綿のベッドカバー

2〜3週間ほど前に最寄りのBig Bazaarに行って、ベッド用品やタオルが売っている4階フロアで399ルピーぐらいの安いベッドカバーを2つ買ったのだが、そのうちの一つを敷いてみたら材質が綿でなかなか肌触りが良く、模様や色使いも程々にエキゾチックな感じですこぶる使い勝手が良い。これは安くて良い買い物だったなと相棒と話していたのだが、もう一つ側のほうを開けてみると内側に大きく汚れが着いていた。僕はそういうものなら、一度洗うなり、それでも耐えられなければバスマット代わりにするなり、切ってボロ雑巾代わりにするなりして適当に対処してしまうのだが、相棒はこういうことが許せない性格だ。レシートなんてとっくの昔に捨ててしまっているが、なんとしても今日交換してもらうのだと言って鼻息荒く二人でBig Bazaarに乗り込んだ。正確に言うと、鼻息が荒かったのは相棒のほうであって、僕は牛乳とかスパイスとかの買い物をすることしか頭になかった(自分でチャイを作るのにハマっているので…)。

 

で、僕がボサッと別の商品を眺めている間に、相棒が頑張って店員に説明して、なんとか別の商品と取り替えるという話にこぎつけていったのだが、そこで別の商品を袋から出して確認させてもらうと、取り替える前のやつよりもさらに激しく汚れていたうえに、どう見ても鳥のフンとしか思えないものがあからさまに付着していた。これは万事適当な僕から見てもさすがに酷すぎる。店員さんもさすがにこれはアカンだろうと思ったらしく、苦笑しながら絶句していた。そんな感じで2〜3枚ぐらい見て回って、やっっとこれなら大丈夫だろうというレベルのものを見つけたので、それと交換してもらうことにした。

 

交換してもらうことにしたといっても、単に現場ですべて決着してそれを店の外に持ちだせるわけではなく、サービスカウンターに行って所定の手続きを踏む必要がある。そこでサービスカウンターに行き、相棒がまた全力でカウンターのお姉さんにあれこれ説明して、なんとか手続きは完了した。なお、相棒が交渉している横で、何組もの老若男女のインド人が次々に押し寄せて、それぞれ自分が買った品物についてクレームを付けてはカウンターの人と激論になっていた。実にインド的な風景だなぁと思いながら、その間、僕は適当にスパイスとかを見て回って時間を潰していた。カルダモンとかクローブとかシナモンとか、インドでも結構高いですな。もちろん日本で同じ量を買うのに比べると圧倒的に安いのだが。

 

昼メシもBig Bazaarの中の地上階奥にある軽食屋で済ませようと思ったのだが、現金しかダメと言われ、カードしか持ってこなかった今回はパス。

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帰りがけにOrion Mallのフードコートでカレーを食べて家に帰りました。例によって滝汗まみれになりました。

 


 

さて、上記の通りその場で開けて中身をサッと点検する必要はあるのだが、そのひと手間を我慢すれば、棉のベッドカバーはやはり相当お買い得な一品だと思う。我が家にもともと備品として付いていたキングサイズベッドを楽々とカバーできる大きさ・綿の気持ち良い肌触り・丈夫さ・日本人にもそこまで抵抗のない模様、ということを考えると、これで399ルピーは安い。日本に戻るような時には4つか5つぐらい買って帰りたいぐらいである。手織り(handloomed)と書いてあったので、それを信じるならきっと地方のオジサンなりオバサンなりが作っているんだろうから、きっと工場的な品質管理は期待できないはずで、鳥のフンだとか表面の汚れとかは、もうそういうものだと割り切るべきだろう。