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部屋オーナーと飲み

年末年始の休暇で日本に帰国したことは以前の記事で書いたとおりで,その後2017年1月4日に戻ってきたので,この土日に気合いを入れて日記の追いつきをしようと考えていたのだが,今日の出来事が強烈過ぎたので書くことにする。

 

さて,実は日本への出発直前にまた鳩が洗濯機のあるバルコニーに迷い込んでくるという事件があった(これはその日の日記で触れる予定)。残念ながらこんなものに関わっている時間がなかったので放置して出発したのだけれど,10日近い日本滞在中に,たとえば鳩が外に出る方法を見つけられずにバルコニーで餓死して腐敗でもしていたら最悪だな…という懸念をずっと持っていた。だってそれぐらいアホなんだもんあいつら。入ってきたところから出ていけばいいものを,自分がどこから入ってきたかをまともに憶えてないのだ。これがまさに三歩歩けば忘れるという「鳥頭(とりあたま)」というやつだろう。

それでも日本滞在中はすっかり忘れていたのだが,いざ帰る段になって,空港で飛行機を待っている最中に不意に鳩のことを思い出して鬱な気分になったりもした。

 

そして,ドキドキしながらバンガロールの自宅にたどり着くと,果たして鳩はまだそこにいた。しかも二羽。まあ死んでなかっただけマシか…と思いきや,もうバルコニーの床も洗濯機の表面も一面糞まみれで,長旅の疲れがドッと湧く。この野郎と思いながら鳩を叩きのめしてネットの隙間から外に追い出す。隙間には改めて牛乳パックやらなんやらを詰め込んで,今度こそ本当に人間の指ぐらいしか隙間がない状態にしてやった。その後,1時間ぐらい掛けて洗濯機を綺麗に磨いた。

 

それにしてもこいつらどこから入ってきたんだろうな…と考えながら周囲を改めてつぶさに観察すると,じつはけっこう隙間や穴が多いということに気がついた。また,鳩はかなり好奇心が旺盛らしく,ちょっとした隙間があれば臆せず首を突っ込んで中に入ってくるということも,よくよく他の家のベランダを眺めていて気がついた。

さすがにこうなると僕の手には負えないので,会社の昼休みの時間に部屋のオーナーに電話してなんとかせよと依頼する。オーナーは「分かった。対応できるやつに話をして,そちらに視察に行く」という。

 

ここまではいい。

 

で,どうせインド時間で1週間後とかになるんだろうと頭から決めてかかり,このことをすっかり忘れていたら,なんとその日の夕方7時ごろにオーナーから電話が掛かってきて,「いま近くに来ているから,これからお宅に行くが良いか?」と言ってきた。うわマジ?早すぎ!と思いつつ,断る理由もないのでOKしたら,本当に5分ぐらいで来た。オーナーのおっちゃんと,その部下らしき若い男の二人組だった。土足で家に上がろうとしたが,僕が玄関に靴を全部脱いでいるのを見て,状況を察してふたりとも靴を脱ぐ。ここまでもまだいい。

 

問題は,現場を視察する時だ。バルコニーは先述の通りの状況なので,僕は外履きのスリッパを常に履くようにしているのだが,あいにくその二人用のものは準備していない。どうしようかと思っていたら,なんとふたりとも裸足の素足のままベランダにズカズカ踏み入ってきた。うわーインド人すげぇなぁと思っていたら,その後ふたりともその鳩の糞を踏みまくった状態の素足で,堂々と部屋の中に戻っていった。最悪…。

 

問題はすべて分かったということで,明日(土曜日)に対応できるものをよこしてくれるという。よかったよかった,一件落着。

 

と思っていたら,「せっかくなので用事がなければこれから飲みにいかないか?」と誘われた。正直なところ面倒で面倒で困ったなぁと思ったけれど,断る理由をとっさに切り出せなかったので,「行きましょう」とにこやかに(←うわっつらだけ)答えて一緒に行く。場所はDistrict 6にした。なんとなくホームっぽい気がしたから…,

そこで2時間近く呑んだのだけれど,オーナーは寡黙であんまり喋らないし,若いほうは饒舌で話好きだけど,もともと英語がメロメロなうえに酒が入るほどにヒンドゥー語混じりになって何を言っているかさっぱり分からないことのほうが多かった。

(若い女の子を見て「インドのガールはセクシーだろ?」「セクシーさも二種類あって,スウィートとスパイシーがあるんだ」「あそこの娘はスウィートか,セクシーか?」みたいな下卑たことばかり言ってきやがる)

 

ひたすら二時間を耐えて,最後はもうこちらもベロベロに酔ったふりをして無理やり会計に持ち込んで終了にした。そういうわけで身も心もクタクタですが,これは記録しておきたい。ということで今書いてます。

 

社交性とは無縁な僕には,外交官とかプレゼンターとかそういう職業はまったく向いていないと身に染みました。