してから18:00のフライト(1時間遅延した)に乗ってバンガロールに戻ってきた。家に着くのが20:00過ぎぐらいになる予定なので,ちょうど夕飯の時間だから道路が激混みかと思ったら全然そうでもなくて拍子抜け。しかし自宅周辺はさすがに超絶の混み方だった。みんな新年に向けてお祭り騒ぎモードになっている。考えてみれば去年の年末年始は日本に帰っていたので,インドで年を越すのは今回が初めてだから,インドの人たちの年末の過ごし方を見るのは今回が初めてなのだ。見た感じ,もうノリノリでお祭り騒ぎ状態になっていて,そこかしこがあらゆる年代の人達で賑わっているし,守衛さんたちもハッピーニューイヤー!とフライング気味に挨拶してくれる。とても良い具合に浮かれたムードで楽しくなってくる。

 

明日は速攻でスマホを直しに行く(修理所が1月1日も営業していることは確認した)予定。良い感じにスマホデトックスできたけど,やはり使えないと不便極まる。休み中の二日目以降の状況は明日書く。

ヴァルカラ2日目…iPhone逝く

朝、07:00ちょうどに気持ちよく目が覚めたので海岸に行ってみた。最高の気分だ。

 

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最高だったのはここまでで、波が思った以上に強く、全身に強烈な水しぶきが襲ってきて、手に持ったiPhoneもかなり濡れてしまった。

 

急いで拭いてから動くことは確かめたのだが、部屋に戻るとなんと充電できない。Lightningの口の中に砂利が入ってしまっていた。受付に爪楊枝や綿棒をもらって掻き出したり拭いたりしたものの、まったく充電できない。

 

そういうわけでもう40%切ったけどあと3日も耐え忍ばないといけない。これから毎日超節約モードでいく。散歩と読書に専念します。

ヴァルカラ1日目

今日から31日までヴァルカラトリヴァンドラム(2018年1月7日記:トリヴァンドラムは飛行場のある地域で,そこから北上したホテル周辺地域は「ヴァルカラ Varkala」という名称らしい。そういうわけで記事のタイトルを修正しました。本文は面倒なので放置)というインド最南端のリゾート地に行く。これはアーユルヴェーダハウスボートで有名なケーララ州にある海沿いの場所で、バンガロールにずっと引きこもっているよりは、こういう場所でゆっくりのんびりしながら積読状態の本でも消化しようと思ったのだ。

なお、トリヴァンドラムの正式な名称は「ティルヴァナンタプラム」なのだが、この日記ではトリヴァンドラムで通すことにする。

 

13:55のフライトでトリヴァンドラム国際空港に向かう。フライト時間はわずか1時間。

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地球の歩き方」は素晴らしい本ですな。

 

そうして着いた空港は、アーメダバードの空港を上回る鄙びた雰囲気であった。およそ15:00。

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ココ本当に国際空港か!?というローカル空港感。

 

OlaかUberで車を手配しようと思ったら、4Gの表示は出ているのに全然ネットに繋がらない。結局プリペイドタクシーを空港で手配したのだが、現金しか受け付けてくれないうえに、目的地のホテルまで2000ルピーもした。

 

しかし、走り出すとすぐに良い景色が出てくる。

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こんな風景を横目にしばらく走り続ける。これだけで脳みそが解けていく。

 

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が、途中からちょっとだけ内側に入ってしまい、海は見えなくなった。とはいえこれが正しい道らしいから仕方がない。

途中、キリスト教の教会がむやみと建っていた。運転手に訊くと「ここら一帯はキリスト教徒のエリアなんだ」とのことだった。

また、途中で「ここからはイスラム教のエリアだ」と教えてくれた。

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つまり、こういう風に旗?のような飾り付けが町中に取り付けられている。

 

そのうちにかなり「村」然とした場所に差し掛かり、道も未舗装の場所が増えてきた。大丈夫かと不安になるが、Google Mapsは正しい方角を示している。信じるしかないだろう。

 

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そのうちにまた文明圏に戻った。

 

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そしてまた森の小道みたいな場所に入り込み、ようやく目的地のホテルに着いた。The Oceanoという、海とアーユルヴェーダを楽しめるところらしい。この時点で16:40ほど。1時間半ぐらい乗った計算になる。時間で見れば、2000ルピーはまぁ相場通りかもしれない。

 

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まさにこの青い線のルート通りに移動してきた。Google Mapsって本当にすごいな。

 

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敷地に入ると、外側のど田舎の村然とした雰囲気から打って変わり、落ち着いた瀟洒な佇まいの建物が現れた。豪華というわけではなくて、コテージのような感じである。まさにザ・リゾート地。そして、驚くほど西洋人が多い。みんな家族連れでバカンスに来ているのだろう。周囲の人たちの会話を聞いていると、なんとなくドイツ語のようだった。受付の人に「ヨーロッパ人が多いね」と言うと「みんなバケーションでこちらに来るんです。うちはドイツとイタリアに案内所を構えているんですよ」と教えてくれた。

 

そしてここからが凄かった。

 

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受付からちょっと奥に入っただけでこんな風景が突然現れる。思わずオッホッと変な声が出た。近くには海岸まで降りていく小道があり、すぐに泳ぎに行けるのだ。

 

部屋に行くと…

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あらやだ何この新婚旅行仕様。

 

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バルコニーからも海が一望できる。

 

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ベッドを別アングルから。このヴェールはムードを出すための飾りかと思ったら、ちゃんと蚊帳としての機能があると後で分かった。

 

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トイレ。思ったよりもちゃんとしていて、トイレットペーパーも備わっている。わざわざ家から一巻き持ってきたけど、使わずに済みそうだ。

 

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このホテルは環境保護のためにしばらく前からペットボトル飲料の販売を止め、こういうタンブラーを宿泊客に手渡している。このタンブラーに、そこいらに設置してある水タンクから自分で好きなだけ補給するという仕掛けになっている。

 

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これが水タンク。通路や広間に設置してある。

 

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受付にいたわんこ。ホテルのマスコットだろうか。とても大人しくて人懐こい。宿泊客の子供達が群がってなでなでしていた。子供はみんな犬好きである。そして僕も犬好きである。子供達が去った後、僕もなでなでした。特に反応は無かった。

 

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部屋があるのは2階で、こんな感じで廊下が続く。

 

部屋の中で荷解きをし、波の音を聞きながらベランダでさっそく読書。暗くなるまで読み、19:00に夕食を食べに食堂へ行く。宿泊費とは別料金だけどビュッフェ形式で好きなだけ食べられる。とはいえ選択肢は多くない。

 

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人参とトマトのスープ。クリーミーながらもさっぱりした味付けで美味しい。何杯でも飲める。

 

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左から時計回りに、野菜の酢漬けのようなサラダ、ごはん、豆カレー、茄子(?)の炒め物、真ん中がジャガイモ入りのホウレン草カレー。意外なことにスパイスっ気がほぼゼロでとてもマイルドな味付けだった。しかしちゃんと旨味があり、これまた何杯でもおかわりできそうだった。二杯で止めておいた。

 

非常〜〜に残念なことに、このホテルはお酒を扱っていない。ライセンスを持っていないのだそうだ。客が外から買って持ち込むのは自由だそうだが、もう真っ暗なので今日はもう良いや…と諦めた。

 

食べながらレストランを見渡すと、中年か老年のヨーロッパ人カップルばかりだった。独り身のしかもアジア人は僕しかいない。面白いですなぁ。

 

その後、受付近くのソファーで蚊に刺されつつコオロギの鳴き声を聞きながらこの日記を書く。あ〜平和平和。

Chianti

ダイビング仲間と飲み会をした。何はともあれ写真を。

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他にも牛肉のカルパッチョとかジェノベーゼのパスタとか頼んだけど写真撮り忘れた。

 

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「日本人のお客さんがいっぱい来てくれるのでウチの奢りです」と言ってお店がチーズケーキをおごってくれた。

 

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こんなお店。いい雰囲気。

 

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ビールを扱っていないので最初からワインを飲む。謎の小道具も出てきた。訊いてみたら「to aerate」とのことで、空気を含ませるための道具らしい。

 

バンガロールの南東の外れにあるKoramangala(コラマンガラ)という区域のChiantiというイタメシ屋で、実に美味しい。インド基準だとそこそこ高くつくが、日本で同じ分量を飲み食いしたら1人1万円ぐらいするだろうから、それよりははるかに安い。 

 

皆さん年末も仕事らしいけど、僕の会社は今週は休みである。ちょっと恐縮した。

マレーシア三日目

最寄りのショッピングモールに出かけたら凄まじい人だかりだった。クリスマスということでみんな買い物や外食に来ているんだろう。僕は一人寂しくビールを飲んで帰った。

 

マレーシアの三日目は、ホテルをチェックアウトしてから出発までの間に少し街を探索したので、その時の様子をまとめる。

 

チェックアウト後、まず真っ先に「アイスカチャン」というものを食べに行った。マレーシアでは代表的な甘味で、簡単に言えばあんみつの具を混ぜて練乳をかけたかき氷といったものである。ネットで調べるといろんな場所が紹介されているけれど、ホテルから近くて、最寄りに空港までのメトロがある場所をチョイスした。

 

タクシーで10分ほど走ると着いた。

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なかなか気合の入ったダウンタウンで警戒する人もいるだろうが、僕はこういうところは平気である。

 

アイスカチャンを売っている屋台を見つけたので、スーツ姿にビジネスバッグとスーツケースを転がしながら注文した。「アンタ本当にここで食うの?」というような怪訝な表情をされた。

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昔懐かしい機械でガリガリ氷を削っていく。

 

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これがアイスカチャン。一見なんてことない外面をしているが…

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中からいろいろ出てくる。緑と茶色の長細いのは無味無臭のゼリー。味はあっさり甘めで、練乳をかけているわりには思ったほどくどくない。4リンギット50セント払ったけど、もしかしてボラれたかも。

 

あとは空港に向かうのみ。

 

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ショッピングモールに入り…

 

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その2階からメトロ乗り場に行く。

 

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Kuala Lumpur International Airport ekspresなるものに乗ればOK。成田エクスプレスのようなものだろうか。

 

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ホーム。

 

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乗ってしばらくするとだんだん郊外らしい風景になってきた。

 

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今回はScootというシンガポールLCCに乗った。クアラルンプールも通常の航空会社とLCC会社用にターミナルを2つに分けており、LCCはターミナル2(KLIA2)になる。

 

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LCCらしく内装もやや古い。

 

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Scootのシンボルカラーは黄色。

 

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機内の食事メニュー。とてもハッピーそうなお姉さん。絵が可愛い。

 

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まあLCCだから全部有料だけどな。

 

1時間程度でシンガポールに着く。陸路でさえ行き来できるだけあって実に近い。

 

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アイスカチャン以降何も食べていないので空腹の極み。真っ先にフードコートに行きチャーシューライス定食みたいなものを食べた。濃い味付けと旨味が胃の腑から全身の血流に流れ込む。

 

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面白かったのがこれ。黒と白のブロックがあり、カメラが捉えた内容に従って白いブロックがドット絵のように動的に浮かび上がる。2枚目の写真はカメラを構えている僕の姿が反映されている。面白いものもあったもんだ。 

来週の予定

クリスマスということでインドの人たちも楽しそうに騒いでいる。一方、僕は単身赴任で暇を持て余しまくってる。

 

僕の会社は来週一週間は年末休暇ということでお休みなのだが、こんな調子でバンガロールにずっといても暇を持て余して困るので、ずっと行きたかったケーララ州のマンナールに行ってみようと考えた。ここは山の奥にあって、紅茶畑と広大な森林で有名なのだ。

 

しかし、ホテルを探しても大抵のところはもうフルフルに埋まってしまっていた。動き出すのがあまりにも遅かった。いくらなんでもどこかは空いているだろうとタカをくくっていたら、本当にどのホテルも空いていない。高級ホテルから安宿まで、マンナールの中心から外れたところまで含めてざっと50ヶ所ぐらい見て回ったが本当に空いていない。

 

そんなことをしているうちに夕暮れになり部屋も薄暗くなってきた。どんよりした気分で計画を変更し、山ではなく海に行くことに切り替えた。そして、ついに海沿いのホテルで最後の空き一室というのを見つけ、小躍りしながら速攻で予約した。旅行の計画は遅くとも半年ぐらい前からきちんと立てておくべきですな。

帰ってきた

と言っても昨晩のことだけれども。荷解きしたらすぐ寝てしまった。出発するまでのクアラルンプール内のことは別途書く予定。

 

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着地した直後に、消灯してて薄暗い中をすぐ立ち上がって荷物を取り出そうとするインド人のおじさんと、それを鋭く咎めるシンガポール人のCAという光景が繰り広げられた。あぁ帰ってきたんだなぁと思った。