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独立記念日,その他

土曜日は洗濯をした以外は1日中寝倒してジョギング・ジムで筋トレをして終了。だいぶゆっくり出来たから明日はちょっとぐらい外出してみようか。

 

さて,ハイデラバード出張時のことをいくつか。

  •  プリペイドタクシー
    庶務担当さんの手違いというべきか僕の指示ミスというべきか,とにかく空港についてから出張先オフィスに向かうための車が手配されていなかったので,仕方なく自分たちでタクシーを見つけることにした。「タクシーか…変な所に連れて行かれて金をせびられたり身ぐるみ剥がされたりすると怖いですね」なんてことをHさんと話しつつ空港内を歩きまわっていると,「Prepaid Taxi」というものが見つかった。

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    f:id:amaken1976:20160814000333j:plain要するに,行く場所(地域)に対応する料金が予め決まっていて,窓口で行き先を申告すればそれに応じてタクシーを手配してくれるという仕組みなのだ。この地域が,たとえば「品川区2丁目」とかそれぐらいの分解能で決まっている。いや,もうちょっと大雑把かも。とにかくこれは便利だ。さっそく料金を支払おうとしたら,その場ではお金のやり取りは発生せず,代わりに↓のような領収書をもらった。

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    自分が行きたかった場所はGachibowliという場所で,だいたい1000円。高速道路をぶっ飛ばしても30分ぐらい乗ったので,そう考えると安い。
    途中で高速道路に乗る時,入り口で「金出してくれ」と言われた。えーマジか?勝手に肩代わりさせられてるのかな?と思いつつ,20ルピーぐらいだったのでまあいいやと思って出したら,その高速代のレシートを僕にくれた。要するにこれも出張費の精算対象にできるということだ。そういうことか。とても運転が荒いドライバーで,Hさんといっしょにヒヤヒヤしっぱなしだったけれど,特にトラブルもなく無事に目的地に着いた。着いたところで現金精算。ボッタクリも何もなく,レシート通りの代金を払って終了。

  • インド人の出社ペース
    自分が所属している会社は8:30始業開始だが,その時間通り(あるいはその前)に現れるのは日本人だけで,インド人はどんなに頑張っても10分ぐらい遅れる。普通は9時過ぎぐらいだ。まあ,それなら日本でもそんなもんかなという気はする。日本でもフレックスを使ってもっと遅く出社する人もいるだろう。
    しかし,毎回ハイデラバードに出張して滞在するパートナー会社のオフィスはそんなレベルではなく,10時を過ぎてもまだ廊下が薄暗くシ~ンとしていて,執務エリアもだいたい10%ぐらいの人しか来ていない。Hさんとの間で「来ませんね,誰も」「そうですねぇ,ほんと来ませんね…」という会話が毎朝繰り広げられる。Hさんはインド生活が僕より1年先で,ハイデラバードにも僕より遥かに多く訪れているのに,いまだに驚くみたいだ。まあ,そうだろうな。僕も1年後でも驚くだろう。やっぱり性根は日本人なのだ。
    で,11時ぐらいからだんだん人がたくさん現れてくるのだけれど,これまた4時過ぎぐらいから帰りたくてそわそわし始めている。5時にはもうリュックなりカバンなりを背負ってエレベーターに向かう人達が出始める。これで会社が成り立つんだろうか。それとも,僕らが見ていない(あくまでも訪問者なので会議室に常駐している)だけで,自分の席では日本人の何倍もの集中力と生産性で仕事を進めているんだろうか。あまりそんな気はしないのだが。

  • 独立記念日
    で,そんなほとんど誰もいない朝でも,なにやらごそごそと動いている人がいた。なんだろうと思ってトイレに行くときに観察していたら,風船や垂れ幕を飾ったりしている。そうだ,8月15日はインドの独立記念日なんだったっけ。つまり8月15日(月)は法定休日なんだった。忘れてた。

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    ガンジーはともかく,右隣の人は誰だろう?近くを歩いていた人に訊いたら「ネールだ」という。ねーる?と一瞬戸惑ったけど,すぐにピンときた。ネルーだ。恥ずかしながら,彼のファーストネームが「ジャワハルラール」というのは今回初めて知った。
    みんな幸せそうだ。今の若い人たちが「独立」ということをどこまで身近に感じているかは分からないけれど,とにかくインド人にとっては特別な日なんだろう。

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    職場の中もお祝いムード一色。従業員でも普通にパシャパシャ写真を撮っている人がいたので「撮っても大丈夫ですか?」と訊いたら「もちろん撮れ撮れ!撮ってやろうか?」という回答だったので,安心して(でも機密情報は映らないように最低限配慮して)撮ってみた。風船は国旗と同じ配色になっている。

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    f:id:amaken1976:20160814013614j:plainお昼は出張先の会社の食堂で毎回食べている。今日は独立記念日の意匠を凝らした催し物をやっていた。おそらく職場の従業員であろう人たちがDJ的なことをやりつつ,やはり職場の人たちがダンスを踊る。ボリウッド映画でも毎回ダンスシーンが出てくるように,インド人は本当に踊りが好きみたいだ。そして,スリムな人はともかく,デブい人たちも実に巧みに踊る。誇張でも何でも無く,つい陶然と見とれてしまうほどの技量だ。観客たちも大いに盛り上がる。こういう文化はとてもいい。明るくて一体感がある。


    f:id:amaken1976:20160814004455j:plain帰途に着くときのハイデラバード空港。こちらも独立記念日一色。今日からみんなお祭り騒ぎで,この日(12日)はみんなどこかに旅行なり里帰りなりをするのでとても混んでいた。日本もサンフランシスコ講和条約を結んだ日を独立記念日としても良いのではないかぁ,なんてことを帰りの飛行機の中で想った。

  • また,日をまたいでしまった
    バンガロールのケンペゴウダ空港に着いたら11時前ぐらい。Hさんのドライバーさんの車に乗せてもらい,先にHさんを降ろしてから僕の家に乗せていってもらう。これはいつもどおりなんだけれど,今日は独立記念日だけあって,僕の家の手前付近で大渋滞になっていた。ドライバーに訊ねると
    独立記念日だから,みんな旅行に行くんだ。里帰り(Going home)だ。」
    「みんなゴアとかそういうところにいくんだ」
    「日本じゃ夜の移動はしないのか?こっちはみんな徹夜で移動は普通だ」
    独立記念日は混むけど,この時間にここでこんなに混むのは僕も初めてだ」
    と教えてくれた。そのうちにピーポーピーポーとサイレンが鳴ってきた。なんだろうと思ったら,ドライバーが「Ambulance(救急車)だ」と教えてくれた。こんな渋滞ではどうしようもないだろうな,乗っている患者はたまったもんじゃないな,と思っていたら,途中でどう見ても単なる一般人っぽい人たちが二人ほど出てきて,周囲の車にワーワーと声を掛けたり指示をしつつ,うまい具合にスペースを作って救急車を先に進ませた。混沌としているなりに,何となくこうやって秩序ができあがっていく。まるで2chみたいだ。
    いずれにせよ,この混雑のせいで,普段通りのペースならギリギリ11時半過ぎぐらいには家に着いただろうに,結局12時過ぎになってしまった。でも,こうやってドライバーさんと話したり突発的なできことを観察するのも面白い。

と,いろいろありました。独立記念日のおかげで三連休だけど,インド人に聞くと「まあ,お祭り騒ぎだ。別に危ないことはないと思うけど,道は超混むし人もめちゃくちゃ多いから,外国人は外出しないほうがいいんじゃないか」とアドバイスをくれた。従うべきだと思うし,実際言われなくてもそうするつもりだったんだけれど,そこでビビって家にこもりっきりなのもあまりにケツの穴が小さい気がするので,ちょっとぐらい身近な場所には出て行ってもいいかなもなぁと思ったり,いやいやそうやって油断すると変な騒ぎに巻き込まれたりテロ組織に拉致られて日本の新聞の1面を飾ったりするんだろう,なんて思ったりもする。うーむ,悩ましい。